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濱崎潤之輔さんがオンライン英会話を推奨する理由

濱崎潤之輔さん

GOTCHA!でおなじみ、HUMMER こと濱崎潤之輔さんの連載最終回!英語を勉強中で「曖昧なアドバイスではなく、確実に効果が出る勉強の仕方を教えてほしい」とお悩みの方へ、HUMMER さんがプロレス技を決めるようにビシッと効果の出る、英語学習の最強戦術を伝授します。今回のお悩みは「 豊かな英語の表現方法を身に付けたい」です。

英語表現の幅を広げるには?

会社員日本企業で働く30代の会社員です。

日常的な会話は問題なくできますが、簡単な単語を使った同じ表現ばかりを使ってしまいます。せっかく英語を勉強するのだから、もっと豊かな表現方法を身に付けたいのですが、似た意味の単語の使い分けなどが分かりません。

豊かな表現を身に付けるなら「オンライン英会話」

ハマーさん英会話の表現に対して欲が出てきたのはいいことですね。一定の意思が伝わるようになったからといってそれに甘んじず、人との関係性やTPOに合った表現ができるようになれば、英語でのコミュニケーションももっと楽しくなります。

しかしながら、テキストだけでの勉強はニュアンスを理解したり、バリエーションを増やしたりするのにはあまり向いていません。日本語訳に頼って意味を理解しようとする傾向が多くの学習者にはあるので、誤解を生みやすいというデメリットもあります。

例えば、よくあるのが had better〜 と shoud〜 のニュアンスの取り違えです。had better〜 は「〜した方がいい」、shoud〜 は「するべき」と訳されるので、なんとなくshoud〜 の方が強い表現だと思われがちです。でも、実際には真逆なんですよね。「そうしないとトラブルになるかも」という状況では had better〜 、「その方がいいかも」というやや軽いニュアンスがあるのが should です。

こんなふうに文字で書くと頭では理解できても、どんな場面で使うのがふさわしいのか自信が持てないこともありますよね。そうなると、ネイティブの講師に教えてもらえるのが一番いいのですが、時間や費用に制限があると難しいですね。

しかし、最近はありがたいことに「オンライン英会話」という良い方法があります。15~30分くらいの短いレッスンを活用し、効率的に表現を増やしていきましょう。次のようなことを意識すると良いでしょう。

POINT 1:「Ginger」で表現の予習をする

まずはいきなりオンライン英会話に入るのではなく、ちょっとした予習をするのがおすすめです。

以前紹介した「Ginger」というサービスでは、入力した英文が正しいかどうかをチェックしてくれるだけでなく、ある表現を入れると異なるバリエーションを表示してくれる「Rephrase」という機能が搭載されています。その中から複数の表現に当たりをつけましょう。

POINT 2:積極的に新しい表現について質問する

Ginger の Rephrase で目星をつけたフレーズを、オンライン英会話で試してみましょう。会話をしながら「もっと良い言い方はありませんか?」と先生に質問し、もっと場にあった新しい表現を教えてもらうのもいいでしょう。

簡単な言葉を連ねたまどろっこしい表現になっていると「要はこういうこと?」とシンプルな表現を教えてもらえることもあります。当然ながら誤った言い回しは訂正してもらえるので、間違いを恐れずに思い切ってどんどん話すことが大切です。

POINT 3:教えてもらった表現を積極的に使う

先生に教えてもらった表現なら自信を持って使えますよね。ぜひ積極的に使いましょう。

使った言葉は自分のものになり、さらに細かいニュアンスで伝えたくなり、新しい表現を知りたくなります。そのサイクルに入ると、どんどん効率よく使える言葉や表現が増えていきますよ。

POINT 4:教えてもらったことを記録し蓄積する

オンライン上でやり取りして新しく覚えた表現や言い回しは、その場でノートに書き留めるようにしましょう。オンライン英会話にはテキストのチャット機能が用意されているので、それを活用してもいいですね。記録した内容は、ときどき見返すようにするとより定着しますよ。

実際に使う場面を想像しながら表現を身に付ける

言葉はやはり使わないと身に付かないですし、忘れていきます。本当は、実際の場面で使えればいいのですが、なかなか機会がないという人もいるでしょう。そんなときは、若干妄想が入ったとしても場面を想像しながら、文字に起こして実際に話すことをおすすめします。

例えば、自己紹介は日本語でも定型化してしまうものですよね。それをあえて、新しい仕事場で自己紹介をするとき、友達の友達と食事をするとき、彼氏・彼女の両親に会うときというように、話す相手を変えた設定で、先生にその設定の相手になりきってもらって会話をしてみるのです。

他にも、オンライン英会話で先生に質問するときも、「プレゼンでこういうことを言いたいときにはどんな表現がいいですか?」というように、具体的な場面を伝えて質問すれば、より適切な表現を教えてもらえます。先生に顧客役や上司役をやってもらい、ロールプレイングなどをやるのもよいでしょう。

フリートークであっても目的を持って会話をしなければ、使い慣れた表現を使った単なる口ならしに終わってしまいます。それだと少しもったいないですよね。

もちろんTOEICなどの試験対策でオンライン英会話を利用する人も増えていますが、生きた英会話を学ぶための方法としても最適だと思います。ぜひ、いろいろな場面を想定して試してみてくださいね。

 

7回に渡った「濱崎流 英語学習Q&A」も今回が最終回となりました。

皆さまのいろいろな悩みにお答えしてきましたが、悩みが生まれるのは「成長したい」という気持ちの現われだと思います。

ぜひとも大いに悩み、そこを突破してきてほしいですね。

私の答えが誰かの役に立っていることを祈りつつ、また皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

 

HUMMERさんの本

濱崎流 TOEIC(R) L&Rテストの鍛え方?英語は格闘技 GOTCHA!新書 (アルク ソクデジBOOKS)

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中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本

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f:id:yitengren:20171122153502p:plain濱崎 潤之輔
「HUMMER」の愛称で知られる、TOEIC界のカリスマ講師。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。大学や企業でTOEICテスト対策研修講師を務める。これまでにTOEIC(R) L&Rテスト990点を60回以上獲得。TOEIC(R) L&Rテストのセミナーなども積極的に行っている。著書に『TOEIC L&Rテスト990点攻略』(旺文社)『TOEIC(R)L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー』(ジャパンタイムズ)など多数。公式Twitterアカウントはこちら

語り:濱崎 潤之輔
取材:伊藤真美