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「言ったことを取り消すよ」を英語で言うなら take +何でしょう?

 「言ったことを取り消すよ」を英語で言うなら take +何でしょう?

新たに単語を覚えなくても、すでに知っている単語を組み合わせることで、英語で表現できる幅を広げる方法を紹介します。ポイントは「句動詞」!句動詞の短い意味の固まりをイメージで理解して、英語を発信するスキルを身に付けましょう。今回は動詞「take」の句動詞のイメージを探ります。

英語は2語で何でも言える!

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ネイティブは単語をイメージで使いこなす!

句動詞は、基本動詞と前置詞・副詞の組み合わせです。今の語彙力でもっと話せるようになりたい、そんな方に速攻役立つ表現方法です。

前置詞は、名詞・代名詞の前に置いて、場所や方向、時など、名詞・代名詞の意味を補う言葉です。with、at、from などがあります。

副詞は、形容詞や動詞などを修飾する言葉で、very、quickly、often などがあります。

今日紹介するのは、「取る・得る・連れていく・(時間、お金が)かかる」などの意味を持つ動詞 take と、前置詞や副詞の組み合わせです。

中学校レベルの語彙力でも、ネイティブ・スピーカーのように英語を感覚的に使いこなせるように、単語のイメージをクイズで学びます。想像力を働かせて take が持つイメージの世界に浸ってみましょう。

動詞「take」は静止しているものを、意識して取るイメージ!

動詞「take」は静止しているあるものを、意識して取るイメージ!

take は「取る・得る・持っていく・連れていく・(乗り物を)使う・(時間、お金が)かかる・理解する・(ある動作を)する」というのが基本的な意味で、静止しているものを意識して取るイメージがあります。

句動詞クイズ「take +1語」

動詞 take と、前置詞や副詞の持つイメージを想像しながら、さっそくクイズを解いてみましょう。かっこの中の単語のどちらかを選びましょう。

クイズ

Q1.彼は父親にとてもよく似ている

He takes(after・over)his father very much.

Q2.彼はその少女がすぐに好きになった

He took(up・to)the girl immediately

Q3.うそつきなんて言って悪かった。取り消すよ。

I'm sorry I called you a liar. I take it(apart・back).

Q4.彼の最新アルバムは批評家たちに酷評された

His latest album was taken(out・apart)by the critics.

Q5.私は彼女を食事に連れ出した

I took her(out・tofor dinner.

Q6.田中さんが退職したので、私が彼の仕事を引き継いだ

Mr. Tanaka retired, and I tookover・after)his job.

クイズの答え

Q1.彼は父親にとてもよく似ている

He takes after his father very much.

take(得る)+ after(~にならって)」=~に似ている

Q2.彼はその少女がすぐに好きになった

He took to the girl immediately.

take(得る)+to(~に対して)」=~を好きになる 

Q3.うそつきなんて言って悪かった。取り消すよ。

I'm sorry I called you a liar. I take it back.

take(持っていく)+ back(戻って)」=~を取り消す

Q4.彼の最新アルバムは批評家たちに酷評された

His latest album was taken apart by the critics.

take(する)+ apart(ばらばらに)」=簡単に負かす ※<人・作品・アイデアなど>を酷評する

Q5.私は彼女を食事に連れ出した

I took her out for dinner.

take(取る)+ out(外に)」=~を取り出す ※(食事・娯楽などに)<人>を連れ出す

Q6.田中さんが退職したので、私が彼の仕事を引き継いだ

Mr. Tanaka retired, and I took over his job.

take(取る)+ over(覆って)」=~を引き継ぐ

前置詞と副詞のイメージをつかもう

after

「~の後に」「~を追って」「~にならって」

after の持つイメージは、 「ある空間の方向や時間の流れにおいて、先に存在したり進んだりしているものより後に続いている」です。

 

apart

 「離れて」「ばらばらに」

apart の持つイメージは「本来は1つにまとまっていたものが、部分ごとに分かれる」です。

 

back

 「後ろへ」「戻って」

back のイメージは「あるものの裏側やその陰の所にです。

out

「外に」「出て」「消えて」「なくなって」「すっかり」

out は「あるものが別のあるものの外部にある」イメージです。

over

「上に」「覆って」「越えて」「終えて」

over のイメージは「あるものの上を越える」です。

 

to

 「~へ」「~に対して」「~まで」「~に」

to のイメージは、「あるものが別のあるものに対して向かい合っている」です。

up

「上へ」「近づいて」「~し終わって」「ばらばらに」

up のイメージは基準となる位置より上側にある」です。

どんどん使ってみよう!

会話で使える「take」を使った例文を紹介します。具体的な状況を想像して、声に出して言ってみましょう。

Mary has just taken up skiing.

メアリーはスキーを始めたばかりだ。

She has taken to reading during meals.

彼女は、食事をしながら読むのが習慣になってしまった。

I took out a life insureance policy.

私は生命保険に加入した

We will take on 10 employees next month.

われわれは来月、10人の従業員を雇い入れる

I was taken in by his words.

私は彼の言葉にだまされた

おすすめの本

本記事のクイズは、『英語は2語で何でも言える!』(アルク)を参考にしています。27の基本動詞と、30の前置詞・副詞の組み合わせで、どんどん英語表現のイメージを膨らませることができます。

また、「日本最古の漫画」とも言われる国宝、鳥獣戯画のキャラクター、ウサギ・カエルが本書では案内役として句動詞のイメージをさらに分かりやすく伝えています。

英語は2語で何でも言える!

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阿部 一阿部 一 (あべ はじめ)

阿部一英語総合研究所(英総研)所長。文部科学省をはじめ、英検や各都道府県の教育委員会・教育センターなどで、日本人教師や外国人講師に講演会、研修会、ワークショップなどを行う。

編集:増尾美恵子