こんにちは!
アメリカ・シリコンバレー在住のKANAです。シリコンバレーはカリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリア南部にあるコンピューターや半導体などを扱う企業が集まった地区です。世界のIT産業をリードするこの地で今流行っていることや、日々の出来事などホットな話題をお届けします。
今回のテーマは「シリコンバレーで愛用されている人気アプリ」。主にIT業界で働く30代〜50代の男女にアンケートを取り、特に回答が多かったオススメアプリを厳選してご紹介します。
目次
タクシーより安いライドシェアサービス:Lyft
「Uber」 とともに、サンフランシシスコ生まれの人気配車アプリ。路上でなかなか捕まえづらい、直接電話で配車を依頼しても一向に現れない・・・そんな「高額なわりに不便」なタクシーよりも、早く・安く(約半分〜2/3程度の料金)目的地へ連れて行ってもらえると大人気の配車サービスアプリです。
アプリの使いやすさや良心的なシステムから、ドライバー/乗客ともに、Uber からLyftに”乗り換える”人が続出中とか。
「先日ボストン出張に行った時に初めて使ったんだ。アプリの使い勝手もドライバーの質も申し分なしだった。それ以来出張に行く時はいつもLyftを愛用してるよ。」とは、ソフトウェア会社で働くラルフさん。日本からシリコンバレーへ出張の際には、ぜひお試しあれ。
リアルタイムに渋滞や道路状況をシェア:Waze
イスラエル発祥のソーシャルカーナビアプリ。ライブマップを利用して、渋滞や事故状況などをリアルタイムで他のユーザーと共有できるのが魅力。
製薬会社のIT部門で働くエリザベスさんは、「今年初め、シリコンバレーは連日大雨の影響であちこちで事故が多発、道路が閉鎖されたの。そんな時リアルタイムで道路状況を教えてくれるこのアプリが大活躍したわ。」と言います。
このWazeが始めた、サンフランシスコ地区限定で始まったカープール(乗り合い)サービスが、最近全米での展開を見せ話題になりました。UberやLyft と違い、勤務先が近い人同士が通勤車を共有し、交通量の緩和に貢献しています。
スポーツでともだちを見つける:Bvddy
スポーツで人々を繋げる、ソーシャル・マッチングアプリ。近隣に住むスポーツ仲間を探したり、旅先で一緒にワークアウトをしてくれる相手を探すことができます。
「急に時間が空いたから久々にテニスでもしたいなと思ったとき、自分からわざわざ友達に声をかけなくても1人でフラッと参加できる手軽さが気に入ってるんだ」。幼少時から体を動かすことが大好きで、常にさまざまなスポーツに親しんできたというマットさん。
ロッククライミングやサーフィン、カヤックなどもあり、これぞカリフォルニア!という感じ。一般の出会い系アプリと違い、共通の趣味を通してワークアウト仲間を見つけられる、健全で楽しいアプリと大人気だそう。
宅配状況がリアルタイムで把握できる:DoorDash
ほとんど1日中PCに向かって仕事をしているというプログラマー、ジュリアンさんイチオシの宅配サービスアプリ。
「買い物に出かけたり料理をする時間も惜しいくらい忙しいけど、美味しいものが食べたい」。「テイクアウトメニューには飽きた」。そんなワガママをかなえてくれる、特に独身者からの支持が高かったこのアプリ。
スタンフォード大学の学生が立ち上げた、こちらもシリコンバレーで誕生した人気アプリです。アプリとの提携レストランであれば、そこのメニューを何でも届けてもらえるという優れもの。
ユーザーは本来デリバリーを行っていないレストランの食事をわざわざお店に足を運ばなくとも気軽に楽しむことができ、またレストラン側も手軽に宅配サービスへ参入できるとあって急成長を遂げているんだそうです。
ストレスフリーの駐車サービス:LUXE
サンフランシスコに拠点を置く、Valet Parking (バレーパーキング=係員付きの駐車サービス)アプリ。
駐車場を探すのに一苦労、やっと駐車スペースを見つけても、1日駐車すれば$30以上はかかってしまうサンフランシスコのダウンタウン。このアプリを使えば、係員が自分に代わって車を駐車してくれ、用事が済んだ後は指定した場所まで車を持って来てくれます。
仕事でサンフランシスコのダウンタウンによく行くジェフさんは、洗車やガソリン補充のサービスまでお願いすることもあるとか。
「このアプリは、駐車場やガソリンスタンドを探して右往左往するストレスと時間のロスから僕を救ってくれた。普通に市内で駐車するより料金が安いのも大きな魅力だよ。」と大絶賛。
いかがでしたか?
こうして見ると、シリコンバレー発祥の交通系アプリがかなり浸透している気がします。
駐車場探しやタクシー待ちのわずらわしさから解放されたい、みんなの日々のそんな切実な悩みを反映していますね。「こんなサービスがあったらいいな」がどんどん形になり、あっという間に人々に受け入れられてしまうのは、やはりシリコンバレーという土地柄ならではだと思います。日本でも使える日が来るといいですね。