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D.カーネギー『人を動かす』の名フレーズ3選 【あの名著を英語で読む】

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『人を動かす』はアメリカでは小学6年生レベル?

デール・カーネギの『人を動かす』は、ビジネスパーソンにとって必読の名著ですよね!英語の勉強をしている人は、せっかくなので原作版の洋書で読んでみてください。

How to Win Friends & Influence People

How to Win Friends & Influence People

 

驚くことに、Amazonの「英語難易度別リーディングガイド」では、「アメリカの6年生以上の読解レベル」と書かれています!実際に読んだ私としては、これが6年生レベル……という感じですが(笑)。

人名がたくさん出てくるので、日本人にはちょっと読みにくいです。TOEICのリーディングスコアなら、350~395程度の人のレベル感だそうですよ。

参考英語 難易度別リーディングガイド | Amazon.co.jp

今回は『人を動かす』の原著『How to Win Friends & Influence People』の中から、独断で選んだ名言フレーズを3つご紹介&解説します!心に染みる名言とともに、ついでに英語の勉強もしちゃいましょう♪

1.「人を変えたい」と思っている人に向けたフレーズ

Do you know someone you would like to change and regulate and improve? Good! That is fine. I am all in favor of it. But why not begin on yourself?
(本書p13より引用)

和訳はあとから記載しますので、まずは自分で訳してみてください!わからない単語や文法があったとしても、「どのような意味だろう?」と想像してみることが大事ですよ!

関係代名詞の省略に気付けましたか?

文章の前半部分では、目的格の関係代名詞が省略されていますね!少し整理してみましょう。

Do you know someone (who / whom)[you would like to change and regulate and improve]?

changeregulateimprove目的語を伴う他動詞ですから、目的格の関係代名詞が省略されていることがわかります。

in favor of ~は熟語

“I am all in favor of it. “で使われている ” in favor of ~ “ は熟語で「~に賛成の / ~に味方して」とかそんな意味です。

ここでのwhy not は提案の意味!

why not は場合によって意味が変わりますが、ここでは「~してはどうですか?」という提案の意味で使われています。直訳すると「なぜ~しないのですか?」という意味ですが、意訳した方がわかりやすいですね!今回は “Why not +動詞の原形~?” という形になっています。

ちなみに ” Why not? “ と単体で使うこともあります。この時も直訳は「なぜしないの?」ですが、文脈によって「しないとダメじゃん」という反論の意味になったり、「もちろんするでしょ!」という同意の意味になったりします。

1つ目のフレーズ和訳解答

「あなたには「統制したい、改善したい、変えたい」と思うような人がいますか?良いですね!全力で味方をします。でも、まずはあなた自身から始めてはどうですか?」

2.「人を動かしたい!」と思った時に忘れてはいけないフレーズ

When dealing with people, let us remember we are not dealing with creatures of logic. We are dealing with creatures of emotion, creatures bristling with prejudices and motivated by pride and vanity.
(本書p14より引用)

少しわかりにくい単語もありますが、構造はシンプルですね!それでは文法のポイントを見てみましょう。

主語の省略を見抜けましたか?

接続詞は節と節をくっつけるはたらきを持った単語ですよね!ということで、最初の一文の主語が省略されていることに気付くと思います。本来であれば、次のような文章になります。

When (we are) dealing with people, let us remember we are not dealing with creatures of logic.

when をはじめとした時や条件を導く接続詞のうしろは、「主語+be動詞」を省略することができるのです!

わかりにくい単語を確認

せっかくなので、知らない単語があったらすぐに覚えちゃいましょう!以下に難易度の高めな単語を並べておきますね。

bristle:いらだつ
prejudice:偏見
vanity:うぬぼれ

2つ目のフレーズ和訳解答

「人々とやりとりする時は、論理的な生き物とやりとりしているのではないということを覚えておきましょう。感情に動かされ、偏見にいらつき、自尊心やうぬぼれによってやる気を起こす生き物と、やりとりしているのです。」

3.人に影響を与えるための秘訣を端的に語ったフレーズ

So the only way on earth to influence other people is to talk about what they want and show them how to get it.
(本書p33より引用)

文章の切れ目がわかりにくいので、「どこまでが主語なのか」といったようなまとまりを意識することで、読みやすくなります!

まずは構造確認

どのようなまとまりになっているのか、まずは確認してみましょう!

So the only way (on earth) to influence other people〉 is [to talk about ≪what they want≫ and show them ≪how to get it≫].

下線部が主語で、[ ]でくくった部分が補語にあたる部分という、SVCのシンプルな文型です。しかしCの中にwhat節などが入っているため、長く感じますね!このように文型でわけてみると、構造がわかりやすいと思います。

on earthって何?

on earth に違和感を持った人もいるかもしれません。earth は名詞なのに、なぜ冠詞がついていないのか?そして、どのように訳せば良いのか……?

今回の on earth は、直訳すれば「地上に」といった意味ですが、意訳の際はもう少し工夫した方がわかりやすいかと思います。というのも、今回は「強調」のニュアンスが強いからです。

ちなみにon the earth “ のように使った場合、the earthは「地球」ですので「地球上の」と訳すようです。

また、“ What on earth ~?” で使うと「一体全体~?」という疑問詞の強調ですよね!今回はこちらの使い方に近いようなイメージです。

3つ目のフレーズの和訳解答

「よって、他の人々に影響を与えるための唯一無二の方法は、彼らのしたいことについて話すことや、それをどうしたら手に入れられるかを示すことなのです。」

まとめ

『人を動かす』の原著『How to Win Friends & Influence People』から、名言フレーズを3つご紹介してきました!人を動かす立場の人には刺さること間違いなしのフレーズばかりですよね。読むことでリーダーシップに関して学べるとともに、ついでに英語も勉強できちゃいます。ぜひ洋書にもチャレンジしてみてくださいね!

How to Win Friends & Influence People

How to Win Friends & Influence People

 

岡本美希

岡本 美希 http://miki-english.jimdo.com/
TOEIC講師 兼 フリーライター。留学経験なし&独学にてTOEICスコア900オーバーを達成した経験を活かし、英語関連のコラムを多数のメディアに寄稿。マンツーマンのTOEICレッスンも開講中。