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英検1級2次試験にぜったい合格する方法

英検1級2次試験にぜったい合格する方法

英検の2次試験は面接形式のスピーキングテスト。筆記テストのような達成感を得づらく、苦手としている人も多くいます。GOTCHA!編集部が、元英検面接官で英語教育に長年携わる大学英語教員の方に、そんな面接に合格するノウハウをうかがいました。

面接概要と面接で評価される点

今回から3回に分けて、英検1級の面接試験について考察を行います。1回目は、「英検の概要」と「面接で評価される点」の2つに分けて切り込んでいきます。

英検の概要

まず、英検1級の面接試験全体を通して、1級以外のすべての級と大きく異なる点が1つあります。それは、各級の面接官が日本人1人であるのに対し、1級では日本人とネイティブ・スピーカーの2人の面接官がいることです。これだけでも、圧迫感があると思いますから、十分な準備と心構えが必要です。 

それでは、英検1級の面接試験がどのように行われるかを、以降で細かく順を追って見ていきましょう。

1.入室前

多くの場合、係員の指示に従い、面接室に入る前に「面接カード」が回収されます(面接カードとは、受験者が氏名や受験番号を記載し、面接官が採点に用いるカードです)。またこのとき、前述のとおり面接官が2人いるため、面接カードも2枚あります。両方のカードへの記入を忘れることがないように、注意が必要です。

2.入室

係員の指示に従い、面接室に入ります。面接室に入ると、面接委員から荷物を置く場所や着席をする場所に関する説明があります。

3.氏名の確認と簡単な日常会話

最初に氏名を確認されます。その後、“Can you tell us (me) a little bit about yourself?”(あなたご自身に関して少しお話しいただけますか)などと尋ねられますから、1分程度で自己紹介をしてください。

またこのとき、面接官によりますが、発言内容に関して1つ、2つ質問されることがあります。なお、このやり取りは一切評価されません。

4.「トピックカード」を受け取る

次に、面接委員から5つのトピックが書かれた「トピックカード」を受け取ります。机上に伏せておいてある場合もありますが、指示があるまで見てはいけません。 

5.スピーチの考慮時間(1分)

上記の5つのトピックから1つを選び、スピーチの内容を考えます。考える時間は1分間しかなく、かつメモを取ることはできません

多くの場合、最初に「面接カード」を回収しにきた係員がタイムキーパーとなっており、“One minute has passed.”(1分たちました)などと言われます。

6.スピーチ(2分)

スピーチの内容を1分間考えたのち、面接委員の指示でスピーチを始めます。

スピーチの時間は2分で、それ以上続けた場合、文の途中でも中止させられますので注意してください。また、時間より前に終わった場合は、“Are you finished?”(終わりましたか)などと尋ねられます。

なお、トピックカード自体は見ながら話しても構いません。

7.Q&A(4分)

スピーチを終えたら、そのトピックや話した内容に関して、2名の面接委員から質問されます。目安としては、それぞれの面接官から2、3問ずつで、計5問程度です。 

8.終了

4分間のQ&Aが終了したら、「トピックカード」を面接委員に返すように指示されるか、そのまま机に伏せておくように指示がありますから、指示に従ってください。その後、退室となります。

なお、廊下などで待機をしているほかの受験者と話したりすることはできません。

面接で評価される点

面接で評価される点

面接における評価項目を見ていきましょう。

まず、3級から準1級まで評価の対象であるアティチュード(態度・姿勢)は、1級では評価項目に入っていません。「トピックカード」にはその名の通り「トピック」に関する項目しか記載がありませんから、しっかりと面接委員両方とアイコンタクトを取り、聞き取りやすい大きな声で話すようにしましょう。

評価項目は以下の4点です。

1.Short Speech(2分間のスピーチ)

これは前述の6.に当たるスピーチの内容に関する項目です。5つの選択肢の中から、1分間の準備時間の間に最も自分が自信を持って話せるトピックを選び、2分間のスピーチをします。

スピーチをするに当たっては、“I agree with this topic. Let me tell you three reasons.”などと順序立てて、話すとよいでしょう。問題に対しての具体的な対策は、次回紹介することにします。

このスピーチの後に行われるQ&Aも、このスピーチの内容がベースになります。そう考えると、面接の最も大事なセクションと言っても過言ではありません。

ポイントは、自分が選んだトピックに関して、主要な点と自分がそう思う根拠をまとめ、首尾一貫した主張を組み立てることです。

2.Interaction(2名の面接官とのやり取り)

ここでは、上述のスピーチの内容に関して、2名の面接官から尋ねられる質問に対する応答が評価されます。

スピーチの中で網羅できなかった具体例を提示するように求められたり、negative aspects(欠点)について述べなさいなど、述べた立場とはあえて逆の視点を問われることもあります。

ポイントは、面接官から尋ねられる質問に対して、臨機応変に対応し、自分の意見をしっかりと答えることです。

3. Grammar and Vocabulary(文法・語彙)

上記2点のスピーチと面接官とのやり取りの中で使う文法や語彙が評価されます。

単数形・複数形を間違えたり、時制を間違えたりするような基本的なミスは減点対象になります。また、語彙も1級の面接にふさわしいものを使う必要があります。wanna や gonna といった口語表現もふさわしくありませんから、注意が必要です。

ポイントは、幅広い範囲の語彙・文法を正確かつ適切に運用することです。

4.Pronunciation(発音)

上記2点のスピーチと面接官とのやり取りの中で使う英語の発音が評価されます。

ネイティブ・スピーカーのまねをする必要はありませんが、/l/ と /r/ の違いや、/th/ の発音、アクセントやイントネーションを含め、聞き取りやすい正しい発音をする必要があります。

ポイントは、聞き取りやすく、正確な発音・アクセント・イントネーションで英語を話すことです。

 

次回は「面接で話す英語の注意点」について、具体例と併せてお話しします。 

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