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英会話が成り立つ!これだけ英語フレーズ20選

これだけ!英会話

英会話を楽しみたい方のための連載「これだけ!英会話」。「楽しく、ためになる」授業や企業研修に定評のある、東洋英和女学院大学教授の高橋基治さんに、これだけ押さえれば英語で意思疎通できるというポイントを教えていただきます。第4回のテーマは「語彙・フレーズ」です。

相づちが打てればまずはOK

英語がスムーズに口から出てこない初級者が英会話をするときに、まず最初に覚えるといいことは何だと思いますか?それは「相づち」です。相手のある会話で意外と大事なのが、この相づち(合いの手)なのです。相づちが打てれば会話を続けることができますし、「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」というサインにもなるからです。

そこで、使えると便利な相づちを紹介します。どれも短く、簡単な単語が使われているものばかりですので、覚えていつでも引き出せるようにしておきましょう。

感想を伝える相づち

That's great.

いいですね。

That's wonderful.

素晴らしい。

That's amazing.

すごいですね。

That's interesting.

面白いですね。

That's too bad.

残念でしたね。

That's incredible.

信じ難いです。

That's terrible.

ひどいですね。

確かめる・聞き返す相づち

Really?

本当?

Are you sure?

それ確かなの?

Is that so?

そうなんですか?

No kidding.

まさか。

You must be joking.

冗談でしょう。

I can’t believe it!

信じられない!

同意する相づち

That's right.

そうですね。

That's true.

本当にそうですね。

Indeed.

確かに。

Maybe.

かもね。

I see.

なるほど。

I agree.

同感です。

I know how you feel.

その気持ち分かります。

相づちで沈黙を防ぎ、相手に話してもらう

第2回で、英語社会では「沈黙は禁」と書きました。英語圏の人たちは沈黙が苦手です。黙っているとすぐしゃべり出して、「間」を埋めようとします。人が場を共有する際は何らかの言葉のやりとりがあって当然と考えているからです。これに慣れないとなかなかスムーズなコミュニケーションは取れません。とにかく声に出して意思表示することが大切です。

そこで重要なのが、相づちです。相づちを上手に打てるようになれば、こちらからあまり話さなくても相手とやりとりが可能になります。

ただし、これも第2回で述べましたが、分かった振りは厳禁です。「分かりません」と素直に言いましょう。「分かりません」「ゆっくり言ってください」「英語は初心者です」の3つを覚えておけばよかったのでしたね。とにかく、黙ってしまわないことです。

というわけで、相づちが意外と大事ということがお分かりいただけたでしょうか。人が使っているのをよく観察して、まねしてどんどん使ってみてください。

自分だけの英語フレーズ集作り

次に、英語でいろいろ表現できるようになりたいけれど、どうすればいいのか分からない人におすすめなのが、自分が起きてから寝るまでの一日の行動や気持ちを英語にする練習です。

最初は、I(私)を主語にして、現在形を使い、例えば次のように英文を作っていきます。

I wake up.

朝、目が覚める。

I get out of bed.

ベッドから起き上がる。

I make some coffee.

コーヒーを入れる。

行動だけでなく、そのとき心に浮かんだこともできる範囲で加えてみるといいでしょう。例えば次のような感じです。

It’s a beautiful day today.

今日はいい天気だなー。

I’m still sleepy.

まだ眠いな。

インターネットを先生代わりに英文チェック

自分の一日を英語で表現する練習でのポイントは、何て言うんだろうと思った表現があれば、その場でインターネットで調べるか、メモっておいて後で調べるようにすることです。検索すれば大抵すぐに見つかります。

調べ方は、検索窓に調べたい表現を日本語で入力して、スペースを空けて、「英語」と入れるだけ。たくさん関連サイトが出てきます。その中でも、「Weblio 翻訳」、「英辞郎on the WEB」、「DMM英会話なんてuknow?」などはおすすめです。

英語が流ちょうな人に自分が作った英文を添削してもらいたい場合は、「italki」の無料機能「Notebook」などが便利です。

italki

フレーズ集を使って一人英会話をしよう

こうして自分だけの表現集を作ってしまえば、人は毎日かなり同じような行動をしているものなので、学習した表現を思い出して言ってみる機会に数多く恵まれるはずです。一人英会話ですね。こうやって蓄えた表現は、実際に人と英語を話すときに大いに役立ってくれます。早速、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

参考用に、起きてからのめぼしい表現をここに挙げておきます。英語で独り言をぶつぶつ言ってみてください。

起床後の行動を表す英語フレーズ

I have breakfast.

朝食を取る。

I brush my teeth.

歯を磨く。

I take out the garbage.

ごみを出す。

I brush my hair.

髪をとかす。

I put on my makeup.

化粧をする。

I change into my business suit.

スーツに着替える。

I lock the door.

ドアに鍵を掛ける。

起床後の考え・気持ちを表す英語フレーズ

It’s time to get up.

起きる時間だ。

It’s cold this morning.

今朝は冷えるなー。

Mondays always get me down.

月曜日はいつも気が滅入る。

Coffee gets my head straight.

コーヒーを飲むと頭がシャキッとする。

I’m late. I’ve got to hurry up.

遅れてる。急がなきゃ。

基本動詞を使いこなせると表現の幅が広がる

最後に、英語圏で「使われている英語」の実態を紹介します。

英語の映画12本をコーパス(データベース化された言語資料)にして、頻出動詞トップ5を調査したデータがあります(『英語教育における語彙習得―発話動詞の分析』阿部 一 他 著、南雲堂)。結果は次の通りでした。

1位:have、2位:get、3位:know、4位:do、5位:go

同じように、生きた言葉のデータベースとして知られているBNC (British National Corpus) を使った類似の調査報告では、次のようになりました。

1位:have、2位:do、3位:say、4位:go、5位:get

これらを見ても分かるように、ランキング結果に多少の違いはあれ、上位の5つはどれも中学校で習う基本単語ばかりです。日常生活で使われる英単語のおよそ80パーセントは日本の中学校で習う単語だと言われています。特に話し言葉では、その傾向が顕著だと言えます。

以前、筆者が旅行でアメリカに行ったとき、空港からホテル到着後すぐにテレビをつけたところ、getのオンパレードでした。例えば、車に乗りながら女性が話している場面では、次の表現が耳に飛び込んできました。

get behind the wheel(運転する)

get your seat belt on(シートベルトを着用する)

つまらなそうなのでチャンネルを変えると、今度はカップルがいちゃついているような場面。男性がいきなり女性を押し倒して上に。そのとき怒った女性が言ったせりふがこれです。

Get off me!

ちょっと、どいてよ!

その後の展開が気になりましたが、またすぐチャンネルを変えると、今度は地元にある大学の夜間プログラム入学案内のコマーシャル。最後の決めぜりふが次のものでした。

Get in, Get out, Get ahead

入学して、卒業して、成功しよう

すごく耳に残るせりふで、リズムも語呂もいいですね。

感心しながらさらにチャンネルを変えると、今度は実録の、警察での取り調べのシーン。そこには仲間7人を銃で殺害(gun down)した少年犯がいます。顔もバッチリ映っていて、生々しい。そして、警察の厳しい尋問にも、I don't know.としらを切って白状(come clean)しません。数時間後、という表示が出て、警官が取調室から出てきながら、「やつがもうすぐ自供しそうだ」と興奮気味に叫びました。そのせりふがこれです。

He's gonna get it off his chest.

言わないでいたことを胸の内から表に出すという動きが感じられ、「心情を吐露する」という意味合いがうまく伝わる表現です。

とまあ、出てくるは出てくるは、基本動詞のgetが大活躍でした。

映画から基本動詞の使い方を仕入れる

このテレビ番組の例に見られるように、話し言葉では簡単な基本動詞で動作や状態に関してかなりのことを表現できます。これらの単語は、日本の多くの英語学習者が、すでに知っているにもかかわらず、多義語ということもあり、十分に使い切れていないのが実情ではないでしょうか。ここを強化していくのも英語での表現力アップにつながります。

そこでおすすめは、スクリーンプレイ社から出ている映画のシナリオの本を使った学習です。映画を見ながら学習すれば、文字と映像の両方から学べるので、記憶の定着に役立ちます。映画を選ぶ際は、次の点に気を付けて選びましょう。

(1) 何度見ても飽きない

(2) 語彙が自分にとって難し過ぎない

(3) 日常生活のシーンが多い(アクションや専門用語の多い法廷ものなどは避ける

使う映画を選んだら、自分が気に入ったシーンだけでいいので、そこをピックアップして、使われている動詞に注目しましょう。そして、have、get、giveなどの基本動詞が「どんな場面」で「どんなふうに」「どういう意味」で使われているのかを観察してみるのです。その際、該当箇所に色を付けたり、自分なりのコメントを書いたりして、あとで何度も読み直すことができるような工夫をするといいでしょう。なお、シーンを思い浮かべながら、役になり切って声に出して何度も言ってみることも忘れずに。

英語の「語彙・フレーズ」におすすめの本

「スクリーンプレイ」のラインアップは、ウェブサイトで見られます。

実際に使われている英語表現を知るには、海外ドラマもおすすめ。「留学経験なし、英会話学校にも通わず、英検1級・TOEIC満点を取得した人気ブロガー」が教える海外ドラマを使った英語学習法の本です。

海外ドラマDVD英語学習法 日本で、自宅で、一人で、ここまでできる!

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高橋基治さんの本

マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編

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マンガでおさらい中学英語

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マンガでおさらい中学英語 英文法マスター編

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高橋基治

高橋基治(たかはし もとはる)
東洋英和女学院大学教授。専門は英語教育。「楽しく、ためになる授業」は教育機関や一般企業から講演依頼が絶えない。ビートルズがきっかけで英語の世界へ。国連英検特A級の面接官、英語ナレーターとしても活動。著書に『マンガでおさらい中学英語』シリーズ(共著、KADOKAWA)他多数。

編集:GOTCHA!編集部