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超簡単!「なりきりライティング」をすれば英語エッセイの構成が身に付く

たった3つの英文だけど、英語エッセイの構成で書けるようになる

英語で自分を表現する力を磨きたい!そんな方におすすめなのが、「TAGAKI(多書き)」です。英語で意見を言ったり書いたりすることが楽になって、TAGAKI の学習法にハマること間違いなし!連載3回目の今回は、TAGAKI のメソッドを考案したmpi松香フォニックス名誉会長の松香洋子さんに、英語で魅力的な話し方の構成を身に付けるためのトレーニング方法「なりきりライティング」について詳しく教えていただきます。

TAGAKI 30 (TAGAKI(多書き))

TAGAKI 30 (TAGAKI(多書き))

  • 作者: 松香洋子,mpi 松香フォニックス
  • 出版社/メーカー: mpi 松香フォニックス
  • 発売日: 2018/10/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

「TAGAKI(多書き)」って何?

TAGAKI(多書き)は、文字通り英語を「たくさん書く」のですが、ただたくさん書けばよいというわけではありません。「考える 」→「書く 」→「伝える」 を繰り返し、これまでの日本人の学習に足りなかった、自己表現力の不足を段階的に補い、自己表現を楽しむことができる、全く新しい英語ライティングのメソッドです。

特徴

  • TAGAKI には、レベル10から50までの5つの段階があります。簡単な課題からクリアして、徐々に高みを目指します。スポーツで例えるならボルダリングの簡単なコースから始めるイメージです。無理のないコースで練習するうちに必要な筋肉は自然についてきます。
  • 英語力と同時に、自己表現力を磨く「メンタル面」の目標をレベルごとにクリアしていきます。
  • レベルごとに用意された、たくさんのトピックで練習します。
  • 「考える」→「書く」→「伝える」の3つのプロセスを繰り返します。

5段階のうちの3つ目のレベル「TAGAKI 30」にチャレンジしよう

前回までの「TAGAKI 10」「TAGAKI 20」に続き、今回は、5つの段階のうち、3段階目のレベル TAGAKI 30を紹介します。

目標

  • 英語のエッセイやスピーチの構成にのっとって、3~4文の英文で自己表現します。最後の1文は、自作の英語で「賛成か反対か」を表明し、面白いオチを付けましょう。(メンタルの目標)

    1文目はCatchy Sentence=聞き手の心をつかむ書き出し

    2文目、3文目はFacts=書き出しの裏付けとなる事実、説明、描写

    3文目、4文目はPunch Lines=冗談など、なるべく面白いことを書いて最後を締める

  • 30語前後の英文で「なりきりライティング」! (英語の目標)

    「なりきりライティング」とは、自分ではないある人物になりきって英文を書いてみるという練習方法。見本の英語を自分のことのように書き直すトレーニングです。

TAGAKI 30 の練習では、そのトピックに登場する主人公の言うことを全面的に肯定してみて英文を書いていくのですが、内容にまったく同意できないという人は、全面的に否定文で書くのも良いかもしれません。そうすることによって、自分の言いたいことに近づくかもしれないし、文法的な練習にもなるでしょう。

TAGAKI 10, TAGAKI 20と学習を深めてきたのですから、この段階になったらさらに自立心を高めて自分の言いたいことを表現する努力をするのは素晴らしいことです。ぜひ、学習を発展させてください。

トピック:Good Dreams/どんな良い夢を見たことがある?

今回は、「Good Dreams/どんな良い夢を見たことがある?」をテーマに練習してみましょう。

トピック:Good Dreams/どんな良い夢を見たことがある?

ライティングの手順:早速、書いてみましょう!

次の1~5の手順で書きましょう。

1.  はじめに、主人公 Imm(イム) の夢を読んでみましょう。

1文目:Catchy Sentence=聞き手の心をつかむ書き出し

Imm always has good dreams.

イムはいつもいい夢を見ます。

2文目、3文目:Facts=書き出しの裏付けとなる事実、説明、描写

※かっこ内は、入れ替え表現ができる箇所です。2文目は例文1、2文目は例文2です。

In one of her good dreams, she (got a perfect score in a test). In another good dream, she (flew like a bird.)

ある夢では、彼女は(試験で満点を取りました)。またある夢では、彼女は(鳥のように飛びました)。

4文目:Punch Lines=冗談など、なるべく面白いことを書いて最後を締める

She’s so lucky!

彼女はとても幸運ですね。

2.  30語前後の英文で「なりきりライティング」!

1で読んだ英文の主語を「I」にして書き換えましょう。(表現の入れ替えは行いません)

人称の変更による動詞や代名詞の変更に注意して、書き直してください。

I always have good dreams. In one of my good dreams, I got a perfect score in a test. In another good dream, I flew like a bird. I’m so lucky.

私はいつもいい夢を見ます。ある夢ではテストで満点を取り、またある夢では、鳥のように飛びました。私って、幸せ!

※例文中の太字の箇所は人称を「I」にすることで変化した部分です。

3. 自分の意見として表現を入れ替えましょう

以下の表現を使って文を書き替えましょう。自分に当てはまるものがない場合は、自分で考えた者でもOKです。

例文1の入れ替え表現

    • got a perfect score in a test (テストで満点を取った)
    • won a soccer match (サッカーの試合に勝った)
    • did a good presentation (良いプレゼンができた)
    • passed the university entrance exam (大学入試に受かった)
    • wrote a good essay (良いエッセイを書いた)
    • finished the project on time期限内にプロジェクトを完了した)

 

例文2の入れ替え表現

    • flew like a bird (鳥のように飛んだ)
    • met a person I’ve really wanted to meet (会いたかった人に会えた)
    • talked with Napoleon Bonaparte (ナポレオン・ボナパルトと話した)
    • sang with my favorite singer (お気に入りの歌手と一緒に歌った)
    • won the lottery (宝くじに当たった)
    • became a famous artist(有名なアーティストになった)
4. 完成した文を見ないでもう一度書きましょう

3で自分が書いた全文を覚えて、今度は何も見ずにもう一度書きます。

5. 作成した英文を(何も見ずに)声に出して言ってみましょう

4で何も見ずに書いた全文を、見ないで声に出して言います。一緒に学んでいる人がいたら、その人に伝えてみましょう。

6. 最後に 自分にもどって、Imm(イム)が見た夢に対してコメントしましょう

Imm(イム)が見た夢と同じ夢を見たことがあるなら「賛成」、ないなら「反対」の気持ちを表明しましょう。

Imm(イム)が見た夢と同じ夢を見たことがあるなら、たとえば次のようにコメントします。

I flew like a bird in my dreams, too.

私も夢の中では鳥のように飛びました。

Imm(イム)が見た夢と同じ夢を見たことがないなら、たとえば次のようにコメントします。

In my dream, I didn't get a perfect score.

私は夢では満点を取りませんでした。

おわりに

人生で大切なことの一つに、ユーモアで人間関係をよくしたり、より心を広く持ったりしながら生きることが挙げられます。そんなことを言われても、英語でパンチラインなど無理、という人はぜひこのTAGAKI シリーズでパンチラインを考えることに慣れましょう。今回の練習では、She’s so lucky! がパンチラインでしたが、そんなの面白くないと思うかもしれません。しかし、この1文で「しめ」をしているのです。面白いことを考えられる方は、ぜひ自作のパンチラインにトライしてみてください。何か気の利くこと、面白いことを言って最後を締めくくりましょう。

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TAGAKI についての詳しい紹介はこちらから↓

tagaki.jp

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松香洋子さんの本

英語、書けますか -TAGAKI (多書き)のすすめ- (TAGAKI(多書き))

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  • 作者: 松香洋子,mpi 松香フォニックス
  • 出版社/メーカー: mpi 松香フォニックス
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松香洋子

文:松香洋子(まつか ようこ)
株式会社mpi 松香フォニックス名誉会長。「J-SHINE小学校英語指導者認定協議会」理事。放送大学教員免許更新講習講師。

編集:増尾美恵子