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今さら聞けないワーキングホリデーの基本

「ワーホリ」って聞いたことはあるけれど、「留学」とはどう違うの?と疑問に思っているも実は多いのではないでしょうか。ぼんやりと将来行ってみたいなと考えている人に、「ワーキングホリデー」についてご紹介します。

ワーキングホリデーってどんな制度?

ワーキングホリデーとは、二国・地域間の取り決めなどに基づいて、それぞれが相手国・地域のワーキングホリデー資格のある国民に対し、休暇目的の入国と滞在期間中の就労を認める制度です。それぞれの国・地域が、お互いの国の文化や生活様式を相互に理解し深めることを目的としています。

日本は、1980年に初めてオーストラリアとの間でワーキングホリデー制度を開始しました。その後、以下の23か国・地域との間でワーキングホリデー制度を導入しています(平成31年5月30日現在)。現在ワーキングホリデービザを取得して海外に渡航する人は合計で年間約2万人に上っています。

行ける国はどこ?

国名(制度開始年)

オーストラリア(1980)

ニュージーランド(1985)

カナダ(1986)

韓国(1999)

フランス(2000:1999年に暫定導入開始)

ドイツ(2000)

イギリス(2001)

アイルランド(2007)

デンマーク(2007)

台湾(2009)

香港(2010)

ノルウェー(2013)

ポルトガル(2015)

ポーランド(2015)

スロバキア(2016)

オーストリア(2016)

ハンガリー(2017)

スペイン(2017)

アルゼンチン(2017)

チリ(2018)

アイスランド(2018)

チェコ(2018)

リトアニア(2019)

ビザの発給数は国によって違い、2019年5月現在で一番少ないのがアイスランドの30人。人数を制限していない国もありますが、人数制限がある人気の国へワーキングホリデーで行きたい場合には、その国が募集を開始したらすぐに応募するようにしましょう。

また、申請に必要なものはそれぞれ異なりますが、なぜその国にワーキングホリデーで行きたいのか、その動機を作文として提出する必要があったり、旅行日程や滞在中の活動計画書などを提出しなければいけない国などもありますので、自分の希望する国の申請に必要なものを早めに確認して準備しておくようにしましょう。

ワーキングホリデーでは何ができるの?

基本的に、ビザの有効期間内であれば観光、就学、就労など、その人の自由に過ごすことができるのがワーキングホリデーです。しかし、就学、就業できる期間を定めている国もあります。事前に確認しておきましょう。就労することが許されているので、英語の勉強はしたいけれど、留学には費用がかかりすぎるとあきらめていた人にとっては大変有効なビザです。また、海外で働いてみたい、滞在期間中の経験を生かして帰国後の転職に活かしたいと考える人にも大変有効です。

みんなはどう過ごしているの?

とはいえ、周りにワーキングホリデー経験者がいない限り、実際には他の人がどう過ごしているのか分かりませんよね。

一般的には、ワーキングホリデーで海外に行く多くの人が、現地到着後3カ月くらいは語学学校へ通います。すでに海外で生活したことがある人や、語学力に問題のない人でも、短期間でも授業をうけるとその語学学校からホームステイ先を紹介してもらえます。また、知らない土地で不安ななか、友達もできるでしょう。

多くの人がこの3カ月間で語学力を身につけ、現地での生活に慣れていきます。その後は、はっきりした目的のある人は、そのことを中心に生活を組み立てています。

語学力をつけたい人は、就学可能期間いっぱいまで語学学校などに通い、外国人の友達と外国語漬けの環境でスキルアップを目指します。

とにかく色々な場所へ旅行に行きたい人は、ワーキングホリデー先の国内のさまざまな都市を訪れたり、近隣の国へも出かけられます。

他にも、興味のあることを勉強したい、資格を取りたいなどの理由で来ている人は滞在中に最大限の努力をして過ごします。

もちろん働くこともできるビザなので、滞在期間中の生活費を補うために働く人が多いです。ただし、語学力によって働き先が決まってくるのが現実です。特に海外で「これに挑戦して帰りたい」「今後の経験のためにここで働きたい」など目的がはっきりある人は、日本にいるうちから語学力をつけておきましょう。

働き方はさまざまですが、ヨーロッパの国では語学力がない日本人が就ける仕事自体、少なくなっています。そのすぐに仕事が見つかって収入が得られるようになるというため安易な考えを前提に計画を立てないほうがいいでしょう。

また、滞在中に習い事をする人もいます。例えばフランス料理やフラメンコ、というような本格的なものばかりではなく、現地で趣味としてヨガ教室やアクセサリーの制作教室などに通う人やサッカーチームに入る人もいます。現地のコミュニティーに積極的に入っていくことで、更に有意義な滞在となるでしょう。

ワーキングホリデービザの申請条件

協定国によって年齢制限や申請に必要なものはそれぞれですので、必ず確認をしましょう。また、予告なく変更される場合もありますので必ず大使館などのホームページで最新の情報を見るようにしましょう。

人気のオーストラリア、ニュージーランド、カナダ

オーストラリア

ワーキングホリデー先として人気のオーストラリアは、発給人数制限が設けられていません。また、多くの国では一生のうちで1回だけ発給されるワーキングホリデービザですが、オーストラリアは条件を満たしている人はセカンドワーキングホリデービザ(2006年7月1日から)、サードワーキングホリデービザ(2019年7月1日から)の申請ができます。

※ビザの申請はインターネットからのみです。

年齢制限:ビザ申請時に18歳以上30歳以下であること

・日本国籍であること

申請対象国の、有効なパスポートを保持していること

・人物審査及び健康診断の条件を満たしていること

・滞在中、十分に生活のできる資金を所持していること(およそAUS$5,000)

・滞在中、扶養家族である子供が同行しないこと、またオーストラリアの価値観を尊重し、オーストラリアの法律を順守すること

・パスポート

・クレジットカード

詳細については、在日オーストラリ大使館のHPから

ニュージーランド

ニュージーランドもワーキングホリデー先として人気の国です。オーストラリア同様に発給人数制限が設けられていません。申請方法は窓口、郵送、オンラインのいずれかからになります。

    年齢制限:ビザ申請時に18歳以上30歳以下であること

・日本国籍であること

・独身者または、子供を同伴しない既婚者

・健康、かつ犯罪歴がないこと

・過去にニュージーランドのワーキングホリデービザの発給を受けていないこと

・最低NZ$4,200の資金があること

・帰国用の航空券もしくは航空券相当の資金を所持していること

・休日を過ごすことを目的としてニュージーランドに来ること

有効期限が15か月以上残っているパスポート

・クレジットカード

・運転免許証もしくは出生証明書

詳細については、ニュージーランド大使館のHPから

カナダ

なまりのない英語環境で過ごしたい、ウィンタースポーツを楽しみたいという人に特に人気のカナダ。ワーキングホリデービザは年間6,500人に発給されます。International Experience Canada: IECに登録することで応募したことになり、抽選で選ばれると、オンラインで招待が届きます。届いてから10日以内に受諾をクリックすると、ワーキングホリデービザ本申請に進めます。

受諾から20日以内に作業を完成させる必要があるので、申請に必要な書類は事前に準備しておくとよいでしょう。

定員の6,500人に達してしまうと、また来年応募しなくてはいけなくなるので、できるだけ早く応募することをおすすめします。

    年齢制限:ビザ申請時に18歳以上30歳以下であること

・日本国籍であること

・入国は就労許可通知書記載有効期限内。

・CA$2,500(約25万円)相当の資金があること※大使館では50万円程度を推奨。

・扶養家族を同伴しないこと

・帰国用の航空券もしくは航空券相当の資金を所持していること

・医療保険に加入すること。(入国審査時に加入証明を提示する場合があります)

IEC申請には特に必要なものはありません。画面にしたがって記入していくだけです。

    申請に必要なもの:

・家族情報申告フォーム

・英文履歴書

・証明写真

・パスポートのコピー

・ワーキングホリデービザ申請料など$335(IEC申請料$150、Work Permit申請料$100、指紋登録料$85の合計)

申請者が6か月以上の海外渡航経験がある場合には以下も追加されることがあります。

・警察(無犯罪)証明書

・健康診断書

詳細については、カナダ大使館のHPから(英語サイト)

それ以外の国の問い合わせ

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ以外の国のワーキングホリデーについての詳細は下記からご確認ください。

韓国 駐日本国大韓民国大使館

フランス 在日フランス大使館

ドイツ ドイツ連邦共和国大使館 総領事館

イギリス GOV.UK

アイルランド Embassy of Ireland, Japan

デンマーク The Danish Agency for International Recruitment and Integration (SIRI)

台湾 台北駐日経済文化代表処

香港 香港特別行政区政府 入境事務所

ノルウェー 駐日ノルウェー大使館

ポルトガル ポルトガル大使館

ポーランド 駐日ポーランド共和国大使館

スロバキア The Embassy of the Slovak Republic in Tokyo

 National visa type D (long-stay)がワーキングホリデービザです。

オーストリア 在京オーストリア大使館

ハンガリー 駐日ハンガリー大使館 

スペイン 駐日スペイン大使館

アルゼンチン アルゼンチン共和国大使館

チリ 在東京チリ総領事館

アイスランド 駐日アイスランド大使館

チェコ チェコ共和国大使館

リトアニア 駐日リトアニア共和国大使館

ワーキングホリデーの協定国は増え続けています。今はまだワーキングホリデーに行けない国でも、来年には行ける可能性もあります。ぜひワーキングホリデー情報を定期的にチェックして、語学力をつけておきましょう。

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執筆&編集:あの国で留学 編集部

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