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教育、留学費用の強い味方、奨学金について

「海外の学校へ進学したい」「休学して留学したい」「夏休み中に短期留学したい」と思った場合、まずは留学費用の心配をするはずです。そして実際に調べてみると、その高額なことに驚く人も少なくないでしょう。家族にお願いする前に、まずは奨学金について調べてみましょう。

なんとなくは分かるけれど…。奨学金とは?

奨学金とは…経済的な理由やその他家庭の事情などで進学が難しい人に、学費の付与や貸与を行う制度のことです。

進学にかかる費用は、両親など家族が負担する場合がほとんどですが、進学する子ども本人にもできることがあります。それは奨学金をもらって進学することです。奨学金には、返済義務のない「給付型」と社会人になってから返済していく「貸与型」があります。考えてもみなかったと思う人も、実際社会に出てみると大学などの学費を「貸与型」の奨学金を得て進学した人は珍しくなく、お給料から毎月返済している人は多くいるものです。

留学に行くための奨学金もある

国内の学校への進学ではなく海外の学校へ挑戦してみたい。長期休みや休学をして留学してみたいと考えている学生さん、または子どもの希望する海外の学校へ留学(進学)させてあげたいと思っている親御さん、「留学」を考えたときに一番最初に心配事として頭に浮かぶのは「いったい、いくらかかるの?」ではないでしょうか。

国内で進学のための奨学金はよく聞きますが、実は留学するための奨学金もたくさんあるのです。多くの人が知るように留学にはお金がかかります。しかし、調べてみると留学にも使える奨学金があり、そのお金で希望先へ留学することができるのです。全額とはいかなくても少しでも費用の足しになれば負担はぐっと減り、夢だった留学が実現できるのです。

ここでは、留学したいけれど費用面で不安がある人へ、奨学金について詳しくご紹介します。

給付型の奨学金を目指そう!

奨学金制度にはさまざまなものがあり、一定の決まりはありません。各奨学金に申し込む基準審査をクリアすれば、誰でも進学に必要な金銭的なサポートが受けられるのです。

国や地方自治体、民間の団体、他にもそれぞれの学校でも独自の奨学金制度があり、学生の能力に合わせたものや交通災害遺児のための奨学金などもあり、その中に海外留学のために給付される奨学金制度もあるのです。

奨学金には、卒業後も返さなくてもよい「給付型」と、返す義務のある「貸与型」の2つがあります。貸与型は名前の通り「学費を借りる」ということですが、「無利子タイプ」と「有利子タイプ」に分かれます。どちらも学生本人が申し込みを行うため、受け取りや、貸与型の場合に返していくのも本人です。お金を借りると考えると返済が厳しくなるのではと心配しがちですが、学生であるうちには利息は発生しません。しかし、学生のうちから社会人になって始まる返済のためにコツコツとお金をためておくと、後になって安心できるのも自分ですので、学生期間もしっかりとした生活を送りましょう。

以上のように、2種類ある奨学金制度ですが、できることなら返済義務のない「給付金」がいいですよね?

給付型なら「トビタテ!留学JAPAN」

給付型の奨学金も色々ありますが、留学を目的とした給付型の奨学金で有名なのはこの「トビタテ!留学JAPAN」ではないでしょうか。

この奨学金は、文部科学省によるもので、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機会を与える目的で、2013年10月から開始したものです。

政府だけでなく、社会全体で取り組むことによりさらなる効果が得られるものとし、各分野で活躍する人々や民間企業からの支援や寄附などにより、支えられている官民協働で取り組む「留学促進キャンペーン」です。

スタートした2013年から2020年までの7年間で約1万人の高校生、大学生を「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の派遣留学生として送り出す計画です。

派遣留学生は支援企業と共にグローバル人材コミュニティを形成し、

・産業界を中心に社会で求められる人材

・世界で、又は世界を視野に入れて活躍できる人材

に育成されます。

また、帰国後は海外体験の魅力を伝え、日本全体の留学機運を高める活動に貢献することが期待されています。

募集コースは3種類あり、自分がどこに当てはまるのか確認して応募します。

    大学生等コース

対象:大学・大学院・短期大学・高等専門学校(3年時以降で専攻科を含む)・専修学校(専門課程)生

    高校生コース

対象:高等学校・中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高等専門学校(1~3年次)、専修学校高等課程

    地域人材コース

対象:グローバルな視点でローカル(地域)の発展に貢献する、グローカルリーダーを目指したい人

・トビタテ!留学JAPANについてもっと詳しく(https://www.tobitate.mext.go.jp/about/

・給付金型の奨学金情報をもっと知りたい(https://anokuni.com/scholarship/

さまざまな団体の給付型の奨学金

奨学金を申し込むためには高いハードルがあると言われていますが、もし何か他よりも得意なことがあれば、そのことに特化した奨学金に応募することもできます。基本的に成績優秀なことが条件としてありますが、将来有望な若者に対してサポートを考える企業や団体はあるものです。

下記は、特定の学生を対象に募集している奨学金制度です。他にもたくさんの奨学金制度がありますので、在籍している学校で調べたり、先生に聞いてみたりするのもよいでしょう。ぜひ、留学実現を手伝ってくれる奨学金を見つけてみてください。

    Kiyo Sakaguchi奨学金

https://www.prudential.co.jp/company/philosophy/contribution/contribution05.html

この奨学金は、保険会社プルデンシャル生命の初代日本法人代表である坂口陽史氏の名前を冠した奨学金で、対象者は「日本国内の高校、大学の学生で、アメリカの大学・大学院にて数学科目の専攻を希望するもの」と限定し、学業成績が優秀で、「数学」の分野を極めるためにアメリカ留学を希望する学生を支援するものです。

    Funai Overseas Scholarship

https://www.funaifoundation.jp/scholarship/scholarship_summary.html

この奨学金は、船井電機株式会社創業者である船井哲良氏によって設立された公益財団法人船井情報科学振興財団によるもので、情報科学及び情報技術に関する履修、もしくは研究を行う日本人海外留学生に対する奨学金の支給を行っています。

    ローム ミュージック ファンデーション 音楽活動への奨学援助

https://micro.rohm.com/jp/rmf/recruitment/subsidy/index.html#start_area

この奨学金は、電子部品メーカーのローム株式会社が設立した公益財団法人ロームミュージックファンデーションによるもので、音楽文化の普及と発展のために、音楽活動への助成と奨学援助を行うものです。そのため対象者は日本国籍を有し、国内外の教育機関で音楽を学ぶ者とされていて、年齢は問われません。

貸与型の奨学金

返す必要のない奨学金は、受給するのが難しいと多くの人が思っているでしょう。実際のところそれは事実です。

申込み条件が細かく沢山あったり、給付人数に限りがあったりします。また、留学の場合、語学研修や短期留学は不可、留学先が限定されているなどがあります。さらに、ある程度の語学力が必要だったり成績が優秀でないとダメなど、各奨学金にさまざまな条件が設けられているのです。

では、給付型ではなく「貸与型」の奨学金はどうでしょう。「貸与」なのでお金を一時的に借りるということになりますが、教育ローンなどで借りるよりも利率が低く、返済期間も長く設定されています。

例えばJASSO-独立行政法人日本学生支援機構が行なう貸与型奨学金には、それぞれ国内の学校へ進学する場合と、海外留学の場合とに分けられ、それぞれ第1種と2種があり、1種は無利息、2種は利息付きとなっています。

詳しくは:JASSO-海外留学の奨学金

https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/kaigai/index.html

奨学金を利用して留学した先輩たちの体験談

給付型奨学金「トビタテ!留学JAPAN」を利用して海外に留学した先輩たちの体験談をいくつか紹介します。

    ①世界で活躍する女性リーダーを目指して

選んだ留学先はアメリカのシリコンバレー。日本人がCEOを務める、女性起業家を育成する企業でインターンシップを経験。世界中から集まる女性起業家と、CEOである日本人女性起業家と過ごした日々はとても刺激的だった。

シリコンバレーはプロフェッショナルしかいないところ。そんな中で、自分の視点で発信する意見が、意外と役立つ場面が何度かあって、言葉で発信することの大切さを知った。そして、それが武器になることもわかった。

帰国後は多様な仕事を経験し、将来は世界で活躍する女性リーダーの一人となりたい。

    ②カッコつけず、自分をさらけ出す大切さを学んだ

選んだ留学先は韓国。学生時代に魅了された阿波踊りを海外にも広めたいと思った。

思い切って渡航したものの、言葉も通じずプロジェクトも思うように進まない。学生時代にNPOを立ち上げた経験から、自信を持っていただけにショックだった。 

しかし、プライドを捨てありのままの自分で努力すると、回りの人が共感し、応援してくれるようになった。語学も、間違を気にせず話すようにすると上達した。

計画通りに行かないことも多かったが、結果的に期待以上のものを得ることができた。休学しての留学だったが、今は復学してトビタテ!の先輩と会社も立ち上げる予定。

    ③自分がいかに小さな存在かを思い知らされた

選んだ留学先はアメリカ。航空産業で三重県の地域を活性化することが目的の留学。英語を勉強しながら、日系企業を訪問。現地の川崎重工でインターンシップも経験した。ボーイング社を訪問し、行機の製造工程を見られて感激した。

チャレンジ精神があると思っていたが、世界を代表する企業をいくつも訪問し、自分がいかに小さな存在かを思い知らされた。

今回の留学経験から、自分の好きな航空機の分野に関わりながら、三重県の活性化にも貢献できる道として、「世界で活躍できる航空部品バイヤーになる」という、将来の夢が明確になった。留学で学んだ知識とアイデアに磨きをかけ自分の武器としたい。

留学を希望しながらも、資金面で断念をしなければいけない人は多くいますが、奨学金を得て夢を実現させると、留学先での「経験」だけでなく、留学先での「出会い」によって未来が大きく開けることもあります。ぜひ奨学金をよく知って、賢く利用してください。

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執筆&編集:あの国で留学 編集部

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