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Podcast(ポッドキャスト)のバイリンガル番組で手軽に英語リスニング!レベル別おすすめ4選

Podcast(ポッドキャスト)のバイリンガル番組で英語リスニング!レベル別おすすめ4選

ネットで無料で聞けて、購読すると定期的に配信されるPodcast(ポッドキャスト)。英語の番組や英語学習の番組もたくさんあり、通勤・通学時間を活用したり息抜きを兼ねて聞いたりするなど、日常に英語学習を取り入れるのにぴったりです。いきなり英語だけの番組を聞くのは難しいけれど、自然で実際に使える英語を学びたい!という方に最適の番組を紹介します。

バイリンガルニュース(Bilingual News)

最初に紹介するのは、その名の通りの「バイリンガルニュース」。今、世界で気になるニュースを、マイケル(Michael)さんが英語、マミ(Mami)さんが日本語で、会話しながら掘っていく番組です。

bilingualnews.libsyn.com

■レベル:中上級

■配信頻度:週1回程度

■各回の長さ:1時間30分程度

■こんな方におすすめ:国内外の時事情報に通じていたい。英語で意見を言いたい、軽く議論したい。

「大人」な話題も

毎回、いくつかのニュースを取り上げています。まずニュースの概要を日本語→英語で紹介。ニュースの理解に必要な説明もしてくれます。その後、2人がその話題について、個人的なことも含めてコメントします。

ニュースの内容は、世界の大きなニュースや日本で話題になっていること、日本ではほとんど聞かないものなど、さまざまです。「AIナチュラル会話」から「宇宙ゴミ掃除」「終活」「時間の感じ方」や、ちょっとセクシーなテーマまで。

議論ってどうやるの?

番組の紹介文には「ゆるーく」と書いてあり、確かにカジュアルな雰囲気で進行するのですが、マイケルさんとマミさんの意見が異なり、議論のようになることも。

例えば、アメリカ、ペンシルベニア州のスターバックスで、店員が人種差別に基づく行為をしたとして批判され、アメリカの全店を1日閉店してスタッフに研修を行ったというニュースでは、2人がいろいろな観点からの考えを言い合っていて、異なる意見を持つ人とどう話し合うことができるかの一例が見えてきます。もちろん相手の言葉を頭から否定するのではなく、それを受けた上で自分の意見も曲げずに伝えるのは、どの言語で話すにしても参考にしたいところ。

スピーキング力UPも見込める

また、2人の会話を聞いているうちに、自分はどう思うだろう?ということも自然と考えるので、自分の意見を英語で書いたり話したりしてみると、ライティングやスピーキングの練習にもなります。

避けてしまいがちな微妙な話題も含めて、カタイ話でも自分に引き付けて日常会話で語るヒントが得られるかもしれません。「バイリンガルニュース」は、日本語を学習する英語話者にもおすすめですので、友達にこの番組を紹介して、取り上げられたニュースについて、一緒に英語と日本語でおしゃべりしてみるのはいかがでしょうか?

特別編でインタビューも

通常の回とは別に、特別編として、ゲストを迎えてのインタビューも配信されています。ゲストは、ベンチャー企業で働く人、物理学者、バーテンダーなど幅広く、出身国もいろいろです。ゲストの日本の方が話す英語も参考にしたくなります。

Hapa英会話Podcast

日本人とアメリカ人の両親を持つロサンゼルス出身のジュン(Jun)さんが、主にアメリカ人の実際の会話を題材に、日常英会話のレッスンをしてくれる番組です。

hapaって何だろう?と思ったのですが、Hapa英会話のサイトに説明がありました。

混血のことを(中略)ロサンゼルス(カリフォルニア州)では「HAPA」と呼ぶことも一般的です。HAPAは元々ハワイ語から由来した言葉で「半分」または「一部」を意味します。

アメリカのNPR(National Public Radio)のサイトでもこの言葉が紹介されていました。

hapaeikaiwa.com

■ レベル:初中級

■配信頻度:週1回程度

■各回の長さ:25分程度

■こんな方におすすめ:日常英会話に強くなりたい。特にアメリカの社会や文化について知りたい。

途中で分からなくなる心配なし!

毎回の流れは、ジュンさんの近況などおしゃべり→今日の会話のテーマを紹介、会話についての質問の提示→会話を聞く→会話についての質問の答え→ジュンさんが会話の内容を英語と日本語で要約→今日のフレーズと例文→今日のフレーズと例文をリピートして練習→今日の会話をもう一度聞いて、聞き取れるか確認→会話に関連するジュンさんのおしゃべり。

何がいいって、ジュンさんが英語の後に日本語で同じことを言ってくれるので、安心感があること。途中でついていけなくなった!という悲しい目に遭うことがありません。

会話は本格派

番組のサイトでは各回の内容が紹介されているため、心の準備をしてからレッスンに臨むことができます。過去に配信されている内容も、どれも面白そうです。「I love youの真意」「アメリカとイギリスの方言」「アメリカとイギリスの教育制度」「よく使うアプリ」「ストレス解消法」など。

レベルは初中級としましたが、会話はネイティブスピーカー同士が自由に話しているので、なかなか容赦ない感じです。でも、2分30秒程度の短めの会話ですし、内容が興味深く、会話を聞く前にも後にも丁寧な解説があるので、安心して挑戦できると思います。

「今日のフレーズ(Phrases of the Day)」では、例えば以下の語が解説されていました。

counterintuitive

直観に反する

このように、よく考えれば意味が分かるけれどパッと聞くと意味が取れない表現も紹介されていて、すぐ使いたくなります。例文を多く挙げてくれるのもうれしいです。

週1回、無料で、充実したレッスンを受けた気になる番組です!

インタビューは著名人からマルチリンガルまで

「インタビュー企画」として、ゲストを迎えた番組もあり(40~50分程度)、サイトには丁寧にインタビュー内容のリストも掲載されています。ゲストと英語との関係など、気になる話題がいろいろ飛び出します。自分ももっとどんどん英語でしゃべらなきゃ、という気にさせられるインタビューです。

Podcast(ポッドキャスト)のバイリンガル番組で英語リスニング!レベル別おすすめ4選

Hiroshima University’s English Podcast

広島大学の外国語教育研究センターが制作している英語学習番組です。榎田一路先生とJoe Lauer先生が2008年ごろから公開しているようです。「広大生はもちろん、広く一般の皆様にご利用いただいています」とのこと。詳細は番組のサイトで確認できます。

pod.flare.hiroshima-u.ac.jp

■レベル:初中上級

■配信頻度:週1回程度

■各回の長さ:10~20分程度

■こんな方におすすめ:世界各国の学生の英語や興味・関心、生活を知りたい。多様なレベルやジャンルの英語を学習したい。

信頼度が高い

大学の先生が学生の学習用に制作しているので、安心して英語教材として使えると思います。

かといってお堅い内容ばかりというわけではなく、学生が日常英会話をこなせるようになるようにという意図で作られているようです。バックグラウンドミュージックも入り、英語と日本語で話すスピーカーたちもDJ風で、なかなか臨場感があって、楽しめます。

番組の種類がバラエティー豊か

なんといっても魅力は、英語レベルの異なる複数の種類の番組があること。

カテゴリーは、「文化警察24時(初級)」「やさしい英語会話(中級)」「異文化ディスカッション(上級)」があり、過去に配信された「Joeのなるほど!英文法(初級)」「アメリカ探究の旅(初級)」「ドラマで英語を学ぼう(上級)」なども聞けます。

例えば、「やさしい英語会話(中級)」では、毎回あるテーマについての2人の会話を素材に学習します。流れは、テーマについて英語と日本語でおしゃべり→会話をゆっくりの音声で聞く→会話の内容やフレーズについての英語と日本語での解説→ナチュラルスピードの会話を聞く。最後に「Questions from Our Listeners」のコーナーがあり、質問を受け付けているようです。

素材となる会話は、台本を読み上げたもののようで、異文化などがテーマとなることも多く、オチもあって面白いです。フレーズの説明が分かりやすく、会話のスクリプトやフレーズがサイトに掲載されているのも助かります。

テーマは、「Hitting on Someone(ナンパ)」「The Image of China on TV(テレビが伝える中国のイメージ)」など幅広いです。

以下のような口語表現が学べます。

We're all updated.

私たちは互いの最新状況が分かっているの。

super clingy

(人に)超べったりの

I'm off.

行かなきゃ。

「文化警察24時(初級)」では、今回のテーマについて英語と日本語でおしゃべり。今回の会話のフレーズの解説も→会話をゆっくりの音声で聞きながらシャドーイング→通常のスピードの会話を聞きながらポーズのところで早口で言う練習、という流れで学習します。

取り上げられているフレーズにも工夫があって、例えば「金曜日はフィッシュ・フライデー(アメリカ・ウィスコンシン)」がテーマの回では、次のフレーズが会話に入っていました。

fish around ~

~を探し回る(look around ~)

アメリカや日本を含む国や地域の「知らなかった!」文化や習慣がテーマになっていて、飽きません。

会話だけでなく小説や詩の朗読も

過去に配信されていた「ドラマで英語を学ぼう(上級)」では、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物/The Gift of the Magi」、「百物語怪談会」、エドガー・アラン・ポーの「告げ口心臓/The Tell-Tale Heart」、グリム童話「ラプンツェル/Rapunzel」、イギリスの詩人シェリーやアメリカの詩人ディキンソンの詩など、古典的な物語や詩を、朗読を聞いて学べます。

朗読の前に日英の解説があるので、いきなりオーディオブックは難しいという人にもおすすめです。

大学生活気分が味わえる

大きな特長は、大学だけに、学生生活の話題が多いこと。現役大学生はもちろん、若者の気分を味わいたい大人にも楽しいと思います。

「異文化ディスカッション(上級)」では、広島大学の留学生2人(アメリカ出身学生と韓国出身学生など)を迎えて、彼らの出身国や広島での大学生活をテーマにおしゃべりが繰り広げられます。

Podcast(ポッドキャスト)のバイリンガル番組で英語リスニング!レベル別おすすめ4選

勝手にENGLISH JOURNAL!(勝手にEJ!)

日本人のJunさん(Hapa英会話のJunさんとは別人)が日本語で、英会話スクール(開始時は「bわたしの英会話」、2018年の途中からは「SPARTA英会話」)から派遣されてくるゲストのネイティブ講師が英語で、アルクの月刊英語情報誌『ENGLISH JOURNAL(EJ)』の気になる記事についておしゃべりする番組です。

Junさんは日本語、ゲストは英語で話しますが、会話が見事にかみ合っているのがすごいです。勝手気ままな自由な会話、と思わせつつ、綿密に準備、構成されている模様。時折EJ編集長も登場します。

2016年まで配信されていたポッドキャスト番組「American Hot Topics」の後継番組として2017年に始まり、2018年よりFMラジオ(FM軽井沢)でもオンエアーが開始されました。

勝手にENGLISH JOURNAL!

勝手にENGLISH JOURNAL!

  • アルク / SPARTA英会話 / JUN
  • 言語コース
  • ¥0

■レベル:中上級

■配信頻度:月3、4回程度

■各回の長さ:20~40分程度(本編とは別の【オマケQUIZ】は3~5分程度)

■こんな方におすすめ:英語を通して多様な話題に強くなりたい。外国の人と長く話し続けるヒントが欲しい。

雑談か本題か分からなくなる長いおしゃべり

本題と思われる『ENGLISH JOURNAL』の話に入る前に、Junさんとゲストとのかなり長い(!)おしゃべりがあります。話題は、ゲストの自己紹介から近況報告、そこから話が飛んで、社会的出来事に話が及んだりと、広がる、広がる。カフェで隣のテーブルに着いた2人の会話を盗み聞きしているような錯覚に陥りそうになりつつ、笑いをかみ殺して聞くことも。全部英語だったら疲れそうですが、日英がだいたい半分ずつなので、長くても聞いていられます。

EJの話はホントに自由

ゲストの好みにより(?)、EJのメインの特集をすっ飛ばして、見開き2ページのコーナーについて延々とおしゃべりしたり、となかなか自由な展開です。

この番組はEJを読んでいなくても聞いて楽しめるのですが(もちろん、番組を聞いて読みたくなったらぜひ)、雑誌に書いてあることからこういうふうに考えたり、話題を発展させたりできるんだ、という参考になります。

なお、雑誌のEJでは、番組で話された内容がダイジェスト版で確認できる番組連動のコーナーが連載されています。

多彩な口語表現に触れられる

ゲストたちからは、私たち英語学習者が自分では使わないけれど、知ると英語表現の豊かさが感じられるフレーズも飛び出します。例えばこちら。

(be) off one's rocker

正気を失って ※俗語。語源は諸説あるようです。

EJの長寿クイズコーナーの過去問も

本編とは別に、EJのクイズコーナー「Mystery Speakers」の過去問の音声も配信されています。擬人化されたモノが一人称で自分について語り、語り手(のモノ)が何かを当てる、「私は誰でしょう?」クイズです。挑戦してみると面白いかも。

話題にしている雑誌のEJはこちら!

番組を聞いて読みたくなったら、どうぞ。定期購読アプリもあります。

CD付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2018年 8月号

CD付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2018年 8月号

 

gotcha!

構成・文:GOTCHA!編集部
GOTCHA(ガチャ、gάtʃə)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。

ヨーロッパや東南アジアなどの映画を見ると、1つの映画で2言語どころか3つ、4つの言語が話されていることがあります。そんなマルチリンガル環境も、大変なこともありそうですがなんだか楽しそうです。