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海外人気アニメ「ザ・シンプソンズ」に学ぶ使いたくなる英会話フレーズ10

海外人気アニメ「ザ・シンプソンズ」に学ぶ使いたくなる英会話フレーズ10

日常英会話で使えるフレーズを増やしたいときに、もってこいの学習法!それは、アニメ「ザ・シンプソンズ」のちょっとクレージーなキャラクターが使う生きた英語表現を、まるごと真似してしまう方法です。「ザ・シンプソンズ」には笑える表現や使ってみたくなるフレーズが満載です。この連載では3回にわたって3つのストーリーを紹介します。3回目は、ホーマーがテレビ出演したお話です。

「ザ・シンプソンズ」とは?

前々回の記事をご覧ください。

登場人物

シンプソン一家はアメリカにある架空の街スプリングフィールドに住む典型的な中流階級の一家です。

Homer Simpson(ホーマー・シンプソン)

一家の主。仕事は、スプリングフィールド原子力発電所の安全検査官。性格は天然で、少しおかしいところもあるが、冗談好きな明るい性格。口癖は、D'oh!(なんてこった)

Marge Simpson(マージ・シンプソン)

ホーマーの妻。アメリカの典型的な主婦像を具現化したかのような女性。

Bart(バート)

10歳の長男。トラブルメーカー。

Lisa(リサ)

長女、バートの妹。8歳にしては早熟。

Maggy(マギー)

次女。おしゃぶりをくわえていて、会話はしない。

Abraham (エイブラハム)

ホーマーの父。愛称はエイブ。嘘くさい長話をする。

Kent Brockman(ケント・ブロックマン)

地元テレビのメインニュースキャスター。

Ned Flanders(ネッド・フランダース)

シンプソン一家の隣人。敬虔(けいけん)なキリスト信者。

他にもホーマーの仕事仲間、家族の親類とその友人、バートの学校の教師たちや町の有名人などが登場します。

さっそく動画を見てみよう!

Homer on TV talk show のあらすじ

ホーマーは家族でドライブ中にアイスクリーム屋に立ち寄ります。ホーマーはアイスクリームを買うと、店員に「カップにする?それともコーン?」と聞かれます。コーンを選んだホーマーは、この店100万人目のアイスクリームコーン購入者となり、店内が祝福モードに!

さらに、地元のニュースキャスターのケント・ブロックマンが番組にホーマーを招待します。ところが番組中、ホーマーがケントに熱いコーヒーをかけてしまうハプニングが起こります。ケントは突然の出来事に、とんでもなく下品な言葉を言ってしまいました。

そしてこのことが、大変な事態を招くことになります。

日常会話で使えるクレージーな英語フレーズ10

1.Don’t you love that clean mouth feeling?(口をさっぱりさせたくない?)

Marge: Don’t you love that clean mouth feeling? 

口をさっぱりさせたくない?

Homer:  Sure do. Let’s go get ice cream.

そうだね。アイスクリーム屋に行こうよ。

(動画00:01~)

脂っこいものを食べたあとに、さぱりとしたデザートが欲しくなりますね。そんなときに使えるフレーズです。そして、「何かをしたくない?」と聞かれて「そうだね」と同意するときには Sure do. 短いので使いやすそうですね。

2. I’m gonna glue my mouth shut with ○○.(○○を食べたら静かにするよ)

Bart:  I can’t wait to get the freshness out of my mouth.

口をさわやかにするのが待ちきれないよ。

Homer: I’m gonna glue my mouth shut with butterscotch.

バタースコッチ味のアイスを食べたら静かにするよ。

Marge: [sigh] Yay!

(ため息)やったね!

(動画00:06~)

ホーマーも、息子のバートもアイスクリームが食べたくて仕方がありません。ホーマーはバタースコッチ味のアイスを食べたら静かにすると言っています。keep my mouth shut (口を閉じて静かにする)という表現がありますが、glue(のり付けする)my mouth shut with butterscotch と言うと、さらにしっかり口を閉じる印象になりますね。

3.I’m on a bit of a health kick.(健康生活全般に凝っている)

Homer: I’m on a bit of a health kick, so I’ll take the low-fat vanilla, with the following mix-ins: Snickles, Gooey Bears, Charlottesville Chew, Nice & Many, Kat Kit, Herschel Smooches, Mrs. Badbar and Milk Dudes. 

健康生活全般に凝っているんでね、だから低脂肪のバニラにしておくよ。それに今から言うのを混ぜてくれ。スニックルと、グーイーベアと、シャロッツビルチューと、ナイスアンドメニーと、カットキットと、ハーシェルスムーチズと、ミセスバッドバーとミルクドゥードゥズ。

(動画00:20~)

health kick は健康生活全般に凝るという意味です。健康生活を見直したときに使ってみたいフレーズですね。ホーマーの場合、低脂肪のバニラを注文したところまではよかったのですが、さまざまな甘いお菓子を混ぜてしまっては台無し!また、health 部分を置き換えれば、I'm on an electronic gadget kick.(電子小道具にハマっている)など何かハマっていることを説明できますね。お菓子の名前はKat KitKit Kat)などすべてアメリカのお菓子のパロディーです。

4. I’ll go for the cup.(カップに決めた)

Manager(支配人): Congratulations! You just purchased the one millionth ice cream cone sold by this store.

おめでとうございます。あなたで、ちょうど100万個目のアイスクリームコーンが売れました!

Homer:  Oh, my God! This is amazing! ... Wait. I’m going to be driving. I’ll go for the cup.

おお、神よ!なんとすばらしことだ。待てよ、運転しなきゃいけないんだから、やっぱりカップにするよ。

Bart:  Dad! 

パパ!
Homer:  Fine, cone.

分かったよ。コーンにします。

(動画00:44~)

ホーマーは100万個目のアイスクリームコーン購入者として祝福されたのに、カップに変更しようとするなんて、ホーマーはやっぱり変な人ですね。 I'll go for 〇〇. は、買い物をするときの「〇〇に決めた」という言い方です。 I'll take the cup. や I'll go with the cup. などと同じように使います。

5.That’s me.(それは私のことです)

Kent Brockman(ニュースキャスター): Tonight, on Smartline, a provocative discussion of the Middle East … will not be featured. Instead, we’ll be talking to a man who bought an ice cream cone.

今夜、スマートラインより中東についての示唆に富む議論・・・は紹介されません。代わりに、アイスクリームコーンを買った男性と話します。

Homer:  That’s me.

それは私のことです。

(動画01:01~)

なんでもないことでもニュースに仕立てる能力がある地元テレビのニュースキャスター、ケント・ブロックマンが、テレビでホーマーを紹介する場面です。That's me. は、文字通り「それは私のことです」という意味です。自慢したいときにドヤ顔で言ってみましょう。

6. Let’s just get through with this.(これを済ませてしまいましょう

Kent Brockman(ニュースキャスター): Of course, that has nothing to do with the fact this station and the ice cream company are owned by the same

corporation but I digress. All right. Let’s just get through with this. Ah, Mr. Simpson, tell us how it felt when you bought the fateful treat.

もちろん、それは当テレビ局とアイスクリーム会社の親会社が同じこととは関係ありませんが、ちょっと寄り道します。ともかくこれを済ませてしまいましょう。ああ、シンプソンさん、あなたが運命のお菓子を買ったときの感想を教えてください。

(動画01:11~)

get through with ~ で、「~を済ませる」という意味になります。Let’s just get through with this. は、さっと終わらせてしまいたいときに使える表現です。番組が予定変更となり、代わりにホーマーへのインタビューを行うのですが、ケント・ブロックマンは、これをさっと済ませてしまいたいようです。

7.What did I miss?(何があったの?)

Marge:  What did I miss?

何があったの?

Lisa:  Kent Brockman said a horrible swear!

ケント・ブロックマンがすごく下品で汚い言葉を言ったの!

Marge:  Which one?

どの?

(動画01:32~)

ホーマーがテレビでインタビューに答えています。大きな身振りを交えたときに、コップに入った熱い飲み物がキャスターのケント・ブロックマンにかかってしまいます。するとケント・ブロックマンはとっさに、下品で汚い言葉を言ってしまいました。マージは、ちょうどその場面を見逃したため、子どもたちに、何があったのかを聞いています。テレビなどで見逃した場面があったら、What did I miss? と聞いてみましょう。

8. No one heard my filthy faux pas.(誰も私の失言を聞いていなかった)

Kent Brockman(ニュースキャスター): No one saw my show. So, no one heard my filthy faux pas. My career is safe.

誰も私の番組を見ていなかった。つまり、誰も私の失言を聞いていなかったということになる。私は仕事が続けられる。

(動画02:29~)

ケント・ブロックマンは、番組で失言について謝罪した後、街で通行人に意見を聞いてみようとするのですが、誰も番組を見た人はいないようでした。faux pas には「過ち・失言・不作法」という意味があります。自分が失敗したときに、誰も気が付いていなさそうだと思ったら、そっとつぶやいてみましょう。 

9. not out of the woods yet安心するのはまだ早い)

Lisa:  I’m not sure Brockman’s out of the woods yet. There are a lot of religious watchdog groups out there. “Keeping the world safe from the horror of free expression.”

ケント・ブロックマンはまだ安心できないわね。世の中には宗教ががった監視団がたくさんあるからね。「自由表現の恐怖から世界を守る」みたいな、ね。

Bart:  You mean, there are losers who spend all day watching TV looking for stuff to complain about? Who would be lame enough to do that?

一日中テレビの前で言いがかりの種を探している負け組がいるってこと?誰がそんなださいことをするっていうんだい?

(動画03:13~)

ケント・ブロックマンの失言は甚大であったため、番組を降板したとしても問題はまだまだ安心はできない状態です。not out of the woods yet は、直訳するなら「まだ森を抜け出していない」、つまり「まだ危機を脱したわけではない」という意味です。out of the woods なら、「困難を脱して、危険を免れて」という意味になります。ぬか喜びしそうなときに We’re not out of the woods yet. と言ったら冷静になれるかも。

10. First thing’s first.(大事なことを優先する

Children:  Daddy, we think you need a new mommy.

パパ、私たちは、パパに新しいママが必要だと思うわ。

Ned Flanders(隣人):  First thing’s first.

こっちがまず先だ。

(動画04:22~)

優先させたいことがあるときに、使えるフレーズです。ホーマーの隣人ネッド・フランダースは、ケント・ブロックマンの失言があった番組の録画を見てしまいました。ネッドは信仰心が厚く、「神がもっとも好ましからざる言葉がテレビで放映された」と、オンラインでキリスト教徒兵士たちに呼びかけます。その様子を心配したネッドの子どもたちが、父親を心配して「パパには新しいママが必要だ」と言う場面です。

 

さて、いかがでしたか?この動画のストーリーを見て笑いましたか?笑っているときはリラックスしているから、英語もインプットしやすいですよね。気になる英語フレーズは、動画を繰り返して見ているうちに、きっと覚えられますよ。自分を解放して、クレージーな英会話フレーズを日常で使ってみてはいかがでしょう。

文・構成:増尾美恵子