5月4日は「スター・ウォーズの日」!楽しみ方と最新情報を総まとめ【世界のバズワード】

5月4日は「スター・ウォーズの日」!北米ではこの日が近づくにつれ、「スター・ウォーズ(STAR WARS)」関連のハッシュタグがトレンドに。本記事では「スター・ウォーズ」ファン必見の最新ニュースや、北米流「スター・ウォーズの日」の楽しみ方を紹介します。

なぜ5月4日が「スター・ウォーズの日」?

5月4日は「スター・ウォーズの日」ということをご存じでしょうか。なぜかって?それは、劇中のあの有名なセリフ「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」の中に「May 4th」が含まれているという言葉遊びがその理由。「スター・ウォーズの日」が近づいてくると、北米のSNSではスター・ウォーズ関連のハッシュタグがトレンド上位に入ることが増えてきます。

「スター・ウォーズ」を簡単におさらい

まずは、映画「スター・ウォーズ」シリーズを見たことがない方、しばらく見ていない方のために、簡単に内容をおさらいしておきましょう。

「スター・ウォーズ」は、遥か彼方の銀河系を舞台にしたSF超大作。主人公のルーク・スカイウォーカーが銀河帝国に攻撃された反乱軍を助けるために戦いに身を投じ、ジェダイの騎士たちから「フォース(生命体や物体を含めた全てのものに内在するエネルギー的な存在)」を学び、成長していくという物語です。

計9作品(3部作×3)から成り立つ長編映画で、科学技術や宇宙旅行、哲学的なテーマ、家族や友情など、さまざまな要素を取り入れた物語として知られます。また、先進的な特殊効果や音楽、魅力的なキャラクターデザインなども大きな注目を集め、映画史において重要な位置を占める名作。1作目の公開は1977年で、そこから数えると今年で実に46年。長きにわたり世界中で愛され続け、各国に熱狂的なファンがいます。

映画だけでなくドラマ、アニメ、コミック、小説、ゲームなど、さまざまな派生作品が誕生。「スター・ウォーズ」の製作会社であるルーカスフィルムを2012年にウォルト・ディズニー・カンパニーが買収したため、現在はディズニーの傘下。日本のディズニーランドやアメリカのディズニーワールドなどではアトラクションにもなっています。

最近の「スター・ウォーズ」はどうなっているの?

さて、そんな「スター・ウォーズ」ですが、2019年12月に公開された9作目の後、主な活躍の場を映画館のスクリーンから「Disney+(ディズニープラス)」という動画配信サービスに移し、スピンオフ作品を中心にオリジナルのドラマシリーズやアニメの数々を展開中です。特に、もうすぐシーズン3が公開されるドラマ「マンダロリアン」(「スター・ウォーズ」の世界観の中で、孤児の宇宙人を保護するために宇宙を旅する賞金稼ぎのヒーローが、さまざまな冒険に巻き込まれるストーリー)は、幅広い世代から大人気。

さらに、そこからのスピンオフドラマ「スケルトン・クルー」や「アソーカ」(どちらも2023年配信予定)も話題です。その他、子供向けのアニメシリーズなども配信中です。最近「スター・ウォーズ」から離れてしまっている、という皆さまは、このあたりの人気作品をチェックしてみるといいかもしれません。

下は「アソーカ」の2023年4月発表の最新オフィシャルトレーラー(公式予告編)です。引き込まれる世界観はさすがです。ちなみに、「アソーカ」は主人公の女性の名前です。

「スピンオフのスピンオフなんて、見ても分からないんじゃ・・・」という心配はご無用。「スター・ウォーズ」を知っていればより深く楽しめますが、これらのスピンオフ作品から入っても十分楽しめる作りです。

欧米で「スター・ウォーズ・セレブレーション」が大バズり!

「スター・ウォーズ」関連で最近バズったハッシュタグといえば、#StarWarsCelebrationEurope2023。「スター・ウォーズ・セレブレーション」とは、1999年から1~3年に1度のペースで主にアメリカとイギリスで開催される、最大規模の公式ファンイベントです。大人気スピンオフ作品である「マンダロリアン」シーズン3と「アソーカ」のDisney+配信開始という2大ニュースのある今年、ロンドンで4月7~10日の4日間にわたって開催されました。

当イベントの白熱ぶりについて、アメリカ人YouTuberのスター・ウォーズ・シスさんの下の動画によると、4日通しのVIP特典付きチケットは£795(約13万2000円)の高額にもかかわらず、発売後30分でソールドアウトしたのだとか。通常の1日入場券も数日以内に続々完売していったということで、ファンの熱狂が伝わってきます(最終的には数日以内に金曜日~日曜日のチケットは全て売り切れ、月曜日分と子供用チケットのみ開催日当日まで残っていたようです)。

イベントの前後や開催中はTwitterやTikTokを中心に大盛り上がり!特にTikTokでは、展示の様子や本気の仮装で会場に向かうファンの姿などをとらえていて、見ているだけでも楽しいですね。会場の熱気が伝わるTikTokの投稿を幾つか紹介しておきます。

@darthcydiousx Star Wars Celebration Europe 2023! 🪐💫 Thank you @Disney/@shopDisney for gifting us the opportunity to meet our friends from across the galaxy and for a truly amazing experience! 😭 Until next time! What was your favourite part? 🖤 If you spot you or a friend in this video, tag them in comments! 🥰✌? #starwars #starwarscelebration #london #Excellondon #Disney #Shopdisney #gifted #trending #cosplay #cosplayers #captainrex #captainrexcosplay #bobafett #bobafettcosplay #jedi #sith #theclonewars #ahsoka #ahsokatano #ahsokatanocosplay #ashleyekstein #clonetrooper #droids #stormtrooper #r2d2 #themandalorian #mandalorian #fyp #foryou #xyzbca #starwarscelebration2023 #starwarscelebrationeurope #starwarscelebrationeurope2023 ♬ original sound - 🌠
@pimbers89 What a day! So glad i got the chance to nerd out on all things Star Wars! Need to go for the whole weekend next time! 😁😁😁 #fyp #fypシ #foryoupage #tiktok #viral #justforyou #starwars #starwarsfan #starwarstiktok #starwarscelebration #starwarscelebration2023 #excellondon #starwarscelebrationeurope #starwarscelebrationeurope2023 #SWC #Ahsoka #Mandalorian #CloneWars ♬ Star Wars (Epic Main Theme) - Samuel Kim

イベントは終わってしまったけど様子が気になる!という方は、前述のハッシュタグの他、#SWCE2023#SWCE#SWCなどで各種SNSを検索してみてください。

「スター・ウォーズ・セレブレーション」の次回開催地はなんと日本!

「スター・ウォーズ・セレブレーション」の話題はそれだけでは終わりません。ロンドンでのイベント当日に次回のイベントの開催予告が発表されたのですが、なんと開催地は日本!2年後、2025年4月18日(金)~20日(日)の3日間、幕張メッセでの開催が決定したのです!

このイベントが開催されてきたのは「主にアメリカとイギリス」と先ほど述べましたが、実は唯一の例外が「日本」。2008年にも同じ幕張メッセで開催されており、実に17年ぶりに帰ってくるのです。

なぜアメリカとイギリスでだけ行われているイベントが例外的に日本で開催されるのかというと、「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスが、黒澤映画や日本の伝統文化から大いに着想を得てこの作品を作ったから。ダース・ベイダーの衣装は、日本の戦国時代のファッショニスタ、伊達政宗の甲冑(かっちゅう)からインスパイアされたのだとか。また、ジェダイの騎士の衣服もどことなく和服っぽく、ライトセーバーを両手で持つのもまさにサムライスタイル。そんな点にも着目しながら最新作を味わうのも、また楽しそうです。

チケットのソールドアウトの速さについてレポートをしているスター・ウォーズ・シスさんのYouTube動画をご紹介しましたが、彼のアドバイスによると「チケットをまだ持っていなくても、まずは(エクスペディアなどでキャンセル無料の)ホテルを抑えるべし」とのこと。「イベントの1、2カ月前になると、誰かが不要になったチケットをなんらかの方法で入手できるチャンスがあるかもしれないが、そのときにはホテルがもう取れないから」というのがその理由です(彼は子供の友達が行きたくなった場合に備えて、3部屋確保していると動画で言っています。大人用のチケットは早々に売り切れますが、12歳以下の子供用チケットは残っていたのです)。

2025年の「スター・ウォーズ・セレブレーション」に行きたい!と考えている人は、「チケットは早期売り切れ必至」「遠方の場合はホテルを確保」「子供用チケットは入手しやすいかも」ということを頭の片隅にいれておくといいかもしれませんね。

トレンドに乗ろう!「スター・ウォーズの日」のSNS投稿アイデア4選

では最後に、「スター・ウォーズの日」を北米流に楽しむSNSの使い方を伝授します。ぜひトレンドに乗って楽しんでみましょう!

「May the 4th be with you」のメッセージ

まずはシンプルに「May the 4th be with you」のメッセージを親しい人に送ったり、#MayThe4thBeWithYouのハッシュタグを付けてSNSに投稿したりして楽しみましょう。意味はGood Luck!のような感じなので、幅広いシチュエーションで使えます。仮装姿やグッズの写真、東京ディズニーランドの「スターツアーズ」で撮った写真などと一緒に投稿すると「いいね」が付きやすいかも。ポピュラーなハッシュタグは、#MayThe4thBeWithYouの他に、#MayThe4th#StarWars#StarWarsDayなどです。

家でムービー・ナイト

2つ目はやっぱり定番のムービー・ナイト!最新作をチェックするもよし、過去作品を一気に見るのもよしです。ちょうどゴールデンウイークですから、時間のある人にはおすすめです。その様子や感想をSNSに投稿するのもいいですね。「2019年以来、初めて映画館の大スクリーンで見られる新作映画3作が製作進行中」という大ニュースも、先の「スター・ウォーズ・セレブレーション・ヨーロッパ2023」で発表されたので、そのブームに乗る準備として視聴しておくといいかもしれません。

新作3作品の監督としてイベントで紹介されたのは、ジェームズ・マンゴールド、デイヴ・フィローニ、シャーミーン・オベイド=チノイの3氏。期待が高まります!


スター・ウォーズなお菓子作り

3つ目は、スター・ウォーズなお菓子作り。こんなスイーツを作って投稿したら、目立つこと間違いなし!「Yoda (You’re the) One For Me」「Yoda (You’re the) Best」なんてメッセージを付けるのも素敵です。


スター・ウォーズで英語を学ぶ

そしてENGLISH JOUNAL読者におすすめしたいのは、スター・ウォーズで英語学習。初級者にはコミックが、中級者にはジュニア小説などがおすすめ。「洋書は高い」と思うなかれ、無料や安価で楽しめる作品もあります。気楽に開けるマンガや、文章構造や語彙がやさしめのティーン向け小説は、学習の継続に役立ちます。

大人の読書率が日本よりも高い北米(著者実感)では、こんな投稿も。センスのいい本を選んでおしゃれに投稿するのも、読書好きやインテリア好きさんからの「いいね」がもらえるかも。

この投稿主のエイミー・ヴェロニカさんは、毎年「スター・ウォーズの日」が近づくとスター・ウォーズの本を読み始めることにしているそう。バスソルトとキャンドルがあるので、半身浴のお供でしょうか。

毎年トレンド入り必至の5月4日の#MayThe4thBeWithYou。ぜひいろいろな方法で「スター・ウォーズの日」を楽しんでみてくださいね!

これまでに紹介した「世界のバズワード」はこちら

佐知ゆりこ
佐知ゆりこ

カナダ在住の教育移住ライター。英語学習おもしろネタ、グローバルな生き方、マルチカルチャーでの子育て論などが得意分野。英字新聞はNew York Times派。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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