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英文を読むのが苦手な初心者必見!大人も子どもも洋書好きになる3ステップ

超時短イングリッシュ

書籍『英語が身につく ちいさなノート術』の著者Marieさんは家事、育児、仕事をこなしながら、自宅でお子さんと効果のある英語学習を実践しています。今回は大人も子どもも楽しく学べる、洋書好きになる方法を教えていただきます。

英語学習に限らず、わが家は基本的に、のんびりめの教育方針です。

私自身、子どもが中学に入ってから、時間があるときには、学校で使う英語の教科書をスラッシュリーディング*1で、英文を読む練習を子どもと一緒にしています。子どもの英語学習に関わることで、基礎英語の再確認をする良い機会を持つことができています。

今回は、私たち親子が洋書好きになった勉強法を、3ステップで紹介します。

ステップ1:スラッシュリーディングで長文に慣れる

うちの子は読書好きなので、まずは語彙制限本(Graded Readers「以下、GR」:構文・語彙・ボリュームによってレベル分けされた読み物)を使った多読を勧めてみましたが、そのときには自分から積極的に読んでいくということにはなりませんでした。(「つまんない!」と言われました・・・。)

しかし、上の子が高校、下の子が中学に入ってから、学校の教材としてGR本を購入するようになって以来、それを使って一緒に読む練習をしています。

具体的には、スラッシュリーディング(区切り読み)をしながら、何度も繰り返し出てくる単語や構文について、一緒に確認しています。

スラッシュリーディングは、英文を頭から理解できるよう、意味のカタマリごとにスラッシュ( / )で区切って読んでいく方法ですが、うちの場合は英文はスラッシュを書き込むことはせず、意味のかたまりを瞬時に判断しつつ、区切りのいいところまで読んでいきます。品詞についても必要に応じてチェックします。

最初は面倒そうでしたが、一連のトレーニングを私と一緒にやると、定期テストの多読本カテゴリー問題を全部正解できることに気付いたようで、このスラッシュリーディング・トレーニングだけは子どもたちから積極的に私に求めてくるようになりました。現金なもので、学校の成績に関係してくるとなると、親との勉強にも耐えられるのでしょう。

自宅で英語学習を習慣付けるなら、新しいテキストを導入するよりは、学校で購入した教材をうまく活用したほうがいいのかなと感じました。テストの点数にも良い影響が現れるので、子どもたち自身が積極的に取り組んでくれます

ステップ2:戻り読みなしで読むスピードUP

教科書や多読本のスラッシュリーディングを続けていると、だんだん文章を前の方から理解することに慣れ、戻り読みをしなくなります

今度は英文の意味のかたまりを瞬時に判断し、区切りのいいところまで読んで、口頭で日本語に訳していきます。子どもは早く勉強を終わらせたいので、英文をかなりの速さで訳していきます。

何度も出てくる言い回しは、子どもが自分で判断し、必要ないだろうとばかりに訳さず飛ばして読むため、慣れるとかなりスピーディーに読み進めるようになります。

ちゃんと訳を口に出すことで、理解ができていないところがあぶり出されるので、そこを私が補足していきます。一度目には覚えられていなくても、覚えるべき単語や文法が何度も出てくるので、1冊読み終えるころには理解が進んでいます。

1章を読み終えたら、内容を簡潔に要約していきます。要約の練習は国語力も付きますし、前に読んでから時間を空けて続きを読むとき、前の内容を思い出すのにも役立ちます。

中学英語、高校英語を丁寧に読んでいくことは、子どもだけでなく、勉強につきあう親の私にとっても、良い勉強になることを実感しています。

要約ノートの写真

要約ノートの写真

ステップ3:好みの洋書を見つける

「多読」という以上、数を読まなければ効果が出ないのも事実です。学校で買わされた1冊を読むだけでは多読とは言えません。

もっと興味を持ってほしくて、家の書棚に並べているレベルがやさしめの多読本を勧めてみますが、「話が面白くなさそう」と読んでもらえません。家の近くの図書館に多読本が置いてあるので、そこからも借りてきますが、なかなか興味を持ってもらえずにおりました。

多読本はつまらない?好みに合うと続く

以降、いろいろ試してみた結果、子どもたちが興味を持った、おすすめのGRを紹介します。

Foundations Reading Libraryシリーズ

あれもだめ、これもだめ、と却下される中で、少し興味を持ってもらえたのが、このFoundations Reading Libraryシリーズです。ちょっと変わった人が出てきたり、意外な展開になったりするのが面白い様子です。

Libraryシリーズは、レベル7まで中学英語レベルで読めると思います。わからない単語があっても、イラストが理解を助けてくれます。各レベルに6作品あり、42冊でシリーズが完結します。

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▼Foundations Reading Libraryシリーズはこちらから購入可能です

Sarah's Surprise (Foundations Reading Library, Level 1)
Trouble at the Zoo (Foundations Reading Library, Level 2)
Kung Fu Kid (Foundations Reading Library, Level 3)
The Shipwreck (Foundations Reading Library, Level 4)
Where's Lorena? (Foundations Reading Library, Level 5)
The Old Promise (Foundations Reading Library, Level 6)
My Mom, the Movie Star (Foundations Reading Library, Level 7)

Marvelシリーズ

こちらは、Pearsonから2018年から登場したMarvelシリーズ。うちの子たちは「アベンジャーズ」シリーズの大ファンなので、これには食いつきました。

とりわけ、子どもたちの愛するGuardians of the Galaxy(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)のシリーズ2冊については、レベルが高めにもかかわらず、読む気満々のようです。

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MARVEL: Guardians of the Galaxyの詳細はこちら

MARVEL: Guardians of the Galaxy 1 - Englisch-Lektuere fuer Fortgeschrittene ab B1

日本のマンガの英語版

子どもの興味を引くといえばマンガ本です。

書棚に並べているだけで、食い付いてくれます。英文を読むというよりは、パラパラめくって絵を見ているだけのことが多いですが、それだけでもいいかなと思っています。

英語だけでなく、中国語や韓国語の漫画・絵本も本棚に並んでいます。最近私が買ったのは、「サトコとナダ*2」の英訳本です。

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▼読んでみたい!という方はこちらからどうぞ

Attack on Titan 1
Satoko and Nada 1

リビングに面白そうな学習素材が転がっている環境作り

スマホを使えば便利な情報やツールにアクセスできますが、スマホ画面の中には勉強以外の楽しく刺激的な情報やツールもたくさんあるために、勉強時間が少なくなってしまうこともあり得ます。

通塾をはじめ、勉強せざるを得ない環境を親が提供することも、ときには必要なのかもしれませんが、今のところは、できるだけ楽しく、好奇心を持って英語学習ができる環境を家の中に作ってあげたいと考えています。本棚に並べた英語の本を、勉強ということを忘れて手に取ってくれるといいなあと思います。

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Marieさんの本

英語が身につく ちいさなノート術

英語が身につく ちいさなノート術

 
「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

 

Marie


執筆:Marie

二児の母。
2006年より運営するブログ「Mandarin Note」(https://mandarinnote.com)では、Kindle・スマホなどガジェットを活用した英語・中国語学習法や、手帳術・タスク管理など、デジタルとアナログの両方を使って暮らしをマネジメントする方法を紹介している。バックパック一つでアジアやヨーロッパを旅した若き日の記憶が忘れられず、今も時々、子どもを引き連れ旅に出る。

Blog:https://mandarinnote.com
Twitter:@marie__100
Instagram:@marie_100

*1:英文を頭から理解できるよう、意味の塊ごとにスラッシュで区切って読んでいく方法

*2:日本の大学生サトコとサウジアラビア人のナダが、初めてのアメリカでルームメイトとして共同生活。フィクションの異文化交流体験マンガ。