「安くて量の多いレストラン」って英語でなんて言う?【中級編】

爆笑必至の「エイゴ言い間違い」シリーズ!こんな日本語、英語でどう言う?

私はたいてい、安くて量の多いレストランに行きます。

× I usually go to cheap and big food restaurants.
これでは、 私はたいてい、安っぽくて巨大な食べ物があるレストランに行きます。 になっちゃう!こんなレストラン、見たことない!

正しくは

○ I usually go to restaurants where I can eat more for less money.
と言いましょう!

Tim先生の解説

big=「大きい」って中学校で習ったデショ!big food なら当然「大きな食べ物」という意味になるわけです。例えば、大根サイズのソーセージとか、座布団サイズのパンとかね・・・。

「量が多い」を英語に訳すとしたら、the portions are large が正解。 portion っていうのは食べ物の量のことで、量が多いか 少ない かは、large/small で表すんで。「量の多い(料理を出す)レストラン」は、a restaurant that serves large portions となる。 serve っていうのは、料理などを「出す」という意味で使える動詞だよ。

ただ、large portion という表現は、ふだんの会話ではあまり使わないかも。ネイティブなら、おそらく I usually go to restaurants where I can eat more for less money. (少しのお金でたくさん食べられるレストラン)って言うんじゃないかな。

この英文の方が、使っている単語は簡単なのに、言いたいことがダイレクトに表現できているでしょ?

portion という単語を知らなくたって大丈夫。英語で言いたいことがあるときは、無理に直訳しようとしないで、自分の知っている単語でうまく表現できないか考えてみてね!

例題

以下の日本語を英語にしてみましょう。

① 私は少しのお金でたくさん買えるお店が好き。

② そのレストラン。冷めたコーヒーを出すのよね。

③ 私はたいてい、長居できる喫茶店に行きます。

解答

① I like shops where I can buy more fore less money.

② The restaurant serves cold coffee.

③ I usually go to cafes where I can stay longer.

解説

① shops を stores にしても同じ意味

②「冷めたコーヒー」=「冷たいコーヒー(cold coffee)」と考える。

③ stay longer を stay long にしてもOK。stay longer なら、「ほかの喫茶店よりも長居できる」というニュアンスが出せる。

ティム・ヤング(Tim Young)
米国アイオワ州出身。イリノイ州オーガスタナ大学にて英文学学士号 取得 。高校時代に日本人のペンフレンドを持ったことから、日本文化への興味を深める。
ホームページ: https://www.machigai.com/

イラスト:牧野良幸  https://mackie.jp/

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2024 04
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