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英語初心者必見!単語と文法力が身に付く超効果的な訓練法

濱崎潤之輔さん

GOTCHA!でもおなじみ、HUMMER こと濱崎潤之輔さんの連載2回目!英語を勉強中で「曖昧なアドバイスではなく、確実に効果が出る勉強の仕方を教えてほしい」とお悩みの方へ、HUMMER さんがプロレス技を決めるようにビシッと効果の出る、英語の最強戦術を伝授します。今回のお悩みは単語力と文法力の鍛え方についてです。

基礎力をしっかり高める「単語力&文法力」の鍛え方

会社員 20代会社員です。

HUMMER 先生は「初中級者は基礎力を付けるのが大事」として、「まずは単語、文法の知識を頭に詰め込もう」とおっしゃいますが、できるだけ早く単語力、文法力を高められて、楽しく続けられる方法があれば教えてください。

4ステップの合わせ技が効く!

ハマーさんまずは、はっきり言いましょう、「近道はありません」。

裏技もショートカットもありませんが、1つ言えるのは「正しい方法はある」ということです。

具体的にはいろいろありますが、私が最も初中級者に向いていると思うのは、英文の「リッスン&リピート」です。教材はなんでもOK。英検でもTOEICでも、自分がやりたいもので構いません。耳で聞いた英文を口で繰り返すことで「読めている&聞けている&言えている」という状況を作ります。

もちろん、オウム返しでは意味がありません。音とテキストが意味を持ってしっかりと自分の中に取り込まれるまでには、幾つかのステップが必要になります。

ステップ1 単語を知る

まず英文の中の基本事項(単語・語句)を確認して、それらがどんな意味なのかを理解する必要があります。知らない単語があったら、本の中の解説や辞書などで意味・品詞・発音を調べましょう。

ステップ2 文法を知る

英文の中にある単語は全部意味が分かるのに、文全体の意味が分からないのなら、分からない文法があるということ。となれば、文法事項を調べます。例えば「While being loaded」で、それぞれの単語の意味は分かるのに文の意味が分からないとしたら、「受け身と進行形、while節での主語+be動詞の省略が分かっていないから」ということになります。

ステップ3 文意を理解する

単語と文法を人に説明できるくらいに理解できるようになったら、ようやく「文意を理解した」ということになります。そうやって1文1文を丁寧に理解していくことが大切です。

ステップ4 英文と音声を一致させる

英文の意味を理解できたら、次は音を聞き、英文と音声を合わせます。音声を通じて文の意味を理解しながら、今度は声に出して繰り返しましょう。それを何度も繰り返すことで、リスニング力、スピーキング力、単語力と文法力が同時に強化されていきます。

単語の意味だけを理解していても、どんな音なのか、どんなふうに使うのか、それを知らなければ使えませんよね。どんなにパンチ力が強くても、効果的に当てるのはどんなときか知らない、フットワークが使えないという状況では戦えない。いわば、使いこなすためには「合わせ技」である必要があるわけです。

合わせ技習得のコツは「自分のレベルに応じて」教材を選ぶ

ただし完全な初心者で、単語をあまり知らないうちは、1文の中にたくさん分からない単語があり、文法も分からずチンプンカンプンということがありますよね。

そんなときは、7〜8割の内容は分かるけど分からない単語もある、なんとなく意味が分からない部分がある、というレベルの教材を選ぶことが大切です。ちょっと背伸びすれば届くレベルで練習を繰り返す、というのは一番人間が成長する練習法ですから。

いきなり英字新聞や小説などを使って四苦八苦しながら勉強するよりも、最近は中学・高校レベルの英文で、社会人向けの内容を扱った教材も出ているので、そのようなものを使ってみるとよいでしょう。仕事で使えそうなビジネス向けのものでもよいですし、映画や音楽、旅行など、自分が好きなジャンルのものもいいですよね。テキストだけでなく、オンライン上の音声や映像のコンテンツという手もあります。

例えば、私はアメリカのプロレス団体「WWE」のサイトはほぼ毎日チェックしており、日本のプロレスの海外向けの英語実況や、好きな外国人プロレスラーのTwitterアカウントもこまめにチェックしています。YouTubeで日本の試合を英語字幕で見ることもあります。自分の好きなことのために英語を調べたり、覚えたりすることは苦にならないので、英語に触れる時間が増え、英語力の向上にかなり効果があると思います。

他にも映画や音楽、ファッション、科学や歴史など、教材になりそうなコンテンツは潤沢にあります。テキストしかないのであれば、ネット上で音声化サービスを利用するのも手でしょう。

手軽なところでは「Google翻訳」が無料で使えます。不自然なところも若干ありますが、最近はかなり精度が上がってきています。またSmart Link社のテキスト自動読み上げサービス「 TTSREADER - TEXT TO SPEECH ONLINE」は、男声・女声の切り替えや読み上げスピードの調整などもでき、音声も自然な話し方に近いのでおすすめです。

このように時間的な制約がなければ、好きなジャンルのものを活用するだけでも英語力はかなり身に付いていきます。ただし期間が決まっていて、効率的にレベルを上げていきたいと考えるなら、英検やTOEICの教材などを使って自分のレベルをチェックしながら学習を進めていける教材の方が効果的です。

内容がつまらなくて続かないというときには、先に好きなコンテンツで勉強して気分を上げてからそれらに取り組むようにするとよいでしょう。

HUMMERさんの本

濱崎流 TOEIC(R) L&Rテストの鍛え方?英語は格闘技 GOTCHA!新書 (アルク ソクデジBOOKS)

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中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本

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マンガで攻略! はじめてのTOEIC(R)テスト 全パート対策【CD無しバージョン】

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【CD付】TOEIC L&Rテスト 470点奪取の方法 (目標スコア奪取シリーズ 1)

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f:id:yitengren:20171122153502p:plain濱崎 潤之輔
「HUMMER」の愛称で知られる、TOEIC界のカリスマ講師。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。大学や企業でTOEICテスト対策研修講師を務める。これまでにTOEIC(R) L&Rテスト990点を60回以上獲得。TOEIC(R) L&Rテストのセミナーなども積極的に行っている。著書に『TOEIC L&Rテスト990点攻略』(旺文社)『TOEIC(R)L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー』(ジャパンタイムズ)など多数。公式Twitterアカウントはこちら

語り:濱崎 潤之輔
取材:伊藤真美