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マイクロソフトの偉い人に聞く!簡単なのにビジネスに効く英語表現【ブックレビュー】

マイクロソフトの偉い人に聞く!簡単なのにビジネスに効く英語表現【ブックレビュー】

外資系企業や海外で活躍するには、どんな力が必要なのでしょう?英語力はもちろんですが、それだけではなさそうですね。グローバルな環境で20年以上働き続けてきた著者による本が、役に立ちそうです。

ビジネス現場で即効で使える 非ネイティブエリート最強英語フレーズ550

ビジネス現場で即効で使える 非ネイティブエリート最強英語フレーズ550

 

著者の岡田兵吾さんはどんな人?

本書の著者・岡田兵吾さんは、「マイクロソフト シンガポール アジア太平洋地区ライセンスコンプライアンス本部長」というスゴイ肩書の方。

その他にも、アクセンチュアやデロイト コンサルティングなど、ゴリゴリのグローバル企業で23年間働いてきたとか。とにかく海外でバリバリ活躍されている方に間違いありません。

というと、「英語では全く苦労したことがないんだろうなあ・・・」と思ってしまいますが、そうはいかないのがビジネス英語の怖いところです。

デロイト コンサルティングに転職したときのこと。同僚の韓国人やタイ人、ドイツ人たちが次々と契約を取る中で、なんと1年2カ月も売上で成果を出せなかったのだとか。

周囲がネイティブスピーカーばかりなら分かりますが、他の人たちもノンネイティブなのにどうして・・・。

悩んだ岡田さんは、活躍している周囲の人たちを観察した結果、あることに気付くのです。それは、ノンネイティブにはビジネス英語で身に付けるべき「絶対ルール」があるということ。

それは・・・

①使えるフレーズを多用し、

②ポジティブで丁寧な言い回しをする

たったこれだけです。しかし、これらを意識するようになると、周囲への「伝わり方」が全く違ってきたのだとか。

本書には、岡田さんが自ら発見した「よく効く英語フレーズ」だけでなく、「グローバルな環境で活躍するための考え方」までもが詰まっているのです。

ノンネイティブが知っておくべき3つの心構え

ノンネイティブが覚えておくべきこと

正しくても、ビジネスではNGな表現がある

厄介なのは、英語としては合っていてもビジネスの場にはふさわしくない表現があるということ。

例えば、久しぶりに会ったときのあいさつとして Long time no see. というのがあります。これは日常会話では問題ないのですが、ビジネスの場ではカジュアル過ぎる印象に。「久しぶり!」という感じなので、上司やクライアントに対しては使えませんね。

次のように言うのが正解です。

Great to see you again!

久しぶりです!

難しい単語はひとつも使っていませんが、これだけでぐっと印象がよくなります。

もうひとつ覚えておきたいのは、ネイティブと久しぶりに再会したときは、大げさなくらいに喜びを表現したほうがいいということ。

大げさなくらいに元気よく言わないと、「久しぶりに会ったのにうれしそうじゃない」と思われてしまうそうです。

こういう知識は、長い間海外で仕事をしてきた岡田さんならではですね。

大切なのは「敬語」と「気遣い」

英語では日本語よりもはっきりと、ズバッと意思を伝えるもの。そう思っている人もいるかもしれません。

しかし、岡田さんによれば、ビジネス英語では「敬語」と「気遣い」が大切なのだそう。そして、活躍しているノンネイティブはみんな、それらをうまく使いこなしているそうです。

例えば、相手の名前が聞き取れなかったとき、1、2回ならいいかもしれませんが、あまり何度も聞き返したら、相手も気を悪くするでしょう。

そんなときにはこれです。

How do you spell your name?

あなたの名前をどのように書けばよろしいでしょうか?

スペリングを聞くふりをして、名前を文字で確認するのです。これなら相手の気分を害することなく、しっかり名前を聞き出すことができますね。

英語でコミュニケーションを取るときにも、こうした相手に対する「気遣い」は欠かせないものなのです。

ノンネイティブは3Cにこだわろう

これは、岡田さんが尊敬するインド人上司から言われたこと。ノンネイティブが、自分が伝えたいことを伝えるには、次の3つのCが大切です。

 

つまり、ノンネイティブの英語には Structured Communication (論理的で構造的に分かりやすく伝えるコミュニケーション能力)が必要なのです。

「ビジネス英語を身に付けたい」「英語力を伸ばして、もっと仕事ができるようになりたい」と思う人は、Structured Communication を意識するとよさそう。

このインド人上司も、岡田さん自身も、そうすることでぐっと成長したそうです。私たちも見習っていきましょう!

使ってみたい!すぐに役立つ英語フレーズ

すぐに役立つビジネス英語フレーズ

あいさつはとにかく元気に!

出社したとき、ネイティブの同僚から How are you? と聞かれたらどう答えますか?

学校では、Fine. Thank you. と教わったかもしれません。間違いではないのですが、ちょっとおとなしい感じです。岡田さんのおすすめはこちら。

I've been doing great!

絶好調です!

海外のビジネス現場では、ポジティブな表現が基本。あいさつはまず、元気過ぎるくらい元気に始めるのがいいそうです。

この場合、I've been を使っているのもポイント。「今だけでなく、会うまでの間ずっと調子がよかった」というニュアンスになるのです。

他にも、こんな表現があります。

I'm excellent!

最高です!

Better than ever!

いまだかってないくらい絶好調!

どれも簡単で、すぐ覚えられそうな表現ですね。ぜひ実際に使って、絶好調な1日をスタートしてください。

会議で存在感を出したいときは?

「会議で発言しないならいないのと同じ」とみなされるのが、海外のビジネス現場。最近は日本でもそんな雰囲気になってきましたね。

積極的に発言するために、機先を制するフレーズを覚えておきましょう。

First, let me give an overview of the project.

まず、プロジェクトの概略を説明させてください。

英語圏のビジネス現場では、まず自分が話すことの要約から始めるのが普通。こう切り出して、出席者の興味を引き付けましょう。

こんな表現も使えます。

I'll let you know what this meeting is all about.

会議の概要をお伝えします。

ちょっとしたことですが、こう言ってから話し始めるとぐっと分かりやすくなりますよね。

また、自分の意見を伝えるときには、こんなフレーズが使えます。

Let me share with you my opinion on this issue.

その課題についての私の意見を共有させてください。

自分の考えを伝えるときは、tell ではなく share を使います。tell は一方的に話すイメージですが、share はある考えを相手と分かち合う、つまり相手を尊重する印象を与えるからです。

会議を実りあるものにするには、やはりちょっとした「気遣い」が大切なんですね。

「ごめんなさい!」とにかくしっかり謝りたい

ビジネスパーソンにとって、もしかしたら一番難しいのは謝罪の表現ではないでしょうか。自分の気持ちをしっかり伝えて、相手に分かってもらうにはどうすればいいのでしょう?

例えば、「メールの返信を忘れてた!」という場合。

I am sorry for the delay in my response.

返信が遅れて、申し訳ございません。

単なる I'm sorry. だと、ネイティブには子どもっぽく聞こえるそう。プライベートでは問題ないのですが、公式な謝罪としてはNGです。I'm sorry for ~ や、I'm sorry to ~ を使って、何について謝罪しているのかはっきりさせるのがコツです。

では、もう少し深刻な事態に対して謝るときは、どんな表現を使えばいいのでしょう?

I apologize for my mistakes.

間違いをお詫び申し上げます。

I regret that I was not able to meet your expectations.

ご期待に沿うことができず、たいへん申し訳ございませんでした。

sorry、apologize、regret の順にフォーマル度がアップします。事態の大きさに応じた表現を使って、しっかり謝りましょう。手堅い表現は apologize を使ったもの。謝罪の気持ちだけでなく、大人としての常識を感じさせてくれます。

また、謝るだけでなく、そうなった原因今後の対応策も伝えることが大切です。

まとめ

明るいやる気のある人

思えば、ポジティブでやる気がありそうな人にチャンスが回ってくるのは、海外でも日本でも同じこと。

本書を読めば、ビジネスの現場で使える英語フレーズのみならず、社会人として持っておきたい前向きな姿勢まで身に付きそう。

外資系企業や海外で働きたいと思っている人や、就職、転職を控えている人は、ぜひ本書を手に取ってみてください!

ビジネス現場で即効で使える 非ネイティブエリート最強英語フレーズ550

ビジネス現場で即効で使える 非ネイティブエリート最強英語フレーズ550

 

GOTCHA! 編集部

文:尾野七青子

都内某所で働く初老のOL兼ライター。