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「遊ぶ = play」ではない!?「遊ぶ」の英語での言い方

「遊ぶ= play」ではない?

北九州市立大学で教員として学生に英語を教えているアメリカ人のアンちゃんが、「日本人がよく間違える」英語の表現を解説するコラム。知っているようで意外と知らない英語の表現を楽しく学びましょう。

15年間の大学教員生活でわかったこと

私は20年近く前に日本に来て、北九州市立大学で15年間、学生たちに英語を教えています。だから、「どういう単語は理解しやすく、どんな間違いをしがちか」など、なんとなく日本人の英語のクセがわかってきました。

例えば、学生たちは、definitely という単語を知らないことが多いです。私が教えると大抵、「その単語初耳!」みたいなリアクションがあります。

definitely は、「もちろん」や「絶対に」などの意味がある単語です。sure 、certainly などは知っているけど、definitely を知っている学生は少ないのです。

definitely は、バリいい単語バイ!知ってほしい!

I am definitely gonna go to Europe this summer.
今年の夏に、絶対にヨーロッパに行くバイ。

Are you coming to the party tomorrow?
明日のパーティーに来る?

Definitely.
もちろん。

「もちろん」と言いたいときに、「Of course.」ばかり使っていませんか?今度、そういう場面があったら「Definitely!」も使ってみてね。

本コラムでは、直訳ミスや、文法ミスなど、私の15年の経験から培った「日本人が間違いやすい英語」について教えるバイ! 

play = 遊ぶ でいいの?

今回のトピックは、play の使い方です。日本語の「遊ぶ」をどう英語に訳したらいいか、を教えます。この単語の使い方がわかれば、他のことを忘れてもいいくらい覚えてほしい!頑張ろう!

日本語の「遊ぶ」は、子どもからお年寄りまで使う単語です。「遊ぶ」「遊ぼう」「遊びたい」など、日本人の日常生活での会話によく使われていますね。

直訳すると、もちろん「遊ぶ」は play なのですが、いつでも、誰でも使っていいわけじゃないバイ。

そもそも、「遊ぶ」の意味の play は小さい子どもがよく使う単語で、大人はあまり使いません。

Mommy, can I play with my friends? Please!!
お母さん、友達と遊んでいい?お願い!

このような使い方は正しいです。

ただ、中学生くらいになってくるともうあまり使いません。代わりに、hang out か spend time を使う方が自然です。意味は同じですが、hang out はちょっと若者っぽいかな。でも何歳でも使っていいと思います!私は44歳だけどよく使うバイ!

例文を見てみましょう!

I hung out with my friends all weekend, so I haven’t done my homework yet. I’m in trouble.
週末、ずっと友だちと遊んでいたから、宿題をまだやっていない。マジヤバい。

I want to spend time with my family tonight, so I am not going to go to the party.
家族との時間を過ごしたいから、今夜のパーティーには行かない。

I spend time with my boyfriend every day, but I never get tired of him.
毎日彼氏と遊ぶけど、全然飽きない。

spend time は「遊ぶ」の意味や、「時間を過ごす」という意味があります。文法上、spend time の後には必ず、誰と過ごしていたかを言う必要があります

× I spent time this weekend.
○ I spent time with my boyfriend this weekend.

文法のミスには、意味は通じるけど不自然だなぁ程度のものから、コミュニケーションが取れなくなるほど大きなものまでいろいろあります。

play の使い方のようなミスは、大人が間違えて使うとヤバいです(笑)。それは、play には、性的な意味もあるからです。

例えば、男性が英語圏に行ってかわいい女性と友だちになり、彼女に

Hey, do you want to play with me sometime?

と言ったら、ビンタされる可能性が高いです。

この言い方は止めて、代わりにこう言いましょう。

Hey, do you wanna hang out sometime?

Hey, do you wanna get together and do something sometime?
ねぇ、今度遊びに行かない?

外国人だということをわかってくれる人だったらいいけど、必ずしもそうとは限らないですからね。

上の例文で書いたように、get together、get together and do something もよく使います。ちょっとオシャレな言い方です。

Hey, we should get together sometime! I feel like I haven’t seen you in forever.
今度遊ぼうよ!ずっと会っていないような気がする。

I am getting together with a friend from high school tomorrow. We haven’t seen each other in ten years.
明日、高校のときの友達と遊ぶの。もう10年会っていない。

get togetherは「集まる」の意味もあるから、気をつけてね。

例えば、

Let’s get together everyone in the neighborhood to talk about the summer festival.
近所のみんなで集まって、夏祭りについて話そう。

アメリカ人はコーヒーが大好きなのですが、そのコーヒー愛がわかる英語の慣用句で、「遊ぶ」の言い方があります。 それは、Let’s get coffee sometime! です。(Let's get together for coffee! でも、Let's get coffee sometime! でも◎)

意味は、「会ってコーヒーを飲みながらお話をすること」で、「遊ぶ」に近い感覚で使われます。日本人は「お茶しようね!」と言うけど、アメリカだと「コーヒーしようね!」になります(笑)。おもしろくない?文化の違いはよく言葉の使い方に出て来ます。

ちなみに

大人でも、play を使う場合があります。それは、ふざけているときです。

例えば、

My girlfriends and I am going to play this weekend!
We will get manicures, stay up all night, and eat ice cream!I can’t wait!


今週末、友達と遊びまくるバイ!ネイルをしたり、アイスクリームを食べたり、徹夜する!待ちきれない!

こんな感じ使います。実は、私は44歳になったけど、たまに親友とこういうふうに遊びます(笑)。やっぱり、何歳になっても、お泊まりパーティーは最高!

まとめ

最後に、「遊ぶ」のいろいろな言い方の例文をまとめたので、おさらいしてみましょう。

I have a test tomorrow, so I can’t hang out today.
明日テストがあるから、今日は遊べない。

I like spending time with my mom. We have a great time together.
お母さんと過ごす時間が好きだ。いつも楽しいからさ。

My kids play with their friends in the park every day.
子どもは、毎日公園で友達と遊んでいます。

“Let’s get together this weekend!”
今週末、遊ぼう!

I am having coffee with my bestie this morning. We haven’t seen each in a week!
今朝、親友とコーヒーを飲みに行く。1週間も会ってない!

わかったかな?今回のポイントは、「遊ぶ」の使い方です。大人が普通に play を使うとすごく幼い印象を受けます。しっかりしている大人だと思われるように、場にあった表現をチョイスできると良いですね!

Let’s get together sometime for coffee. と言ったら、バリカッコイイと思われるバイ!

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アン・クレシーニ

文:アン・クレシーニ Facebook
アメリカ生まれ。福岡県宗像市に住み、北九州市立大学で和製英語と外来語について研究している。自身で発見した日本の面白いことを、博多弁と英語で綴る「アンちゃんから見るニッポン」も更新中!

編集:末次志帆