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英語スピーキングやTOEIC速読を移動中に練習するコツ【関 正生】

関正生の英語コーチングTIPS

英語ができる全ての人が必ずやっていたことと言えば、「英語の勉強をとにかく習慣化すること」。今回は英語講師の関 正生さんが実際に行っている、家の外でスキマ時間を有効活用し、勉強を習慣化する方法についてお伝えします。

こんにちは、英語講師の関 正生です。

前回は「家の中」でのスキマ時間を有効活用するために、お風呂や歯磨き中に英語を「ながら勉強」するコツを紹介しました。

今回は「家の外」でのスキマ時間の有効活用について、ボクなりの工夫をお話ししていきたいと思います。家の外の場合、カフェで勉強するなどは誰しも思いつくことですね。もちろんこういった「腰を据えた勉強」はとても重要ですが、それ以外の時間にどれだけ英語を取り込めるかも大切です。

具体的に移動中」に英語学習を取り入れていくコツをお話していきます。

電車の中の1分間勉強法

混んでいないときは、言うまでもなく本を開けますし、ボクが講義をしている「スタディサプリ」のTOEIC講座をスマホで見ている人を見かけることもあります。

TOEIC速読にチャレンジ

特に、TOEICテストの勉強をしている人にぜひ取り組んでほしいのが、降りる駅の車内アナウンス「間もなく○○駅に到着します」が聞こえた瞬間から、長文をどのくらい読めるかチャレンジするということです。

電車にもよるでしょうが、車内アナウンスは到着1分くらい前に流れるかと思います。1分でできるだけ多くの英語を読み込むことは、TOEICテスト本番で時間に追い込まれたときの「粘る力」と「1分で意外とたくさん読めるんだという自信」を付けてくれます。

考えてみてください。1分というのは、通常のTVコマーシャル4本分です。それなりの情報量を読み取ることができるはずです。問題は、混んでいる場合、特に満員電車の場合ですが、イヤホンがあるならイヤホンで英語を聞くことができますね。

中吊り広告や窓から見える景色を英語に変換

イヤホンがない場合、もしくはわざわざイヤホンをするほどの距離でない場合(例えばほんの1駅だけのとき)でも、中吊り広告を見ながら、その内容を英作文することができます。

広告に載っている日本語の単語を英語にするだけでもOKです。英語で何と言っていいかわからないときも、別の簡単な言葉に置き換えられないか粘って考えてみてください。その粘りが実際にスピーキングをするときの力になります。さらに上級者は、広告の内容を誰かに伝えるつもりで英語にするのもいいでしょう。

また、窓から見える景色を英語で実況中継するのも、かなりの練習になります。

電車の乗り換え時はアウトプットにあてる

「電車の中で勉強する」というのはよく言われるでしょうが、ボクは乗り換えどきにも勉強をすることを勧めます。特に都心の場合、地下鉄間の乗り換えで500メートルくらい歩くことも珍しくありません。その間も(頭の中で)英語をしゃべりながら移動すると、時間を大変有効に使えます。

それが大変だという方は、最初の電車を降りる間際に、覚えたい単語を2個だけ頭に詰め込みます。後は移動中にずっと「その2個の英単語と日本語訳」をブツブツつぶやきながら歩けば、割と覚えられます。

ボクの予備校の生徒の中には、これを毎日1年以上続け、乗り換え時間だけで単語帳1冊全部を覚えてしまった生徒もいます。

エレベーター、エスカレーターの時間も無駄にしない

エレベーターやエスカレーターに乗るとき、スマホを使いがちですが、ここでも英語の勉強ができます。意外とばかになりませんよ。

ただし、スキマ時間でやることは事前にハッキリと「決めておく」ようにして、さらに、必要なもの(例えば本)をすぐ取り出せるようにしておきましょう。

エレベーターに乗ったときに「どれやろうかな」と迷ったり、本を探すのにバッグの中をゴソゴソしていたらあっという間にエレベーターやエスカレーターが目的の階に着いてしまいます。

覚えたい単語をスマホの待ち受けにするのもアリです。実際、ボクが教えている大学受験生はよくやっています。

「歩きながら」学習で語彙力アップ

まずは、目に入ったものを英単語にしていきましょう。意外と英語で言えないものが多いので自己嫌悪に陥りがちですが、みんなそうですから心配は要りません。どうしても気になったものは後で辞書で調べてみるといいでしょう。「これが言いたい!」と思った単語を後で調べると、強烈に記憶に残ります。

慣れてきたら、目に入ったものを英文にしてみてください。その際、TOEICテストの勉強をしている人は、Part 1の写真描写問題に出てきそうな英文を意識してみてください。

あまりムキになってやってしまうと人とぶつかってしまうかもしれませんし、あくまで気楽にやってみてください。

前回も言いましたが、以上のすべてをやると気が滅入るので、あくまで続けられるものだけ選んでください。まずは今日、1つだけでも始めてみてはいかがでしょうか。 

関 正生さんのおすすめ本

▼英語力が上がるにつれて、知識が増えるからこそ、「え、これでそんな意味になるの?」「適切な前置詞はどっち?」など、次々と疑問が湧いてきませんか? 読者の皆さんから寄せられた文法・語法に関する質問を基に、中上級者が迷いがちな英文法の「ツボ」を10個取り上げて、具体例と共に解説します。

[音声DL付]意外に知らない英文法のツボ10 EJアーカイブス (アルク ソクデジBOOKS)

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※本書は英語学習雑誌『ENGLISH JOURNAL』2017年1月号に掲載された記事を再構成し、電子書籍としてまとめたものです。

▼秋に行われる英検に向けて勉強するのにぴったりです。詳しい解説付き。

2019-2020年度用 CD2枚付 世界一わかりやすい 英検準2級に合格する過去問題集

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関正生さん


関 正生

大学在学中から予備校の英語講師を務め、全国の予備校で250人の教室を毎回満席にした実績を持つ、伝説の講師。「有吉ジャポン」などのテレビ番組にも出演。現在はリクルートのオンライン予備校「スタディサプリ」で講師を務める。著書は『大学入試 世界一わかりやすい英語の勉強法』(KADOKAWA)、『サバイバル英文法「読み解く力」を呼び覚ます 』(NHK出版)など80冊。「世界一わかりやすい」シリーズなどで累計170万部以上と、ベストセラー本が多数。現在、NHKラジオ『基礎英語3』(NHK出版)や『CNN ENGLISH EXPRESS』(朝日出版社)でも連載中。公式Twitterアカウントはこちら