英語プレゼンでのグラフと図の説明方法を効果的にマスターしよう!

英語圏でのプレゼンテーションにおいて、グラフや図を使った説明は重要です。英語プレゼンの達人・愛場吉子先生が、グラフや図を効果的に説明する方法をわかりやすく指導します。プレゼンの際に相手に伝わる話し方のコツや英語表現を学びながら、効果的なプレゼンスキルを身に付けましょう!

皆さんこんにちは!ビジネス英語研修Q-Leapの講師、愛場吉子です。前回の「プレゼンで必須!ビジネス英語で数字や金額を効果的に表現する方法」は、たくさんの方々から「役に立った!」とうれしい感想をいただきました。ありがとうございました!

さて今回も、プレゼンで非常に多く出てくる大事な表現をお伝えしていきますよ! グラフや表、図などを使った英語での説明方法をご紹介します。

グラフや図の英語名称をマスターしよう

まずは、各グラフや表の英語での呼び方を確認いたしましょう!

棒グラフ

棒グラフはbar graphと言います。barは「棒」のことです。

円グラフ

円グラフはパイのように丸い形をしていることからpie chartと言います。

折れ線グラフ

折れ線グラフはline graph、line chartと言います。lineは「線」を表します

写真

写真はpictureと言います。これは簡単ですね。

表はtableと言います。listやchartと呼ばれることもあります。

図形

図形はdiagram、figureと言います。あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。

縦軸と横軸の説明方法を確認しよう

棒グラフや折れ線グラフでよく出てくる縦軸と横軸の説明です。縦軸はvertical line、横軸はhorizontal lineと言います。

The vertical line shows the number of participants and the horizontal one shows the locations.
縦軸は参加人数を表し、横軸は場所を表しています。

目的を果たすために図やグラフに注目を引く方法

「~をご覧ください」と言いたければ、Please look atあるいは、Please take a look atを前に付けます。

Please look at this line graph.
この折れ線グラフを見てください。

Please take a look at this pie chart.
この円グラフをご覧ください。

図やグラフの説明に適した表現方法を学ぼう

代表的な3つの表現方法をご紹介します。ご自身の言いやすいものを使ってくださいね。

1.図形の名称を主語にするタイプ

The pie chart on the right shows the market share.
右にある円グラフは、市場占有率を表しています。

「図表の名称」+「位置」+「動詞」+「名詞句、名詞節」の形です。

The pie chart / on the right / shows / the market share.
その円グラフ/右にある/が示すのは/市場占有率です

2.if 節を使うタイプ

If you look at this pie chart, you’ll see (that) company A holds 58% of the market.
この円グラフを見ていただくとお分かりになるのは、A社が市場の58%を占めているということです。

If you look at ~, you’ll see ...で「~を見ていただくとお分かりになるのは・・・です」となります。

3.As you can see from ~を使うタイプ

As you can see from this picture, most of the attendees are people.
この写真を見てお分かりになるとおり、ほとんどの参加者がビジネスパーソンです。

As you can see from~で「~でご覧のとおり」という意味を表します。

練習問題にチャレンジ

それでは最後に、ご紹介した3つの表現タイプを使って、下記のグラフを説明してみましょう。

  1. 図形の名称を主語に
  2. if 節で
  3. As you can see from ...

伝えたいのは「自社の収益が2014年から順調に伸びている」ということです。

1.図形の名称を主語に

The bar graph (on the screen) shows our revenue has been increasing steadily since 2014.
この棒グラフは、わが社の収益が2014年以降着実に増加していることを示しています。

2.if節で

If you look at the bar graph, you can see that our revenue has been increasing steadily since 2014.
この棒グラフを見ていただくとお分かりになるのは、わが社の収益が2014年以降着実に増加していることです。

3.As you can see from ...

As you can see from the bar graph, our revenue has been increasing steadily since 2014.
この棒グラフを見てお分かりになるとおり、わが社の収益は2014年以降着実に増加しています。

グラフや表を説明する英語表現いかがでしたか? 皆さんがお持ちの表・グラフ・図形などを使ってうまく説明できるか試してみてください。

Practice makes perfect!

さあ、次回はいよいよ最終回です。「意外と知らない英語の丁寧語」をお届けします。どうぞお楽しみに!

See you next time!

説得力のあるプレゼンをしたい方、必読の一冊

プレゼンの準備は、「本番5日前」から始めても間に合う! 英語プレゼンの達人が、原稿とスライドの定番パターンを大公開。初めて英語で発表するあなたも、型に従って作り、アドバイス通りに練習すれば、説得力のあるプレゼンができるようになります!

愛場 吉子(あいば よしこ)
愛場 吉子(あいば よしこ)

Q-Leap 株式会社代表取締役副社長。中央大学ビジネススクール客員教授。筑波大学(国際関係学)卒、コロンビア大学大学院にて修士号(英語教授法)取得。アルクの企業研修英語講師、スピーキングテストの試験官、評価官を経て、2011年よりCalvin Kleinニューヨーク本社のライセンスビジネス事業部にて勤務。2014年に帰国後、大手IT、コンサルティング、メーカーなどでビジネス英語指導に従事。著書に『英語のプレゼン直前5日間の技術』、『相手を必ず味方につける英会話のロジック』(共にアルク)、『英語でプレゼン・スピーチ15の法則』(三修社)他。

構成・編集:Natsue Tanaka

SERIES連載

2024 04
NEW BOOK
おすすめ新刊
観光客を助ける英会話
詳しく見る
メルマガ登録