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「なんか変なこと言った?」って英語で何て言うの?【映画で英語】

映画で英語

映画は生きた英語の宝庫。おすすめ映画から、ちょっとおしゃれですぐに使える英語表現を毎回1つ紹介します!

今日のおすすめ表現

Was it something I said?

そのまま日本語にすると「それって私が言った何か?」ですが、本当に意味するところは、「私、なんか変なこと言った?」です。「私、なんか変なこと言った?」を英語にしようとすると、Did I say something wrong?と言いたくなってしまうところですが、もっと自然な英語表現にするには、Was it something I said?と言ってくださいね。

表現の出どころ

この表現が使われているのは、2014年に公開された映画「博士と彼女のセオリー」(原題:The Theory of Everything)です。

 イギリスが生んだ天才物理学者、スティーブン・ホーキング博士の半生を描いた作品で、博士の最初の妻、ジェイン・ワイルドが書いた回顧録『Travelling to Infinity: The True Story Behind the Theory of Everything』(『無限の宇宙 ホーキング博士とわたしの旅』(静山社)が原作となっています。

ホーキング博士がジェインと出会う大学院時代から、1989年にコンパニオンズ・オブ・オナー勲章を授与されるところまでを描いています。特筆すべきは、ホーキング博士を演じるエディ・レッドメインのリアルさ。途中から、本物のホーキング博士にしか見えなくなってしまいます。

映画公開時には存命していたホーキング博士ですが、公開から4年後の2018年3月14日に、76年の生涯を閉じました。博士は1963年、21歳のときに筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、余命2年と宣告されました。とはいえその後76歳まで生き、数々の功績を残したことを考えると、奇跡的と言える人生です。

映画のちょっとしたトリビアは、コンパニオンズ・オブ・オナー勲章を受け取ったホーキング博士がバッキンガム宮殿の庭にいるシーン。ジェインが博士に冗談めかして、Don’t worry, you can decline the knighthood(ナイト爵位は辞退すればいいわ)と言います。

実際に、ホーキング博士は1990年代後半にナイト爵位をオファーされたものの、英国政府が科学分野に十分な資金を提供していないことに抗議するため、辞退したと言われています。

表現の使い方

それでは、どんなときに「Was it something I said?」を使うのでしょうか。

映画で使われているのは、ホーキング博士が大学で教授や研究者などに向かって、ブラックホールは熱放射で輝いているという考え(現在、「ホーキング放射」として知られている理論)を説明するシーンです。

ここで話を聞いていた一人が、怒ったように

Complete nonsense. It’s preposterous.
まったくのデタラメだ。ばかげている

と言って教室から出て行ってしまいます。

その後ろ姿を見ながら、ホーキング博士が

Was it something I said, professor?

と聞きます。

つまり、Was it something I said that offended you?(あなたを怒らせたのは、私が発言した何かのせいですか?)ということです。That以降は通常は言葉にしませんし、Offend以外にもいろいろなケースが考えられます。

まとめ

Was it something I said?(なんか変なこと言った?)は必ずしも相手を怒らせたときばかりではなく、相手がなぜか泣き出した、笑い出した、不機嫌になった、などいろいろな場面で使えます。ぜひ、さまざまなシーンで使ってみてくださいね。

松丸さとみさん

文:松丸さとみ

フリーランス翻訳者・ライター。学生や日系企業駐在員として英国・ロンドンで計6年強を過ごす。現在は、フリーランスにて時事ネタを中心に翻訳・ライティング(・ときどき通訳)を行っている。
Blog:https://sat-mat.blogspot.jp/
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編集:GOTCHA!編集部