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イタリアのTOEICは平日開催。リスニング中にあの音が!

ミラノ大聖堂

世界160カ国で実施され700万人が受験しているTOEIC(R) L&R テスト。日本以外の国ではどんな風にテストが行われているのでしょうか?海外で受験した経験のある方にお話を聞いてみました。今回はイタリアです!

イタリアのTOEICer、toshiさん登場!

こんにちは!会社員で30代の toshi と申します。

化学系の会社に入社して10年になります。日本生まれの日本育ちで、大学卒業まで1回しか海外に行ったことがなく、入社時のTOEIC のスコアは415点でした。

6年程前のこと、TOEICで高得点を持つ後輩がイタリアに出向することになったのに刺激を受け、TOEICの勉強と英会話 (英会話学校、オンライン英会話) を始めました。

「2年で後輩のスコアに追いつき、3年目で追い越す」という目標を立て、TOEIC連続受験。ほぼ計画通りに目標スコアを取得し、昨年ついに私もイタリア出向を果たすことができました。

これまでに、日本で84回(内30回はIPテスト)、イタリアで2回、計86回受験しました。新形式での最高スコアは965点、旧形式やIPテストでは990点です。

今回は皆さんに、イタリアでのTOEIC受験についてお話ししたいと思います。

イタリアでのTOEICの位置づけは?

イタリアの同僚のほとんどはTOEICを知りませんでした。アメリカの高校を出た同僚と、人事系の同僚が名前を知っていた程度です。なので、イタリアの同僚がTOEICを受験したという話は聞きません。

ただ、本屋さんに行くとTOEICの参考書や模試が数種類あり、イタリア製の模試もありました。日本や韓国の参考書や模試は置いてないので、欲しい本や新刊はkindleで購入していました。

イタリアでTOEICを受けた理由は?

イタリアに来てから2回TOEICを受験しましたが、特に会社から指示があったわけではありません。単純にTOEICが大好きだったのと、英語学習の進捗を確認するためです。

イタリアでは、ETS Global というWebサイトを通じて受験申し込みをしました。

イタリアの受験地はミラノの語学学校のみでした。過去には他にも受験地があったようですが、最近はミラノのみです。

この語学学校は、ミラノのドゥオーモ*1の近くにあり、幸運なことに、私の滞在先から地下鉄で数分の距離でした。

TOEICは平日開催、受験料は16,000円なり!

イタリアでのTOEICの開催は不定期ですが、ペースとしては月に1回くらいで行われます。申し込み期限は、試験のだいたい2週間前までと良心的なのですが、平日開催が多いのです。そのため何度か、申し込みをしたのに急な仕事が入り受験できなかったこともあります

楽しみにしていたTOEICを受験できなかったのはもちろんショックなのですが、さらに追い打ちをかけるのが受験料の高さ。なんと127ユーロ (日本円で約16,000円)と、日本での公開テストに比べて3倍近くするのです!

ユニークなシステムとしては、追加で15ユーロ支払えば、 Express Scoringとして数日でスコアを知らせてくれます。また、通常のスコアシートとは別に、Certificateという証書を貰うこともできます。こちらも15ユーロです。

受験料等の支払いは、クレジットカードなどを使用したオンライン決済となります。

試験当日はこんな感じです!

エスプレッソマシーン

お気に入りのシャーペンが持ち込めない

受験当日の持ち物は、受験票と身分証明書(パスポートなど)だけです。証明写真は事前に準備して受験票に張り付けてもいいのですが、準備できなければ会場でも撮影してくれます。

また、筆記用具は自分のものを持ち込むことはできず、会場が準備してくれたものを使用することになります。日本では濱崎潤之介先生のセミナーで頂いたマークシート用シャーペンを使用するのですが、イタリアでは使えませんでした

筆記用具を含む個人の荷物は、教室に入る前にロッカーに預けます。

試験官がこない

会場は20人くらいのキャパシティの小教室でした。

受験者は10人弱。イタリア人、日本人、中国人、ベトナム人と多国籍ではありますが、会場となった語学学校の生徒が多く、顔見知りが多いためかリラックスした雰囲気でした。試験会場には参考書などは持ち込めないので、日本のように直前まで勉強する人はいません

そして、受験案内のメールには、集合時間は9時30分、セッション開始時間は10時とありましたが、10時20分になっても試験官が来ず、しかもそれについて何のアナウンスもありませんでした。ここらへんもイタリア式でしょうか……。

話が脱線しますが、イタリアでは建物の階の数え方がイギリス式で、日本とは異なります。1階はground floorで、2階は1st floorなのです。TOEICのとき、係りの人に「会場は2nd floorだ」と言われて、ちゃんと日本でいう3階に行けたことが、ちょっと嬉しかったです。

リスニング中にエスプレッソマシーンが…

試験官はこの語学学校の先生でした。日本では、回答用紙の記入方法や注意事項を、受験者全体に向かって読み上げますが、イタリアではそういった説明はほとんどなく、記入方法で分からないところがあれば個別対応となります。

試験会場で困ったことといえばこれです。イタリアの学校なので、教室のすぐ外の廊下に大きなエスプレッソマシーンが置いてあるのですが、誰かが使ったとみえて受験中にも大きな音が鳴り響きました特にリスニングPart2で音が鳴るとかなり厳しかったです……。

試験後の不思議な感覚

TOEIC が終わり外に出ると、当然ですがまたイタリア語の世界が広がります。

私はイタリア語が少ししかわかりません。TOEICの試験中に聞こえてくる英語はかなり理解できるのに、試験後は周りが何を話しているかほとんどわからなくて不安になるという、日本にいる時とは逆の不思議な感覚になります。

試験結果は郵送で

試験結果の発表方法は郵送で、スコアシートが送られてきます。スコアシートは日本のものとほぼ同じですが、英語で記載されています。

イタリアで2度目となる2017年11月受験(旧形式)では、満点の990点を取ることができ、とても嬉しかったです!スコアシートはもちろんですが、15ユーロした証書も宝物です。

TOEICのスコアで英語の伸びを実感

ミラノの街並み

TOEICの重要度は、その人の英語力や環境、その人が将来英語をどのように使いたいかによってさまざまだと思います。

私個人の経験を話すと、TOEIC対策をして700点越えをしたあと英語会議の内容の理解度が格段に上がり、TOEICで学んだことは仕事でも使えることが実感できました。

また、フィリピン留学中はTOEIC対策を全くせず、音読や発音矯正、スピーチばかりしていたのですが、帰国後、スコアが大幅に伸びたのです。そのことから、TOEICは英語力の伸びをきちんと計ってくれることも確認できました。

なので、私はTOEICを信頼していますし、私のこれまでの英語学習において非常な重要な役割を果たしてくれたと思っています。

今後は、会社の英語会議でより存在感を出せるよう、もっともっと英語力を高めつつ、新形式での990点満点を狙い受験し続けるつもりです。

toshi

文:toshi https://ameblo.jp/toshi990/
30代の外資系会社員。英語系の資格は、TOEIC L&Rテスト965 (IPテスト990)、TOEIC S&Wテスト310、英検準1級、工業英検2級などを取得。英会話学校やオンライン英会話、TOEIC関連のセミナーや仲間との勉強会、フィリピン留学やマルタ留学などのおかげで英語力とTOEIC L&Rテストのスコアを伸ばすことができました。

編集:川浦奈遠子

*1:ミラノの象徴的な建物で、観光名所としても有名。ミラノ大聖堂。