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テッド寺倉さんが教える、英語学習に挫折しないマインドの作り方4つ

テッド寺倉さんが教える、英語学習に挫折しないマインドの作り方4つ

英語の勉強をやらなくちゃ。やったほうがいいに決まっている。いつかきっと…。つらい英語学習に関しては、挫折にすら至らない方も多くいるはず。そんな方が英語をやらずにいられなくなる。そんなマインドの作り方を、「TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 完全攻略800点コース」の監修者、テッド寺倉さんに教えていただきます。

「考えながら」英語練習をしよう

前回、フィットネス水泳の失敗例から考察する英語学習継続のためのヒントを3つお伝えしました。今回はその続編として、英語学習を継続させるコツを、さらに4つお話ししたいと思います。

1. Donʼt get stuck with only one style.(一つの方法にとらわれない)

プールでは、長い距離をずっと同じ泳法でペースを崩さず泳いでいる人を見かけます。その根気には感心しますが、バランスのよい体づくりや、筋肉疲労の分散という観点からは、その練習方法は好ましくありません。

例として、TOEICテスト対策に置き換えて考えてみましょう。

TOEIC対策で「問題を解く」という練習方法だけにとらわれていると、そのうちスコアが頭打ちになることがあります。単に模試の問題を解くだけでなく、同じ素材を使ってできることは、ほかにもたくさんあります。

パート別の練習アイディアをいくつか挙げてみましょう。

  • Part 1:音声を聞く前に正解文を予想し、自分で写真を描写してみる。
  • Part 2:不正解の応答を正解にするために必要な投げかけ文を考えてみる。
  • Parts 3&4:オーバーラッピング(スクリプトを見ながら、音声とシンクロして音読)、シャドーイング(スクリプトを見ずに、音声を追いかけるように音読)。
  • Parts 5&6:選択肢を隠して、または(A)だけを見て正解を言い当てる。
  • Part 7:長文を読み、口頭で人に伝えるように要約する。ポイントは、単純に聞いたり、読んだり、覚えたりするだけでなく、「考えながら」練習をすることです。試行錯誤しながらで構わないので、自分のレベルや課題に合った練習方法を探してみましょう。

2. Donʼt forget the basics.(基本を忘れない)

減量が目標であれば、きれいなフォームで泳げるようになる必要はないのですが、水泳を継続できている人はたいていフォームがきれいです。おそらく、泳ぎの基本をマスターしないと気持よく泳げず、結果的に続けることができないのだと思います。

では、英語における基本とは何でしょう。

文法や発音などいろいろなものがありますが、私はそれらを含んで「リズム」と言い表すことができると考えます。英語の語順やイントネーションには、日本語にはない英語のリズムがあります。

これを、勝手に日本語風に変えないで、そのまま聞いたり読んだりすることをおすすめします。

楽しむことが学習効果アップの秘訣!

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3. Remember to reflect.(振り返りをすることを忘れない)

がむしゃらに練習に取り組みさえすれば目標を達成できるかというと、そうとは限りません。練習をした後にどうするかも、練習と同じくらい重要です。

練習を終えたら、まず自分で設定した練習メニューをこなせたということを振り返り、達成感を味わいましょう。そして、うまくできているところと、改善しなければならないところを自己分析します。

うまくいっているならば、上達したプロセスを確認し、ほかにも応用できないかを考えます。改善の余地があれば、そこを今後の重点課題として意識します。

この振り返りをするかしないかで、練習から得られる効果は大きく変わります。

時間も労力もかけているのに上達しないという人は、やみくもに練習しているだけか、主体的に考えないで、受け身の学習になってしまっている可能性があります。

4. Have fun.(楽しむ)

私が泳ぎ始めた理由は、減量して昔のサイズのパンツを履けるようになることでした。

しかし、泳いでいるときに、ずっと「やせるぞ」と念じているわけではありません。泳ぎながら考えているのは、「もっときれいに気持よく泳ぐこと」です。

結果ばかりを求めると、達成するまでの長い道程ばかりに気を取られ、焦りでネガティブな気分になりがちです。一方、上達することを目指すと、すべての練習をプラスとして受け取ることができ、それが楽しさにつながります。

私は、プールで行う練習ルーティンを決めていますが、そのルーティンが終わったら、その日の調子や気分に合わせて、何か違うメニューに取り組むようにしています。

ゆっくり泳いでフォームを確認したり、普段はやらない泳法を練習してみたりと、毎回違うことをやってみて、新鮮さを感じられるようにしています。反復練習は時に退屈になりがちですので、それを補う遊びの要素を取り入れることも、続けるための一つの工夫です。

英語学習に取り組む際、TOEICの目標スコアなどばかりが頭をよぎる状態では、最大の学習効果は得られないでしょう。楽しみ方は人それぞれですが、自分なりの fun を見つけられる人が継続できる人です。このことは、多くの英語学習者を見てきた講師としての経験からも、間違いないと思います

※ 本記事は、テッド寺倉さんが監修を務めるアルクの通信講座「TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 完全攻略800点コース」に掲載している内容を加筆、編集してご紹介しています。

TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 完全攻略800点コース

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テッド寺倉 監修。「文脈を理解して解く」「音声全体の意味を把握する」――これらのトレーニングを中心に、800点攻略のための英語処理能力を高める5カ月講座です。

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テッド寺倉

テッド寺倉(てっど てらくら)
大阪在住のビジネス英語トレーナー。企業研修でTOEICや英文ライティング、ビジネス・異文化コミュニケーションなどを指導。「TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 完全攻略800点コース」(アルク)監修。