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反射的に言えるようにしておきたい、英語の返事5選

サマー先生の好感度UP英語vol.5

ちょっとの工夫で、あなたの話す英語はもっと好感度が上がるかも?日本テレビ系列で放送中のバラエティー番組『世界一受けたい授業』でも英語の先生を担当する、英会話講師のサマー先生ことサマーレインさんに教えていただきます。

「好感度がUPする英語」とは?

コミュニケーションは、お互いが歩み寄って成り立つものです。日本語と同様、英語でも、話し方や表現の幅で相手に与える印象は大きく変わります

「好感度がUPする英語」とは、上品過ぎるフレーズやネイティブにしか分からないイディオムやスラングではありません。

どんな年齢や職業の方でも、どんな目的で英語を勉強していても、普遍的に使える英語表現です。 

本コラムでは、すぐに良い印象を与える自然なあいさつや、話しかけ方、また、相手への興味を表現する相づちの打ち方、自分の話を流れよく相手に伝える方法など、好感度が上がる英語を紹介します。

今日のトピック「この英語、反射的に言える?」

英語で言われたことに対し、すぐに返事ができなくて困ったことはありませんか?

突然ですが、次の5つの状況のとき、あなたならどう返しますか?シンプルに3語以内で答えてみてください!

1. "Thank you!"とお礼を言われたとき
2. "I’m sorry!"とおわびをされたとき
3. "Would you like a bag?" と申し出を受けたとき
4. "Can you open the door?"とお願いをされたとき
5. "Can I use your bathroom?"と許可を求められたとき

これらは日本語からすれば、全て「いいよ」または「大丈夫です」で答えられるものなので、つい Okay. と返したくなるかもしれません。

Okay. は提案や誘い、お願いをされたときの「いいですよ」や、指示連絡に対して了承の意を伝えるときの「わかった/了解です」などの意味としてはよく使うフレーズですが、それ以外では返答としてはフィットしない場合があります。

例えば、 Thank you.(ありがとう)や Sorry.(ごめんなさい)と言われたときに、「いいよ、いいよ」と答えるつもりで、Okay, okay. と返答される方が多いです。

しかし、Okay. は通常Thank you. や I’m sorry. に対する返事としては使われません。 ここでOkayを使ってしまうと、相手のお礼やおわびに対して「わかった、わかった」というニュアンスになり、失礼な印象を与えてしまいます

よく使われるフレーズだからこそ、スムーズに、自然に返事ができるようになりましょう! 難しいものはひとつもありません。たった1~3語でネイティブのような返答ができるようになるのです。

それでは、よくある5つのシチュエーションを例に、返答の仕方を見てみましょう。

1. お礼を言われた場合の返答

では Okay.でなければ、お礼に対してどのように「いいよ」と返せばよいのでしょうか?

A: Thank you!(ありがとうございます。)
B: No problem.(いえいえ。)

ここでおすすめしたいのが、It’s no problem. (それは問題ありません) を短くした No problem. (何てことないですよ / 大丈夫ですよ) というフレーズです。

また、Thank you. に対する答え方としては、No problem. 以外にも My pleasure.Of course!You’re welcome. などがあります。

よりかしこまった表現である You’re welcome. を好んで使うネイティブスピーカーもいますが、完全に使い方を把握するまで、You’re welcome. を使うのは、あまりおすすめしません。

知らない人と話しているときや、お店のスタッフが客に対して使うような格式が重んじられる場では、You’re welcome. が使われますが、友達同士やフレンドリーな場で You’re welcome. を使うと「お礼をされて当然」というニュアンスが加わってしまうことがあるからです。

多くのアメリカ人は、Thank you. に対しては、相手が誰であっても No problem. と答える傾向があります。No problem. はかしこまった感じがせず、また、日本語の「いえいえ」と同様、「何てことないですよ」という意味であるため、相手を楽な気持ちにさせるからでしょう。

2. おわびを言われた場合の返答

A: Sorry!(ごめんなさい!)
B: It’s okay.(大丈夫ですよ。)

実は、No problem. はおわびの言葉を言われたときでも使えます。

「ぜんぜん」という意味の at all を付け足して、(It’s)no problem at all. (全然問題ないですよ)と言うこともでき、とても便利なフレーズです。

また、No problem. の他によく使われるのは、It’s okay.That’s okay. (大丈夫ですよ/気にしないで) です。Okay. と It’s [that’s] okay. では、ネイティブにとってはかなりニュアンスが変わるので、おわび対する返答では Okay. ではなく、It’s [that’s] okay. を使うようにしましょう。

3. 申し出に対する返答

A: Would you like a bag?(袋は必要ですか?)
B: Yes, please. / No, thanks.(お願いします/ 結構です。)

Would you like some cake? (ケーキはいかがですか?) や、Would you like some more water? (お水をおつぎしましょうか?) などと聞かれた場合、その申し出を受け入れるのに Yes, please.(お願いします)、または断るのに No, thank you. (いいえ、大丈夫です。でもありがとうございます)を使います。

ネイティブスピーカーは「〜はいかがですか?」という申し出を受けたときに、この2つのフレーズをすぐに言えるように幼い頃からしつけられます。

つまり、Yes, please. と No, thank you. は、英語圏においては、基本的な礼儀として非常に大切な言葉なのです。

日本語では、相手からの申し出に「はい」または「いいえ」だけで答えても問題がない場面も多くありますが、英語では Yes. やNo. だけで答えると失礼になったり偉そうな印象を与えたりすることがあるので、要注意です。

4. お願いされた場合の返答

A: Could you close the door?(ドアを閉めていただけますか?)
B: Sure.(もちろんです。)

Can you lend me a pen?(ペンを貸してもらえますか?) や Could you turn down the air conditioner? (エアコンを下げていただけますか?) などと何かを頼まれて受け入れる際、一番よく使うのは Sure! (もちろんです!) です。何かに快く応じるときのフレーズで、カジュアルな場面でもかしこまった場面でも使えます。

Sure. と答えた後に、I’d be happy to. (喜んで) と加えることもできます。また、ここでも No problem. をよく使います。お願いされたことに対して No problem. は、「面倒なこととは一切思わず、快く引き受けますよ」というニュアンスになります。

5. 許可を求められた場合の返答

A: Can I use your bathroom?(トイレを借りてもいいですか?)
B: Go ahead.(どうぞ。)

Could I use this chair? (この椅子使ってもいいですか?)、 Would you mind if I took pictures? (写真を撮ってもいいでしょうか?) などと許可を求められた際、Go ahead. (どうぞ)という言い方がおすすめです。

相手に何かの動作をすすめたいときは、Go ahead and + 動詞の原形」(どうぞ~してください)もよく使われます。

その一方、許可やお願いを断りたい場合、Unfortunately...(残念なことに...)がよく使われます。悪い知らせを伝える前置きとして使うと、ニュアンスを和らげたり、相手に心の準備をしてもらったりすることができます。

Unfortunately の後に、断らざるを得ない理由も伝えるとなおよいでしょう。 Could I use this chair? に対して、Unfortunately, someone is sitting there. (残念ながら、もうすでに座っている人がいます)、などのように説明をすると、相手はより納得することでしょう。

まとめ

今回は、5つのシチュエーションを例に、返答の仕方をご紹介しました。似ているように見えますが、それぞれふさわしい答え方がありますので、普段から意識して答えるように練習しておきましょう。正しい返答ができれば、相手を不快にしてしまうような事態を避けることができますよ。

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サマーレイン

文:サマーレイン https://www.summer-sensei.com
2012年に早稲田大学を卒業。2016年、大学院研究生として東京大学に入学。現在、スタンフォード大学大学院博士課程在籍中。 2008年に来日後、学業の傍ら9年間英会話講師として活動。2016年より英語教材の執筆、監修活動を開始。YouTubeInstagram更新中。

編集:GOTCHA!編集部 末次志帆