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こんなふうに見えるとは。海を中心に眺める世界地図って?【英語多読ニュース】

こんなふうに見えるとは。海を中心に眺める世界地図って?【英語多読ニュース】

「英語多読ニュースフラッシュ」(10月17日号)。今回お届けするのは、20世紀半ばに生まれていたという、海を中心に地球を眺める世界地図の話題です。

おなじみの地図と全く異なる世界観が新鮮

世界地図と聞いて私たちの多くが思い浮かべる形がありますよね。今回紹介する記事の書き出しにもそうあります。

When you imagine a world map, what do you see? Most likely, you picture the Mercator Projection, a rendering rooted in the 16th century.

世界地図を思い浮かべるとき、どんなものが見えるだろうか。きっと、思い浮かべるのは16世紀に生まれた地図、メルカトル図法だろう。

メルカトル図法!私には懐かしい響きです。そして、Mercator という英語のつづりを初めて見たような気もします。

さて、確か学校でも習いましたが、この図法には大きな弱点があります。

While this visual remains the most widely-used and universally accepted view, its proportions and overall orientation are not accurate.

この図法は最も広く用いられ、世界的にも受け入れられているものだが、その比率や全体的な方位が正確ではない。

この不正確さの解消を目指して、さまざまな地図がこれまでに生み出されていますが、その一つが、Spilhaus Projection(スピルハウス図法)なのだそうです。

This unique map was drafted in 1942 by South African-American geophysicist, oceanographer, inventor, and urban designer Athelstan Spilhaus. It ingeniously places the oceans in the center, resulting in a view that visually unites the bodies of water and transforms the landmasses into negative space.

このユニークな地図は南アフリカ出身のアメリカ人地球物理学者であり海洋学者、発明家、都市デザイナーのアセルスタン・スピルハウスにより発案された。この図法は海を巧みに中央に配しているため、海洋は一つにつながって見え、陸地は背景となっている。

mymodernmet.com

実際にどんな地図なのかは、上の MY MODERN NET の記事をご覧ください。私たちがよく知る世界がまったく別のものに見えますが、海を渡る船舶にとってはこれ以上のものはない海洋図の一つかもしれません。

ところで、MY MODERN NET では、メルカトル図法の欠点を解消するために発案されたさまざまな地図も紹介しています。

下は、日本人が発案したオーサグラフという世界地図です。

Ingeniously Redesigned World Map Looks Unusual, But Is Highly Accurate

You can make your own piece of geographical origami by printing out the AuthaGraph and folding it into different shapes, all of which show a proportional representation of land and sea.

オーサグラフを印刷し、さまざまな形に折ることで、自分だけの折り紙式地図を作ることができる。どの形であっても陸と海の比率は正しく見えるようになっている。

なんと折り紙式とは、日本の人ならではの発想かもしれませんね。 

そしてもう一つは、アメリカ合衆国や中国、インドが実際はどのくらいの大きさなのかを世界地図上で知ることができる、トゥルーサイズ・マップ(The True Size Map)という面白い地図です。

mymodernmet.com

To uncover these often-stark differences, the True Size Map was created—a interactive website that allows you to drag countries and continents around the Mercator projection and discover just how big they are (or aren’t).

このあからさまな違いを明確にするため、トゥルーサイズ・マップは生み出された。インタラクティブなウェブサイトで、国や大陸をメルカトル図法の地図上をドラッグすることができる。そして、それらがどれくらい大きいのか(または大きくないのか)を発見できるのだ。

このトゥルーサイズ・マップのサイトでは、右上の検索窓に英語で国名などを入れると、その国の縁取りが表示され、地図上をドラッグできるようになります。

メルカトル図法ではいつも大きくなるグリーンランドなど日本を比較してみるのも面白いですよ。ぜひ、お試しください。

thetruesize.com

Takahiro Yamamoto/山本高裕

文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)

高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。風景写真を撮り続け、地図上の行った場所に「行った」マークを付けて記録するのが楽しみ。