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英語で観光案内のコツ!建物を上手に紹介する方法【ウォーターフロント編】

車窓で英語

「車窓の英語」は、通訳案内士で気象予報士でもある鹿目雅子(かのめもとこ)さんが、バスや車に乗って景色を見ながら案内するコツをお届けする連載です。今回はウォーターフロント編。観光や、来日したビジネスパートナーや友人を車で送迎する場面で、ランドマークを説明するときに使える英語フレーズを紹介します。

特徴のある建物を英語で紹介しましょう

この連載では、車窓から見える景色を説明するときのポイントをお伝えし、それを使って都内をバーチャルドライブしながら英語で案内をしていきます。

今回の観光案内のポイントは「見所は手前から」と「建物の表現」です。ルートはお台場エリアと隅田川沿いのウォーターフロント。特徴的なビルが立ち並び、建物を描写するフレーズが活躍するエリアです。

見所は少し手前で伝え、心の準備をしてもらいましょう

車窓で英語

レインボーブリッジ

前回は方向を伝えるフレーズをお伝えしましたが、「ここは見て!」という必見場所がある場合は、少し手前から案内できるのが理想的です。

In the 10 o’clock direction, Rainbow Bridge is coming into sight.
左手前方に、レインボーブリッジが見えてきます。

After turning right at that intersection, Tokyo Skytree will be on your left.
あの交差点を右に曲がると、左手に東京スカイツリーがありますよ。

事前にこう伝えておくと、写真を撮りたい方はカメラやスマホの準備をすることができます。

The best photo spot is coming!
絶好の撮影ポイントが近づいてきます!

Don’t miss the perfect shot./Don’t miss the photo opportunity.
シャッターチャンスを逃さないようにしましょう。

※シャッターチャンス shutter chanceは和製英語です。

建物の特徴を伝えましょう

建物が立ち並んでいる場所を案内するとき、「あの建物は~」と言うだけでは、どの建物の話をしているのか相手に伝わらないことがあります。建物の特徴を端的に表現して、どの建物なのか分かるようにしましょう。代表的な表現を紹介します。

形状や素材、色で表現

  • ~の形をした ~-shaped / shaped like ~
    【例】円柱形のビル a cylinder-shaped building
  • ~のように見える ~-like / that looks like ~ / ~-looking
  • 丸みを帯びた curved
  • ~が(屋上に)ある建物 with~(on top)
  • ガラス張りの glass
  • レンガ造りの brick
  • 金属製の、金属のような metallic
  • 木造の wooden

雰囲気で表現

  • 目立つ eye-catching / striking
  • 独特な unique
  • 未来的な futuristic
  • 現代的な modern
  • 伝統的な traditional
  • 和風の / 西洋風の Japanese-style / Western-style

ウォーターフロントをドライブしながら建物を案内

車窓で英語

お台場エリア

それでは、お台場エリアから隅田川周辺をドライブして、建物の特徴を伝えてみましょう。まずは、前回と同様、どのようなエリアを走っているのかを簡単に説明します。

Odaiba is a man-made island, originally built in the 1850s to protect Tokyo from foreign invasions.
お台場は人工の島で、もともとは外国の侵入から東京を守るために1850年代に造られました。

Now it's a futuristic residential, business and amusement area.
今は、未来的な居住地であり、ビジネス街であり、娯楽エリアです。

There's so much to enjoy, such as Ferris wheel, a hot-spring spa, beautiful views, the life-sized Gundam statue, and of course shopping.
ショッピングはもちろん、観覧車、温泉、美しい景色、等身大ガンダム像など、楽しめることがたくさんあります。

続いて、建物の説明をしていきます。

お台場周辺

車窓で英語

東京ゲートブリッジ

お台場周辺は、観光施設だけでなくオフィスやマンションも斬新なデザインです。

The futuristic building with a large metallic sphere (ball) is the headquarters of Fuji television, one of the major TV stations. The globe-like sphere (ball) is an observation deck.
大きな金属製の球体がある未来的なビルは主要テレビ局の一つ、フジテレビの本社です。地球のような球体は、展望台です。

The curved glass building is a national science museum called ‟Miraikan.” You can experience cutting-edge science and technology there.
丸みを帯びたガラス張りの建物は「未来館」と呼ばれる国立の科学博物館です。最先端の科学技術を体験することができます。

The building shaped like upside-down pyramids is Tokyo Big Sight. It’s Japan’s largest convention and exhibition center.
逆さピラミッドのような形をした建物は、東京ビッグサイトです。日本最大の会議・展示場です。

That massive bridge is the Tokyo Gate Bridge. It’s nicknamed the ‟Dinosaur Bridge” because it looks like two dinosaurs facing each other.
あの巨大な橋は東京ゲートブリッジです。2頭の恐竜が向かい合っているように見えることから、「恐竜橋」という愛称が付けられています。

私がこのエリアを案内中によく質問されるのは、実は晴海にあるこちらの白い建造物。これは中央清掃工場の煙突(the chimney of Chuo Incineration Plant)です。

車窓で英語

写真中央の白い建物が中央清掃工場の煙突

すぐそばに東京オリンピック・パラリンピックの選手村が建設されていますので、ますます目に入りやすいかも!? なお、五輪の期間中は稼働中止となるようです。

隅田川沿い

隅田川は「橋の博物館」と言われるくらい「橋」が有名ですが、特徴的な建物もいくつかあります。

車窓で英語

黄金のビル「アサヒビールの本社」と、その隣の英語で「金の炎」という意味の独特なオブジェがある建物「スーパードライホール」

The building with a large green roof is the Sumo stadium. Sumo is the national sport of Japan.
大きな緑色の屋根の建物は国技館です。相撲は日本の国技です。

※国技館はtraditional-looking building(見た目が伝統的な建物)とも言えます。実際には古い建築物ではありませんが、見た目が伝統的なため、-lookingを入れて表現します。

The shiny golden building is the Asahi Beer company’s headquarters. It’s designed to look like a mug of beer with foam on top.
輝く黄金のビルはアサヒビールの本社です。泡がのったビールに見えるようにデザインされています。

そして、誰もが驚く隣のビル!

The eye-catching building with a gold object on top is ‟Super Dry Hall” , where you can drink Asahi beer.
屋上に金色のオブジェがある目立つ建物はアサヒビールが飲める「スーパードライホール」です。

The unique object is called the ‟Flamme d’Or” meaning ‟the Golden Flame” in English. It represents the passion of the Asahi Breweries.
独特なオブジェは、英語で「金の炎」という意味の「フラム・ドール」と呼ばれています。 アサヒビールの情熱を表現しています。

But I will leave it to your imagination!
でもご想像にお任せします!

アサヒビール本社のように、建築物が何かを表現しているなら、それも伝えると見る面白さが増します。

そのときに使う代表的な表現はこちら。

It’s designed to look like~ それは~に見えるようデザインされている

It represents~ それは~を表現している

ユニークな建物を紹介するときは、まず相手に何に見えるかなどと質問すると、楽しいコミュニケーションになります。こちらが想像していなかった意外な答えが返ってくることもあり、盛り上がりますよ。上記の「フラム・ドール」では、ソフトクリームやさつま芋、そしてエビの天ぷらという人もいました!

今回は東京のウォーターフロントをまわって建物を紹介しましたが、全国各地に特徴的な建築物がたくさんあります。皆さんの近くにある建物を英語で表現してみてください。

次回は、車窓から広がる話題についてお届けします。

鹿目雅子

鹿目雅子 https://www.tsutatsuta-nippon.com

早稲田大学商学部卒。在学中2年間アメリカに留学。英会話学校の講師を経て、2002年に気象予報士資格を取得。約10年間、日本気象協会の気象キャスターとしてラジオやテレビに出演。その後、海外の気象局に専門家として派遣され、再び英語に目覚める。2015年に全国通訳案内士資格を取得し、外国人観光客(個人・団体)向けのツアーガイドになる。港区ボランティアガイド講座や読売・日本テレビ文化センターで「英語で伝えるNIPPON」や「おもてなし英語に挑戦!」など5講座を受け持つ。ブログ「英語で四季めぐり」を開設。

写真:山本高裕