「きっぱり」は英語でなんて言う?

「きっぱり」という表現は、明確かつ断固とした態度や行動を表現する際に使われます。英語でこのニュアンスはどのように表現するといいでしょうか。例文と併せて紹介します。

「きっぱり」は英語で?

「きっぱり」という表現は、はっきりとした態度を示すことを意味します。英語では、これに相当するいくつかの表現があります。

decisively

decisivelyは「決定的に、断固として」という意味で、「きっぱり」という意味合いを持ちます。

She answered decisively when asked about her plans.
彼女は彼女の計画について尋ねられたとき、きっぱりと答えた。

firmly

firmlyも「固く、断固として」という意味で、明確な意図や態度を示す際に使われます。

He firmly rejected the offer.
彼はそのオファーをきっぱりと拒否した。

unequivocally

unequivocallyは「明白に、疑いようのなく」という意味で、何かを明確にかつ断固とした態度で表明するときに使われます。

The politician unequivocally denied any involvement in the scandal.
その政治家は、スキャンダルへの関与をきっぱりと否定した。

flatly

flatlyは「断固として、有無を言わせず」という意味で、何かを明確に拒否するときに特に使われます。

She flatly denied the accusations.
彼女は非難をきっぱりと否定した。

「きっぱり」に似た意味を持つその他の語句

「きっぱり」と同じような意味合いを持つ英語表現は他にもあります。

categorically

categoricallyは「断定的に、全面的に」という意味で、何かを明確かつ断固とした態度で表明するときに使われます。

He categorically denied any involvement in the incident.
彼は事件への関与を全面的に否定した。

resolutely

resolutelyは「固く決心して、毅然として」といった意味を持ちます。

She faced the challenges resolutely.
彼女は困難に毅然きぜんと立ち向かいました。

まとめ

「きっぱり」という日本語の表現を英語で伝える方法を紹介しました。何かを明確かつ断固とした態度で表明するときに、この記事で紹介した英語の表現を、ぜひ使ってみてください。自分の意思を明確に伝えて、目標に向かって大きく前進することを目指しましょう。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Peter Branscombe

語彙力&フレーズ力を磨く、おすすめの本

ネイティブと渡り合える、知的で洗練された英単語力。

本書は、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたネイティブスピーカーの生のインタビューやスピーチ、約300万語のビッグデータから、使用頻度の高い英単語300個を厳選し、一冊に編んだものです。

すべての英単語は日本語訳、英英定義、例文と共に掲載、無料ダウンロード音声付きで、読んでも聞いても学べる英単語帳です。また、難易度の高い単語をしっかり定着させるため、穴埋め問題やマッチング問題、さらに構文や使用の際に気を付けるべきポイント解説も充実しています。伝えたいことが明確に伝えられる、上級者の英単語力をこの一冊で身に付けましょう!

英語中級者と上級者の違いは、的確で、気の利いたフレーズ力!

50余年の歴史を持つ、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたインタビューやスピーチ約300万語というビッグデータの中から、頻出する英語フレーズ300個を厳選。日常会話やemail、SNSではよく使われているのに、日本人が言えそうで言えない、こなれたフレーズを例文と英英定義と共に収載しました(全音声付き)。

厳選した300種類の穴埋め問題&マッチング問題を通して、「見てわかる」のレベルから「自分でも使える」ようになるまで、しっかり定着させます。上級者への壁をこの一冊で打ち破りましょう!

難関大を目指す受験生が英単語を「極限まで覚える」ための単語集

大学入試などの語彙の問題は、「知っていれば解ける、知らなければ解けない」ものがほとんど。昨今の大学入試に登場する単語は難化していると言われており、文脈からの推測や消去法では太刀打ちできない「難単語の意味を問う問題」が多数出題されています。こうした問題をモノにして、周囲に差をつけるには、「難単語を知っていること」が何よりのアドバンテージです。

SERIES連載

2024 04
NEW BOOK
おすすめ新刊
観光客を助ける英会話
詳しく見る
メルマガ登録