「新入社員」「褒められて伸びるタイプ」「面倒見がいい」を英語で言うと?【オフィスで使いたい英語フレーズ】

多くの企業・組織が新年度を迎える4月。いろいろなところで新入社員と思しき人たちを見かけます。そこで、この季節にオフィスで使いたいフレーズをいろいろご紹介します。「新入社員」「褒められて伸びるタイプ」「面倒見がいい」って英語で言えますか?

「新入社員」って英語でなんて言う?

すっかり春ですね。この季節、あちこちで見かける「新入社員」と思しき人たち。その初々しさに目を細めたり、自分の新人時代を思い出して赤面したり・・・。この「新入社員」は英語で何と言うのでしょう?

シンプルに言うなら、recruit。他には、new recruitnew employeeという言い方もあります。「新しい同僚」というニュアンスを出すなら、new coworker。「今年入った男の子/女の子」なら、new boynew girlもありです。でも、本人の前では使わないほうがいいかも。無難なところで、new employeeでいってみましょう。こんな使い方ができます。

I think she is the right person to train the new employees.
新人の教育係は、彼女が適任だと思う。

教えるのがうまい人っていますよね。the right person to ~で、「~するのにふさわしい人」という意味。

Nowadays, new employees don’t seem to want to go out with others.
最近の新人って付き合い悪いなあ。

いますよね、こういうことを言う人・・・。新人の皆さん、言われても気にしなくていいと思います。

「褒められて伸びるタイプ」を英語で言うと?

大変なことも多いと思いますが、「新人」というのは一つの特権でもあります。どんどん攻めましょう!

I’m the type of person who will get better by being praised.
私は褒められて伸びるタイプなんです。

分からないことがあったら、とにかく確認です。仕事を振られたら、まずスケジュールの確認を。

Could you please just give me a rough schedule?
とりあえずざっくりとしたスケジュール感を教えてください。

よく考えると、「スケジュール感」ってどういう日本語なんだ?と思いますが、これでOK。あとは「規模感」とか「肌感」とか、おいおい覚えていってください。

続いては、仕事のコツを一つ。

It’s essential that we determine from the outset who the decision maker is.
誰に決定権があるのか最初にはっきりさせておくのが肝心。

decision maker は「意思決定者」。

大きなプロジェクトなどでなくても、「誰が、いつまでに、何をするのか」をはっきりさせておくと、後がスムーズ。「これまだやってないの?」とか、「それ頼んでないよ」とか、怒られずに済みます。

いずれにしても早く仕事を覚えて、こう言ってもらえるようになったらうれしいですね。

Why don’t we take a chance with the rookie for this project?
このプロジェクト、思い切ってあの新人に任せてみようか。

rookie=新人、です。また、この場合のchanceは、「好機」ではなく、「危険」や「賭け」の意味です。「まだ危なっかしいけど、ここは一つ、思い切って新人にやらせてみよう」という感じですね。

「頼りがいのあるボスだなあ」と感じたら、こうつぶやいてみましょう。

My boss takes good care of people, and so he is respected.
うちの上司は面倒見がよくて慕われている。

「板挟みでつらい」と英語で愚痴りたいときには

新年度を迎えてドキドキしているのは、新入社員だけではありません。受け入れるほうも何かとドキドキです。

Encouraging a subordinate with something like, “Give it your all” ― is that power harassment, too?
部下を「頑張れ」って励ますのもパワハラかな。

新人や部下といっても、自分より年下とは限りません。

It feels awkward ordering around older coworkers.
年上の部下に指示出すのって気を使うよね。

そして、いつの時代も変わらぬ悩み・・・。

It’s very hard to be in middle management because you're always stuck in the middle.
上と下の板挟みで、中間管理職ってほんとつらい。

結果として、悟りに至ります。

We end up struggling more with human relationships than the work itself.
結局仕事って、仕事内容よりも人間関係のほうがつらいですよね。

アドラー心理学によりますと、「すべての悩みは対人関係の悩み」なんだそうです。

老いも若きも、こう言える職場になったらすてきですね。

I’m really lucky to have good coworkers.
同僚に恵まれてるなあ。

まとめ

書籍『起きてから寝るまで英語表現1000 オフィス編』に掲載されているものを中心に、新入社員や新年度にまつわる英語フレーズを紹介しました。この他にも、リアルな英語表現がいっぱいの本書。ぜひ手に取ってみてくださいね。

構成:ENGLISH JOURNAL編集部
構成:ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

●作成:2019年3月5日、更新:2024年4月18日

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