スティーブ・ソレイシィさんの大ベストセラー『英会話なるほどフレーズ100』がシリーズ累計で発行部数100万を突破しました。そんな「なるほどフレーズ」シリーズから、この連載では英語の「使える裏技」を隔週でご紹介します。第12回は「私に任せて」をお届けします。
頼みに応えようとする気持ちを表す、たった2語の便利なフレーズ
Trust me.
任せてください。
Trust me.(任せて)は、響きがいいし、相手を安心させることができるし、説明などが厄介なときにも便利なフレーズです。「任せて」「いいから」とソフトに言うとき、Don’t worry.(心配しないで)ではなく、Trust me. と肯定的に言いましょう。「これについては経験が豊富なのでよく知っているんですよ」という意味合いがあります。
トランプ大統領が非常によく使う Believe me. というフレーズには、「信じて」という意味だけではなく「私はこの分野を知り尽くしているので任せなさい」というニュアンスがあります。そのため、Believe me. も Trust me. と同じように使われていますが、使い過ぎるのもよろしくないのですが・・・。
「~のことなら任せて」は、Trust me when it comes to ~.が定番
Trust me . (任せて)の応用形として、Trust me when it comes to ~.(~のことなら任せてね)があります。自信を持っていることをどんどん表に出すことで、安心感を与えられるだけでなく、会話のキャッチボールが生まれます。
こちらも Trust を Believe に言い換えることができます。例えば、Trust/Believe me when it comes to good ramen restaurants in Fukuoka.(福岡県の美味しいラーメン屋のことなら詳しいから任せてよ)などのように積極的に言ってみましょう。toの後ろには名詞が来ます。good ramen restaurants は「おいしいラーメン屋」という意味の名詞です。
今日の英会話
クリスマスディナーの予定を立てている友達同士の会話です。
A : Trust me when it comes to Christmas decorations.
B : OK. You’re the boss.
A : クリスマスディナーの飾り付けなら私に任せてよ。
B : よし、任せた。
EXERCISES
trust を使って次の日本語を英語で言ってみましょう。
1 任せて。あたなのために頑張るから。
2 東京の電車のことなら任せて。
解答例は記事の最後をご覧ください。
※ 本記事は『英会話なるほどフレーズ100』の内容をもとに構成しています。
『英会話なるほどフレーズ100』ってどんな本?
不思議なことに、日本人はネイティブが知らないようなイディオムを知ってる・・・。
日本人に英語を教えている著者が「これだけでいいよ!」「もっと簡単な英語で話そう!」をポリシーに、アメリカ人が赤ちゃんのときから聞かされ成長とともに身に付けた100の表現を集めて解説しています。
掲載された基本フレーズ100とその発展フレーズ100は、簡単だけれども応用範囲が広い表現で、使えば使うほど味が出るものばかり。「これだけで伝えられるんだ」という開放感を感じて、英語の本当の楽しさを見いだしましょう。
EXERCISESの解答例
1 Trust me. I’ll do my best for you.
2 Trust me when it comes to Tokyo’s trains.