GOTCHA!

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英語は格闘技だ!「一歩踏み出す勇気」を持とう。

濱崎潤之輔さん

GOTCHA!でもおなじみの「ハマー」さんこと、濱崎潤之輔さんの電子書籍、『濱崎流 TOEIC (R) L&Rテストの鍛え方』が11月15日にリリースされました!この発売を記念して、濱崎さんのスペシャルインタビューを3回に渡ってお届けします。

『濱崎流 TOEIC (R) L&Rテストの鍛え方』とは?

多忙な時間を割いて、効果的に、短時間で行う濱崎さんの TOEIC テスト対策用の勉強法は、忙しい社会人・学生の皆さまにとって非常に参考になります。『濱崎流 TOEIC (R) L&Rテストの鍛え方』は、TOEIC を受験する方全員に読んでいただきたい本です。

この本を読んで、実践すれば、次回の TOEIC で、自分の力を100パーセント発揮できること間違いなし!やる気が出ない人は、この本を読んで、濱崎さんに喝を入れていただきましょう。

濱崎流 TOEIC(R) L&Rテストの鍛え方?英語は格闘技 GOTCHA!新書 (アルク ソクデジBOOKS)

『濱崎流 TOEIC(R) L&Rテストの鍛え方 ~英語は格闘技~』 GOTCHA!新書 (アルク ソクデジBOOKS)

 

英語初中級者に「分析力」は必要か?

英語学習と格闘技の共通点の一つ「分析力」。英語初心者は自分の弱点をどのように分析をすれば、より高い TOEIC のスコアを獲得することができるのでしょうか。

「最初は分析も何もなくて、まずは己を知るところからです。初めて TOEIC を受ける人は、模試でも公式問題集でも、もちろん実際に受験をするのでも、何でもいいので、まずひととおり、本番さながらに200問の問題を解いて、結果を見てみること。そこからだと思います」

分析というのは、本当はある程度、できるようになっている人に必要なことだそうです。

「初めて TOEIC を受けます。英語は得意ではありません」という人は、公式問題集を模試として解いてみるといいとのこと。受けたことがない人が実力を見るために、とりあえず1回 TOEIC テストを受けてみるというのはハードルが高いと濱崎さんは言います。

例えばあなたが、簿記の資格をそのうち取らなければいけないとして、充分な勉強もしないうちに「じゃあ一回受けてごらん」と言われたら、まず受ける気にはなれないでしょう。

濱崎さんは、最初のトライは模試や公式問題集でいいと言います。

「 TOEIC で何点ぐらい取れるかというのは模試でもわかるので、まずはそれを知ること。最初はそれで十分です」

リーディングが得意だけどリスニングが不得意だとか、もしくはその逆だとかいうことは、ある程度勉強を続けているうちにわかるようになるそうです。その後に、「パート2はそこそこできるけれど、3と4が苦手だ」のようなことが、見えてきます。リーディングセクションだと、「パート7は結構読めるけれど、文法問題は苦手だ」といったように、細かいところが少しづつ目に付いてくるのだそうです。

「模試を解いてみると、必ずリーディングとリスニングで比較対照ができます。そこからどんどん細かいところの弱点や、得意部分を自分で知り始めて、その対策をしていくのが正攻法ですね」

濱崎さん自身も、TOEIC を始めた頃はそれほど細かい分析をしていなかったとのこと。例えば、「パート5ができなかった」として、細かく見てみると、どうやら語彙問題ができていなくて、文法問題はある程度できている。その程度を知るくらいだったそうです。

本当の意味で分析をしたのは、そこからもっとレベルアップした後。TOEIC のスコアが970点くらいになり、満点を取れるかどうかというゾーンに入ってから、「何が自分に足りないのか」を考え始めたそうです。

「500点とか600点を目指す人にとっては、全部が弱点に決まっているのです。分析したってほとんどの項目のことができていないです。そのレベルでは分析する意味はないと僕は思っています。だって、全部できていないのですから」

初中級者に必要なのは「分析力」ではなく「基礎力」

濱崎さんは、分析をするぐらいならその半分の時間でもいいから勉強をする時間に回して欲しい、ABILITIES MEASURED *1(以下、アビメ)での分析は、初中級者には一切不要であると言います。

初中級者は、リーディングセクションであれば上の3項目*2の正答率が低くて、次の語彙の正答率も低い。5項目目の文法は多少はできているね、となるのが「当たり前」。

そのレベルの人はパート7の中盤以降の問題にたどり着いているわけがないし、リスニングセクションの方でも、一番下の項目「フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる」に関しては、ほとんどできていない。1番目と3番目の項目でパート1と2に関するところが少しだけできている、というのが目に見えている。

アビメとにらめっこするくらいなら、もっと勉強して欲しいそう。

「本当の意味でアビメの分析ができて、的確なアドバイスができるのは、分析に習熟している先生だけです。アビメはすごく大ざっぱなので、習熟していないと見る意味はありません」

ヒロ前田先生のようなレベルの人がアドバイスするなら良いのですが、正直、初中級者にとってはそんなことに時間を割くのは意味がないということです。

確かに、「文法ができていませんね」と言っても、文法にもいろいろありますね。

「冠詞がわかっていないのか、分詞なのか、関係代名詞なのか。同じ文法でも何十項目もあります。もしかしたらその人は分詞以外のものは全部できているのかもしれません。

動詞の変化形問題はできなくて、名詞の可算名詞・不可算名詞関連の問題ができていないのかもしれません。そこまではアビメからは判断することができないので、『文法』というくくりは広すぎるのです」

まずは単語、文法の勉強を詰め込もう

濱崎潤之輔さん

では、初中級者が「基礎力を付ける」には何をどうすれば良いのでしょうか。

「語彙力がないと話にならないので、まずは、語彙力を付けることからだと思います。実際、自分自身もそうでした。最初は単語を知らないとどうにもならないですね」

例えばパート5の問題で言うと、副詞が分からなくてもなんとかなりますが、SVO の単語すらわからなければ大体それでアウトだそう。単語、文法の勉強をまず詰め込めるだけ詰め込むことが重要なのです。

TOEIC に必要な「語彙力」「文法力」とは?

では、TOEIC に必要な語彙力とは、どのくらいなのでしょうか。TOEICの勉強で単語を勉強するとして、分かる単語が何パーセントくらいのレベルまで持っていけばいいのでしょうか?

「TOEIC の単語集で、小石裕子先生の『 TOEIC TEST 英単語 出るとこだけ!』だと630語。神崎正哉先生の『新 TOEIC (R) TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990』だと990語です。このレベルを全てマスターすれば模試にでてくる80パーセントくらいの単語、700~800点台の語彙力と言えるかなという感じです」

目指すスコアにもよりますが、TOEIC に頻出する約1000語を知っていれば、問題文の知らない部分を類推していくということもできるということです。

TOEIC の受講者全体の平均点は毎回570点ぐらいです。それより少し上の600点を取りたいとなれば、出てくる単語の70パーセント、850語ぐらいは知っていないと難しそうです。

では、文法はどのぐらいのレベルの文法が理解できていると良いのでしょうか。

「例えば、分詞構文や関係副詞や関係代名詞、仮定法のような、高校1、2年生までで学ぶレベルのものが必要です。これらは全て TOEIC で出題されます。

文法に関しては、どのレベルを目指すにしても、まず中学レベルの英文法の基礎を学びましょう。そのレベルの習得にはさして時間がかからないので、 スコアにかかわらず、TOEIC 対策の学習に取り組む前にマスターしておくと良いでしょう。ためらっている場合ではありません。『一歩踏み出す勇気』を持って、今すぐ勉強を始めてください」

高校1、2年生の文法までしっかりわかっていると、TOEIC に出題される文法事項は全部カバーできるそうです。

ただ、TOEIC では、文法は簡単だけれども、中高では習わないレベルの単語が使われている英文が出ます。文法問題であっても、文法ではなく語彙で引っかかるということがあります。

次回、11月30日公開予定のインタビュー2回目では、TOEIC に有効な「技を磨く」方法などをお伝えします。お楽しみに!

濱崎潤之輔さんの新刊

TOEIC をこれから受験する人に最高におすすめの電子書籍、GOTCHA!新書『濱崎流 TOEIC (R) L&R テストの鍛え方』。TOEIC のカリスマ講師と呼ばれる著者自身は TOEIC で990点を取るためにどのような学習をしてきたのでしょうか?忙しい社会人が TOEIC で高得点を狙うためにできる効果がある勉強法や、目標スコアを獲得するためのヒントが満載です。

▼価格は500円(税別)!『濱崎流 TOEIC(R) L&R テストの鍛え方』はこちら。

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濱崎 潤之輔濱崎 潤之輔
「ハマー」の愛称で知られる、TOEIC 界のカリスマ講師。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。大学や企業で TOEIC テスト対策研修講師を務める。これまでに TOEIC  L&R テスト990点を60回以上獲得。TOEIC L&Rテスト対策のセミナーなども積極的に行っている。著書に『 マンガで攻略! はじめての TOEIC (R) テスト 全パート対策 』(西東社)、『 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本 』(かんき出版)など多数。公式 Twitter アカウントはこちら。公式 Instagram のアカウントはこちら

*1:受験後に届く「OFFICIAL SCORE CERTIFICATE」(公式認定証)に記載されている「項目別正答率」のこと。リスニングセクション、リーディングセクションそれぞれに5項目あり、それぞれに関連する問題の正答率が記されている。

*2:アビメに記載される次の3項目のこと:「文書の中の情報をもとに推測できる」「文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる」「ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる」