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1年後に英語でプレゼン!元ソフトバンク社長室長の鬼速メソッド

英語でプレゼン!

英語やり直しを決意したものの、続いたためしがない。多忙な社会人にはそんな方も多いのでは?でも、「1年で、仕事で英語を使えるレベルにする勉強法」があるとしたら、試してみたいと思いませんか。今回ご紹介する『人生最後の英語鬼速やりなおし』は、「今度こそ英語をマスターしたい!」と考える社会人にぴったりの1冊。早速、読んでみましょう。

人生最後の英語鬼速やり直し

人生最後の英語鬼速やり直し

 

最大の敗因は「目標」を決めていないこと

英語学習もPDCA

「あいまいな目的」は危険

本書によれば、英語が身につかない人の共通点は、「英語を学ぶ目的があいまい」だということ。

社会人なら「仕事で英語を使えるようになりたい」と、英語学習を始めるのはよくあることです。しかし、一口に「仕事で英語を使う」と言っても、電話やメールができればいいのか、プレゼンをしたいのか、交渉できるようになりたいのかでは、求められる英語力は全く異なります。そして、学習方法や使う教材も違ってくるのです。

ラジオ講座を聞いたり、英会話学校に通ったりするのはあくまでも「手段」。「英語を使って何をするか」という「目的」をはっきりさせましょう。

目的がはっきりしたら、より具体的な目標」を立てることになります。

「勉強しなくてよいところ」は切り捨てる

英語を学ぶ「目的」がはっきりすれば、「勉強するところ」がわかります。すると、「勉強しなくてもいいところ」もわかってくるはず。

発音をよくして、語彙を増やして、リスニングもリーディングも文法も……と、何もかもやろうとせず、「勉強しなくてよいところ」をはっきりさせるのです。

著者の場合は、「交渉で負けない英語力を1年で絶対に身につける」という、とてもはっきりした目標がありました。そのためリーディングやライティング、発音、単語の暗記は最初から切り捨てたそう。交渉には、リスニングとスピーキングが不可欠。そこでこの2つに特化し、1冊のテキストに絞って学習することで、自分の目標を達成できたのです。

目標は「5W1H」で考える

では、「1年後に英語でプレゼンをする」という目標を立てたとしましょう。これでもまだまだ、ずいぶんざっくりした目標です。

著者のおすすめは、目標を「5W1H」にまで落とし込むこと。

本書のを見てみましょう。

・いつ(When)→1年後

・どこで(Where)→海外の取引先との商談で

・だれが(Who)→私が

・なにを(What)→自社商品を

・なぜ(Why)→魅力的にアピールするために

・どのように(How)→英語でプレゼンする

どうでしょう?かなり具体的になってきましたね。ここまで決めると、「来年の今ごろには○○という新商品がリリースされているはず。これを××社に紹介しよう。相手は△△部長だから……」とさまざまなことが連想され、「どんな英語を身につけるか」がさらにはっきりしてきます。

もし、海外勤務や英語でプレゼンをする予定がない人であれば、1年後に無理やり英語を使う機会を作っておくのもおすすめです。例えば、海外にくチケットを予約しておき、自分が関連する業界の国際的な見本市へ予定を立てるなど。こうすると、必然的に1年後には、「仕事に関する英語」を使うことになります。業界の見本市などは、ブースを見て回ったり、英語質問したりするだけでも、ビジネス英語実際に使うことができます。

英語学習のリミットは1年

英語は1年、長くても1年半で身につけるべき」というのが著者の考え方

著者の場合は、「1年後に英語が身についていなかったらクビかも」という厳しい制約がありました。だからこそ、できるだけ自分で時間を工夫して頑張ることができたのです。

特に期限がないという人でも、人間のモチベーションは長く続かないものですから、期限を決めることはとても有効。1年間だけ全力でやってみませんか。

そして、1日3時間、1年で1000時間というのが、著者が考える「社会人が英語を身につけるのに必要な学習時間」です。

1年1000時間の勉強で、英語の壁を突破しよう

多忙だからこそこの1年は1000時間勉強する

多忙だからこそ、この1年は1000時間やりきる!

1年で1000時間学習するということは、1年を50週と考えると、週当たり20時間、1日3時間程度の学習が必要になります。

1日3時間と聞くと、「忙しくて無理!」と思う人も多いことでしょう。3時間といえば、かなり長い時間です。しかしながら著者は、「忙しいからこそ、1年間の辛抱で英語をマスターする」ことを提唱しています。

確かに、1日3時間の学習を何年も続けるのは難しいかもしれませんが、「1年だけならできるかも」と思いませんか?

スキマ時間を工夫し、タイムマネジメントを身につける機会だと思ってやってみると、意外とできることがわかります。実際に取り組んでみた人からは「意外と時間がある」という声が多いのだそうです。

日常生活に英語学習を組み込む

さて、覚悟が決まったら「1日3時間」をどう捻出するかです。本書ですすめているのは、学習時間を朝に設定すること。社会人の場合は、やむを得ない飲み会や残業が入ることもあるため、夜は決まった学習時間を確保しにくいからです。

著者は、平日は毎朝1時間、英会話学校の早朝レッスンに通っていたそう。また、もう一つ有効に使いたいのが通勤時間です。リスニング教材のCDを聞いたり、こっそりシャドーイングしたりと、いろいろな工夫をすることができます。「通勤時間が長いという人は、むしろ『学習のチャンスがたくさんある』とラッキーに感じてよいくらい」と著者。英会話学校で1時間、通勤で往復2時間なら、これだけで3時間達成することができます。

もう一つのおすすめは、英語学習を何かとセットにしマルチタスク化すること。家事をしながら、お風呂に入りながら、リスニングやシャドーイングに取り組みます。また、一駅多く歩いてリスニングをしながら通勤すれば、ダイエットにもなりそうです。

学習スケジュールは「1週間単位」で決める

学習スケジュールを立てるときは、ルーティーン化すること。毎日決まった時間に起きて1時間勉強するなど、時間とやることを決めておくと定着しやすくなるからです。

と言っても、体調が悪く予定通りに勉強できない日もあるし、家族や友人と過ごす時間も大切です。そこで、「1週間単位スケジュール調整できればよし」と考えましょう。

日曜日は勉強をせず、心と体を休める休養日にする、というのが著者のアドバイス。土曜日を調整日として、平日にできなかった分を取り戻します。

「週に20時間勉強できればいい」と、週単位考えることで、1週間のサイクルにメリハリが生まれます。

英語は筋トレ!週20時間が成否のカギ

1週間の中で、休む日があったり頑張る日があったりするのはメリハリがついていいのですが、「週に20時間」というラインは守ったほうがいいそうです。つまり、「今週は全く勉強できないけど、来週の連休中にみっちり勉強する」というプランはNGなのです。

英語学習には「筋トレ」に近い要素があるというのが、著者の意見。筋トレでは、あえて負荷をかけることで筋肉を成長させます。つまりラクラクできることをやっていても意味がありません

これは英語学習も同じ。「週に20時間」というラインを守るのはなかなかハードですが、週に12時間以下だと学習効果が上がらないというデータもあるとか。週20時間というラインを守れるかどうかが、1年後の成否を決めるのです。

著者の三木雄信(みき たけのぶ)さんはどんな人?

英語での商談

さて、ここまで紹介してきた『人生最後の英語鬼速やり直し』。いったいどんな人が書いているか気になりますよね?

著者の三木雄信さんは、元ソフトバンク社長室長で、あの孫正義氏の秘書をしていた人物。と聞くと、エリートで英語もペラペラというイメージを持ってしまいますが、英語は大の苦手だったそう。留学経験もなく、英語を集中的に勉強したのは大学入試くらいだとか。

ところが、ソフトバンクに入社早々、孫社長とともにシリコンバレーでわれる商談に出席することに。相手は、あのヤフーです。このとき、相手方はもちろん、孫社長の話す英語も聞き取れなかったという三木さん。当然、意見など言えるはずもありません。とうとうヤフーの初代CEOティム・クーグルから “ You are a scary man!(恐ろしいやつだ!)” とあきれたように言われ、孫社長に「彼は無能じゃない」と弁護してもらったというエピソードもあるほどなのです。

「このままではクビになってしまう!」と追い詰められた三木さんは、「1年で仕事に使える英語をマスターする」と決意。ソフトバンクでの激務をこなしながら、苦手な英語を克服し目標を達成しました。その経験を、他の人にも役立つよう、1冊にまとめたのが本書なのです。現在では、この経験を生かして英語スクールを運営しているというから驚きです。

まとめ

今年も残りわずか。師走に向けて、忙しい毎日を送っている方も多いことでしょう。しかし、来年の今ごろ「1年で英語をマスターできた!」と笑っていたいなら、今から準備しておきたいもの。

この本を参考に、朝や通勤時間の過ごし方を見直し、1日3時間の英語学習を始めてみませんか。

人生最後の英語鬼速やり直し

人生最後の英語鬼速やり直し

 

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構成・文:GOTCHA!編集部
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