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「世界一受けたい授業」の先生が教えます!好感度がUPする英語のあいさつ

サマー先生の好感度UP英語vol.1

ちょっとの工夫で、あなたの話す英語はもっと好感度が上がるかも?日本テレビ系列で放送中のバラエティー番組『世界一受けたい授業』でも英語の先生を担当する、英会話講師のサマー先生ことサマーレインさんに教えていただきます。

こんにちは!サマーです!

こんにちは。アメリカのシアトル出身、サマーレインです。

私は子どものころから日本に強い関心を持ち、 高校で日本語を勉強し始めました。日本語をマスターするために、日本の大学に入ることを決心し、2008年に早稲田大学に入学。学業の傍ら9年間英会話講師として活動していました。

2016年、大学院研究生として東京大学に入学し、現在は、スタンフォード大学大学院博士課程に在籍し、言語学の研究をしています。

「好感度がUPする英語」とは?

コミュニケーションは、お互いが歩み寄って成り立つものです。日本語と同様、英語でも、話し方や表現の幅で相手に与える印象は大きく変わります

「好感度がUPする英語」とは、上品すぎるフレーズやネイティブにしか分からないイディオムやスラングではありません。

どんな年齢や職業の方でも、どんな目的で英語を勉強していても、普遍的に使える英語です。 

本コラムでは、すぐに良い印象を与える自然なあいさつや、話しかけ方、また、相手への興味を表現するあいづちの打ち方、自分の話を流れよく相手に伝える方法など、好感度が上がる英語を紹介します。

実用的なフレーズで、できるだけ初級者の方にも使いやすい表現や、ビジネスで使える丁寧なフレーズの他、カジュアルな(しかしカジュアルすぎない)フレーズも紹介していきます。

また、特に間違いやすい言葉の使い方や、日本語と英語の間の細かいニュアンスの違いも説明します。

異なる国や文化の人と有意義なコミュニケーションをはかり、かつ、お互いから学び合うことに役立てていただけたら幸いです。

今日のトピック「あいさつ」

今回皆さまにお伝えするのは、コミュニケーションの基本となる「あいさつ」からです。下記の会話例を見てみましょう。

A: Hello! How are you?
B: I’m fine, thank you. And you?
A: I’m fine, too.

この会話例、学校で習いませんでしたか?

アメリカ人は、Hi! の後に、必ずといっても過言ではないほど、How are you? と尋ねます。How are you? と尋ねられたとき、いつもどのような返事をしていますか?

反射的に I’m fine, thank you. And you? と答えている方も多いのではないでしょうか。でも、この言い方はあまり自然ではありません。途中で間を入れずに一気に言ってしまうとなおさらで、いかにも「暗記した表現をそのまま使っている」という印象を与えてしまいます

さらに、実を言うと I’m fine. は、少し否定的な響きを持ったフレーズなのです。

アメリカ人にとって fine は、「調子がいいというほどではない」あるいは「今日は特に面白いことはなかった」といった印象を与えがちな言葉です。I’m fine. と答えると、場合によっては少しぶっきらぼうに聞こえたり、相手に「今の自分の調子や気分についてあまり話したくないのかな」と思われてしまうかもしれません。

アメリカでは、

  • (I’m) Great.(すごくいいね)
  • (I’m) Good.(いいよ)
  • (I’m) Pretty good.(わりといいかな)

を非常によく使います。

How are you?、How’s it going?、How have you been?の違い

英語には、How are you?以外にもさまざまなあいさつのフレーズがあります。

似ているけれど少しずつ意味の異なる How are you?、How’s it going?、How have you been? の3つ。これらは How are you? と同じ「調子はどう?」と訳されることがよくありますが、実はそれぞれ違うニュアンスがあります。

How are you? または How are you doing?

How are you?、または、そのバリエーションである How are you doing? は、あなたがどんな調子または気分なのかを尋ねる表現で、ほとんどの場合、尋ねる側はあなたに、今の状態を率直に答えることを求めています

前述した、I’m good. などの他に、Not so good [great]. (あまり良くない) や、本当に気分が悪いときに使う Terrible! (もう最悪!)というネガティブなもので答えることもよくあります。

A: How are you, Jake?
調子どう?ジェイク。
B: I’m great! How about you? How are you doing?
すごくいいよ!あなたはどう?
A: Pretty good, thanks.
わりといいかな。聞いてくれてありがとう。

How’s it going?

その一方、How’s it going? はカジュアルな場面で How are you? の代わりによく使われる表現です。

How are you? が相手のコンディションを尋ねる質問なのに対し、How’s it going? は相手の近況全般を尋ねる質問です

直訳するとHow’s it going?は「どう行っていますか?」になりますが、意味としては「どうですか?人生はうまくいっていますか?」の方がより近いです。

How's it going? の主語は、How are you? や How are you doing? と異なり、you(あなた)ではなく it です。この it はおそらく相手の「人生」を指しているのだと思います。

How’s it going? の代わりに、How’s life? というあいさつも使えます。 返答の際は、How are you? の I’m ~ .  よりも Everything is ~ . が一般的です。How are you?と同じ形容詞(good, great, terribleなど)を入れられます。

How have you been?

最後の How have you been? は、How are you? を現在完了形に変えたもので、前回会ったときから現在までの相手のコンディション、または最近の調子を尋ねるフレーズです。答えるときも、I’ve been ~ . と現在完了形で、How are you? のときと同じ形容詞を入れられます。

このようなHowを使ったあいさつに答えるときは、必ずしも主語を言わなくても大丈夫です。 例えば、How have you been? に対して、I’ve been を言わずに、Good! だけでもいいですし、How’s it going? に対して、Everything is great! の代わりに、単に Great! でもOKです。

A: How’s it going?
最近どう?
B: Everything is great! How have you been?
全てがうまく行っているよ!あなたは最近どう?
A: Not bad. I’ve been a little busy.
悪くないよ。最近ちょっと忙しいかな。

記事の最初に取り上げた会話例をより自然な形にすると、このようになります。

A: Hi, How’s it going?
B: Everything’s good! How are you?
A: Great, thanks!

ぜひ使ってみてくださいね!

別れのあいさつに 「バイバイ」とは言わない

日本では別れ際に「バイバイ!」と言うのは普通のことなので、英語でもBye bye! と言いたくなるかもしれませんね。でも、英語の Bye bye! は一般的に赤ちゃんに使う、または赤ちゃんが使う言葉なのです。非常に愛らしいものですが、大人が使うと、どうしても かわいく聞こえすぎてしまいます。

ですので、bye は繰り返さずに1 度だけにしておきましょう

また、Bye bye.と同様、アメリカ英語の会話では、Goodbye. はもうほとんど使われることがありません。少し古めかしく聞こえ、また 、「永遠のお別れ」を思わせがちな言葉でもあります。

Bye bye. や Goodbye. の代わりに使える別れのあいさつはこの後にご紹介します。

別れ際の自然なあいさつ

Bye! の他にも、別れ際に使えるさまざまな表現があります。

仕事や学校で毎日のように会う人に対しては、See you. (またね)、あるいは Have a good day. (良い一日を)と言ったりするのが一般的です。また、両方言うのもおすすめです。

See you. には、See you on Monday.(また月曜日に)や See you tomorrow.(また明日)のように、 次に相手に会う日を付け足すこともできます。

A: See you tomorrow, Julia!
また明日ね、ジュリア!
B: You’re going home? Bye!
帰るの?またね!

また、Bye! や See you! の前には、日本語と同じように、「楽しかったよ」や「気をつけてね」といった言葉がよく加えられます。 英語では

  • I had a great time. (今日は楽しかったよ)
  • Take care! (体に気をつけてね!)
  • Get home safely! (気をつけて帰ってね!)

といった表現が使われます。

複数のフレーズを組み合わせるのが、スムーズな会話のコツです。

A: I had a great time today. See you next month!

今日は楽しかったよ。また来月ね!
B: Me too! Get home safely. Bye!
私も楽しかった!気をつけて帰ってね。では、また!

「お疲れさま」は英語でどう言う?

実は、英語には、日本語のあいさつでよく使う「お疲れさま」に相当するフレーズは存在しません。では、相手にねぎらいの言葉をかけたいときは、どのように伝えたら良いのでしょうか。

英語には、決まったフレーズがない分、相手の置かれている場面や状況に応じた慰めの表現方法がいろいろあります。

「お疲れさまです」に一番近い3つの言い方は、

  • Get some rest tonight!(今夜はよく休んでね!)
  • Take it easy tonight!(今夜はゆっくりしてね!)
  • Have a nice night!(良い夜を!)

です。

A: It’s been a long day! Get some rest tonight.
長い一日だったね!今夜はできるだけ休んでね。
B: Thanks. You too. Have a nice night!
ありがとう。あなたもね。良い夜を!

 

いかがでしたか?

より自然な表現を使えば、相手に最初から良い印象を与えることができますので、ぜひ取り入れてみてくださいね!それでは、Get some rest tonight!

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文:サマーレイン https://www.summer-sensei.com
2012年に早稲田大学を卒業。2016年、大学院研究生として東京大学に入学。現在、スタンフォード大学大学院博士課程在籍中。 2008年に来日後、学業の傍ら9年間英会話講師として活動。2016年より英語教材の執筆、監修活動を開始。YouTubeInstagram更新中。

校正協力:杉山靖明

編集:GOTCHA!編集部 末次志帆