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英検1級2次試験、面接に向けたトレーニング、勉強、対策法

英検1級2次試験、面接に向けたトレーニング、勉強、対策法

英検1級の2次試験は面接。このためにどんな対策を立てて準備をしたらよいのでしょうか。GOTCHA!編集部が、元英検面接官で英語教育に長年携わる大学英語教員の方に、面接に向けてすべきことをうかがいます。

トピックの分析と対策のポイント

最終回の今回は、英検1級の面接試験に向けたトレーニングや勉強、対策法について考察を行います。

まず、近年に面接のトピックとして問われたタイトルを、主要項目に分けながら見ていきましょう。

① Politics(政治関連)

1) Is the government doing enough to distribute the nation’s wealth fairly?
 (政府はその国の冨を公平に分配するために十分なことをしているか?)

2) Do international sporting events play an important role in relationships among countries?
(国際的なスポーツのイベントは各国との関係を保つ上で重要な役割を果たしているか?)

3) Should the Japanese government do more to promote human rights in other countries?
(日本政府は、他国において人権を広めるためにもっと努力をすべきか?)

4) Do the advantages of capitalism outweigh the disadvantages?
(資本主義の利点は欠点に勝るか?)

ポイント

capitalism”(資本主義)、“democracy”(民主主義)、“communism”(共産主義)といった概念がどういったものなのか、しっかりと把握しておく必要があります。それぞれの advantages と disadvantages(利点と欠点)も整理できているとさらによいでしょう。また、「国が国民に対してすべきことは何か?」という質問に対する自分なりの解答を用意しておくとよいでしょう。

② Technology(テクノロジー関連)

1) How the Internet can change people’s lives?
(インターネットは人々の生活をどのように変えることができるか?)

2) Has the quality of journalism been negatively affected by the Internet?
(ジャーナリズムの質はインターネットによって悪影響を受けているか?)

3) Will artificial intelligence pose a major threat to humanity in the future?
(人工知能〈AI〉はこれからの人類に対して脅威となり得るか?)

ポイント

インターネットの功罪について、自分の意見を持っておくことが必要です。また、AI やロボットに関するテーマに対する準備もしておくべきでしょう。

③ Energy & Environment(エネルギー・環境問題関連)

1) Will fossil fuels continue to be used beyond the 21st century?
(化石燃料は21世紀以降も使われ続けるか?)

2) Are genetically modified crops the solution to world hunger?
(遺伝子組み換え食品は世界の飢餓問題への解決手段か?)

3) Is ecotourism good for the planet?
(地球にとってエコツーリズムはよいことか?)

4) Is it too late to reverse the effects of climate change?
(気候変動影響を止めるには遅すぎるのか?)

ポイント

fossil fuels”(化石燃料)と“renewable energy”(再生可能なエネルギー)について自分の意見を持っておきましょう。これによって、“global warming”(地球温暖化)や “climate change”(気候変動)に対しても対応できるようになります。また、“GM food”(遺伝子組み換え食品)も頻出のテーマです。

④ Freedom of Expression(表現の自由)

1) Can government censorship ever be justified?
(政府の検閲は正当化されるか?)

 2) Is freedom of expression a right worth protecting at any cost?
(表現の自由はどんな犠牲を払っても守られるべき権利か?)

3) Should advertising be more strictly regulated?
(広告はもっと厳しく規制されるべきか?)

ポイント

インターネットの普及に伴い、“freedom of expression”(表現の自由)の考え方に変化が見られてきています。“cyberbullying”(インターネット上のいじめ)などの現代の問題も絡み、自分が考える「表現の自由」とはどんなものなのか、説明できるようにしておきましょう。

⑤ そのほか

1) Agree or disagree: A university education is worth less today than it was in the past
(賛成か反対か:現在の大学教育はかつてに比べて価値がなくなってきている)

2) Will equality between the sexes ever be achieved?
(男女間の平等は実現されるか?)

3) Has the abolition of corporal punishment in schools had positive benefits for the classroom?
(学校での体罰廃止は教室環境に良い影響をもたしているか?)

4) Agree or disagree: Zoos do more harm than good
(賛成か反対火:動物園は益よりも害をもたらす)

ポイント

そのほかには、比較的平易な一般的な問題が出る傾向にあります。教育問題や男女の働き方の問題など、世間でも話題になっているテーマについて素養を深めておく必要があります。

知識と英語力の両方を鍛える

知識と英語力の両方を鍛える

ここまで、過去問題から頻出のテーマと、それぞれに対するポイントを挙げました。最後に「トレーニング・勉強・対策法」を見ていきましょう。

最良の教材として挙げられるのは、英字新聞だと考えています。次にインターネット上でも入手可能な英字新聞を挙げます。

1) The Japan Times: https://www.japantimes.co.jp/
2) The Japan News by Yomiuri Shimbun: http://the-japan-news.com/(読売新聞の英字版)
3) The Asahi Shimbun: http://www.asahi.com/ajw/(朝日新聞の英字版)
4) The Mainichi: https://mainichi.jp/english/(毎日新聞の英字版)

いわゆる時事英語の入手には新聞を使うのが一番です。

なかでもお勧めしたいのは、社説(英語ではEditorial)のセクションです。日本語版でももちろんそうですが、そのときどきで話題になっていることが取り扱われています。社説を使って、知識と英語力の両方を鍛えていきましょう。

上記の新聞でも海外のニュースを取り扱っていますが、海外で話題になっているニュースにもっと触れたいという方のために、雑誌も3つ挙げておきます。

1) Time: http://www.time.com/
2) Newsweek: https://www.newsweek.com/
3) The Economist: https://www.economist.com/

日本語で自分の考えを言えることの必要性

日本語で自分の考えを言えることの必要性

「英語は英語のまま理解する」べきだという人もいるかと思います。しかし、個人的には(皆さんの母語が日本語であるとすると)「日本語で理解できない・伝えられないことを、英語でそのまま理解する・伝える」ことは不可能だと思います。

そういった意味では、一見遠回りに思えるかもしれませんが、上に挙げた政治関連の問題や少し専門的なトピックの準備としては、まず、「日本語で自分の考えを言える」ようにすることが重要です。その上で、「自分らしい英語」で「自分らしく表現」することが大切です。

英検1級の面接なのだから、どんどん難しい単語や表現にチャレンジしようという心意気は必要ですが、何より内容が伴っていないスピーチほど寂しいものはありません。しっかりと自信を持ってスピーチ、そしてQ&Aでの受け答えができるように練習をしていってください。

Practice makes perfect!

gotcha!

GOTCHA(ガチャ、gάtʃə)は、I GOT YOU から生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。