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英語の採用面接で「必ず聞かれる質問」 アイスブレイキング編

英語採用面接で「必ず聞かれる質問」 アイスブレイキング編

就職や転職で英語面接を受ける方、必見!本番でしっかりと自己アピールできる方法があります。『CD付き 実例でわかる! 英語面接完全マニュアル』の著者であり、神田外語学院グローバルコミュニケーション科を率いるスーパーバイザーのレンフロ比佐子さんに、英語面接で必ず聞かれる質問と答え方を教えていただきます。

CD付き 実例でわかる! 英語面接完全マニュアル

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  • 作者: レンフロ比佐子,志賀かずえ,松永エリック・匡史
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2018/07/13
  • メディア: 単行本
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こんにちは。レンフロ比佐子です。英語面接にはできるだけリラックスした気持ちでのぞみたいものですね。面接官は、皆さんの緊張を解きほぐす「アイスブレイキング」ための質問を用意しています。今回からは3回連続で、英語の採用面接で必ず聞かれる質問について、よい答え方を解説します。

前回の、英語の採用面接で「すべきことと、してはいけないこと」についてと、前々回の、英語面接で企業が雇いたくなる人の自己紹介も併せて参考にしてください。

英語面接のアイスブレイキングとは?

アイスブレイキングというのは、文字通り、「氷を割ること」、つまりお互いの緊張感を砕いて、仲よくなるためのスモールトークのことです。

日本語での採用面接でも、「寒いですね」とか「この場所は分かりにくかったでしょう?」など、採用とは無関係なことを冒頭に聞かれたりしますね。それがアイスブレイキングです。

英語力もそうですが、英語の採用面接ではアイスブレイキングでのコミュニケーション能力も見られています。落ち着いて「しゃべりすぎない、黙りすぎない」ことを心がけましょう。

質問の例としては、以下のようなものがあります。

Did you find this building okay?
この建物は問題なく分かりましたか?

Did it take you long to get here?
ここに来るのに時間はかかりましたか?

Where did you learn English?
どこで英語を学んだのですか?

※説明は、『CD付き 実例でわかる! 英語面接完全マニュアル』(p.40、p.42、p.44)の記述を基にまとめたものです。

それでは、上記の質問例の中から1つ目と3つ目を、具体的に見ていきましょう。

アイスブレイキング Q1 Did you find this building okay?

この建物は問題なく分かりましたか?

この建物は問題なく分かりましたか?

〇良い答え方 1

Yes, thank you. The directions you gave me were excellent.
はい、ありがとうございます。教えていただいた道順はとても分かりやすかったです。

〇良い答え方 2

面接を受ける地域のことを知っている場合には、以下のように言うとよいでしょう。

I work part-time at a restaurant around here so I know the area well.

近くのレストランでアルバイトをしているので、このあたりのことは良く知っています。

当然ながら面接官は、Really? Which restaurant is that? などのように聞いてきますので、アルバイトについて他にも話せるように準備しておきましょう。面接は一問一答ではないので、アピールしたいことを聞いてもらえるように回答していくスキルが必要です

✖悪い答え方

Yes, I’m fine.
はい、大丈夫です。

良い答え方と悪い答え方の違いが分かりましたか?

ポイント

  • 「元気ですか」「大丈夫でしたか」などのように、こちらの様子を聞かれた場合は、必ず thank you を付けることが重要です。
  • 道順や、地図を送ってもらっていた場合は、「〇良い答え方 1」をそのまま覚えて答えるとよいでしょう。
  • Did you have any trouble finding this building? などのように、「困りましたか」などを含む質問を受けた場合は、No で答える必要がありますので、気を付けましょう。

※説明は、『CD付き 実例でわかる! 英語面接完全マニュアル』(pp.40-41)の記述を基にまとめたものです。

アイスブレイキング Q3 Where did you learn English?

どこで英語を学んだのですか?

どこで英語を学んだのですか?

〇良い答え方

I started learning English in junior high school and continued in high school, and also attended an English conversation school for two years during high school. These lessons gave me a good foundation, but my English improved the most when I participated in a three-month study abroad program in Australia, which included a homestay.
中学校で英語の学習を始め、続けて高校でも学びました。高校時代には2年間、英会話スクールにも通いました。そこでのレッスンのおかげで十分な基礎力がつきましたが、最も英語力が伸びたのは、オーストラリアでの3カ月の留学プログラムに参加したときで、ホームステイも経験しました。

✖悪い答え方

I’ve been learning English conversation since I was 5 years old. Japanese school system is not very practical, learning English Grammar and vocabulary every day. In most cases, even the teachers don’t speak English. I’m glad my parents let me learn English outside school.
5歳のときから英会話を習っています。日本の学校制度は実践的ではなく、文法や語彙ばかりを毎日学びます。ほとんどの場合、先生でさえ英語を話せないのです。両親が学校以外で英語を学ばせてくれて、本当に良かったです。

良い答え方と悪い答え方の違いが分かりましたか?

日本語の採用面接にも通じる点ですが、トピックが何であれ、批判的な言い方は避けなければいけません。「否定的で難しい人」というレッテルを貼られるだけでなく、「うちにきてもこうやって批判ばかりするのかな」と思われてマイナス評価に繋がります。

ここでは日本の学校制度を批判するのではなく、「このような学習環境を与えてもらったことで英語が好きになり、楽しく上達できた」と言ったらどうでしょう?悪い答え方とは真逆の、「プラス思考で物事に感謝できる人」という高評価になりますね。

ポイント

「私の英語なんか」と自虐的な回答もマイナスに評価されます。「自信がない=謙虚」ではありません。傲慢さは嫌われるので境界線が難しいところですが、アイスブレイキングだけでなく、面接全般において覚えておいてほしいのは以下のポイントです。
  • 批判や悪口(自分に対しても)はタブー
  • 感謝の気持ちは常にプラス評価
  • 根拠のない自信は口にしない

※説明は、『CD付き 実例でわかる! 英語面接完全マニュアル』(pp.44-45)の記述を基にまとめたものです。

いかがでしたか。アイスブレイキングでは、できるだけ明るく前向きな印象が伝えられるように、答え方を練っておきましょう。次回は「長所短所など、自分についてどう語るのか」を紹介します。お楽しみに!

レンフロ比佐子さんの本

多くの学生たちを新卒で外資系企業に送り出してきた経験と、学科のカリキュラムに入れているEnglish Interview(英語面接対策)の実績を基に執筆したのが、『英語面接完全マニュアル』。臨場感あふれる英語面接時の英語のやりとりと、暗記では通用しない英語コミュニケーションの極意、日本人らしさを武器にする戦略など、外資系企業を目指す人にはありがたい情報が詰まった1冊です。

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レンフロ比佐子

レンフロ比佐子(レンフロ ひさこ)
日本基督教短期大学、アメリカの Joe Blasco Make Up Center 卒業。ハリウッドで特殊メイクに携わる。帰国後、通訳・翻訳者を経て、神田外語学院の少数精鋭として知られるグローバルコミュニケーション科のスーパーバイザーとして勤務。全国学生英語プレゼンテーションコンテストでベスト10入りの学生たちを育てた実績がある。

編集:増尾美恵子