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中学英語の復習に最適!スピーキングも文法も発音も身に付く本

中学英語をまとめて復習できる本

書籍『Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!』を紹介します。本屋さんで平積みになっていたり、Amazonのランキングでも常に上位に入っていたりするので、気になっている人も多いのでは? タイトル通りの39日、この本に取り組んでみたので実体験を交えてお伝えします!

Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!

Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!

 

中学英語をこの1冊で復習できる

「大人になってから英語をやり直すなら、中学英語の復習が有効」という話をどこかで耳にしたことがあるのでは?

英語学習本の世界は今、ちょっとした中学英語ブーム。Amazonで「中学英語」と検索すると6,000冊以上がヒットします。みんな中学時代に何をしてたんでしょうか(私もですが……)。

ともあれ、中学英語本がたくさん出版されていますが、文法から発音、スピーキングまでを1冊でカバーした本はなかなかありません。この『Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!』はその貴重な1冊なのです。

本書の構成をチェック!

本書は、次の3つのパートを中心に構成されています。

Part1 基本例文を自動化する

1日あたり10前後の例文が割り当てられています。見開きの構成で、左に和文、右に英文という構成。39日分あり、和文を見て即座に英語で言えるようになるまで繰り返し練習します。

Part2 文法と表現を理解する

Part1で出てきた英文を、表現や文法の面から1文ずつ解説しています。優先させるべきは Part1の例文を使った発音練習なので、このパートは表現は文法について疑問が湧いたら読めばOK。

Part3 ネイティブ式発音を身につける

英語の発音のルールを解説したコーナー。読むだけでなく、実際に口を動かして練習することをすすめています。

 

収録されている英文は中学レベルまで。スピーキングの練習から、文法、発音のルールまでをこの1冊で網羅しています。

「読む」というより「実践」する本

Part1に出てくる例文は、次のようなごく簡単なものです。

うちは4人家族です。

There are four members in my family.

どこまで話したっけ?

Where were we?

「ちょっと簡単すぎない?」と思うかもしれません。しかしこの程度の文でも、英文を見て和訳することはできても、和文を見てすぐに英語で言うのはなかなか難しいのでは?

例えばこんな文はどうでしょう?本書の Part1 に掲載されているものです。

また、お目にかかりましたね。

あなたは若いから、この歌は知らないでしょ?

※答えはこの記事の一番下をご覧ください。

これらがさらっと英語で言えるようになれば、なかなかのものです。そして本書にはそうなる工夫が詰まっています。実際に使ってみたので、詳しくレポートしますね!

聞いて繰り返すだけで文法も復習できる

先ほども書いた通り、例文はかなり簡単。これならテキストを見なくても言えそうだと思ったので、ダウンロードした音声を聞きながら口に出す練習を繰り返すようにしました。

この聞き流し用の音声は「日本語→英語」の順になっていますが、構成に特徴があり、次のように細切れになっています。

Tedは ⇒ Ted

常日頃働いている ⇒ works

XYZ社のために。 ⇒ for XYZ.

そして最後に、1文がまとめて流れます。

TedはXYZ社に勤めている。

Ted works for XYZ.

細切れ音声のほうも、1文まとめてのほうも、日本語を聞いたら英語で何と言うかを考え、お手本の英文音声に合わせてシャドーイングするようにしていました。

最初は、細切れの部分に違和感があったのですが、続けるうちにあることに気づきました。

この方法だと、文法的な違いがしっくりくるというか、身に染みて分かる感じがするのです。

例えば、次のような2つの例文。

【1】彼は昨日、財布をなくした。

He lost his wallet yesterday.

【2】彼は財布をなくしてしまっている。

He has lost his wallet.

こういう例文は、過去形と現在完了形の違いを説明するためによく出てきますね。【1】は過去形。過去において財布を失くしたがその後見つかり、今は持っている可能性もあります。【2】は現在完了形を使っています。過去に起こったことが現在につながっているので、彼はかつて財布を失くし、今も持っていないことになります。

これが、先ほどの「細切れ和訳」の音声だと次のように出てきます。

【1】

彼は⇒He

失った⇒lost

彼の財布を⇒his wallet

昨日。⇒yesterday.

【2】

彼は⇒He 

失って今に至る⇒has lost

彼の財布を。⇒his wallet.

これを何度も口に出して言っていると、次第に He lost …と口に出したところで、「彼は財布を失くした(そのあと見つかったかもしれない)」という気持ちになってきました。

対照的に、He has lost …と口に出すと、「彼は財布を失くした(そしてまだ見つからない)」という気持ちになりました。

何と言いますか、過去形と現在完了形の使い分けが、体に染みついたという感じです。実際に会話するときには、いちいち「えーっとこの場合は」と文法的なことを考えている時間はありません。だからこのように、文法が「体に染みついた」という状態になることが大切なんだと思います。

お手本の音声の通りにシャドーイングしていただけなのに、文法まで身に付くとは得した気分です。

音声を聞いただけではよくわからなかった表現や文法については、Part2を読んでしっかり確認するようにしていました。

家事の時間や通勤時間を活用

学習時間は、1日あたり1時間ほど。家事をしながらブツブツつぶやいたり、通勤電車の中で声を出さずに少しだけ口を動かしたりしていました。ときどきサボることもありましたが、5周くらいはできたと思います。

ほとんどの例文は、和文を見ればパッと英語で言えるようになりました。また、「この場合は英語でなんて言うのかな?」と思ったときに、正解かどうかは分かりませんが、それらしい英文がすぐ思いつくようになりました。

長めの例文だと、まだ「えーっと」と考えないと出てこないものもありますが、そこは繰り返し練習していこうと思います。

こんな人におすすめ!

というわけで、この本はこんな人におすすめです。

①オンライン英会話をやってみたいが、今は一言も英語を話せない人

実際にオンライン英会話をやってみたけれど、本当にまったく一言も話せなかったという人にもおすすめ。まず口から英語が出てくるようになります。

②英語を基礎からやり直したい人

「基礎から」と言っても、文法もあれば発音もあります。1から挑戦するのかと思ったら始める前から面倒になってしまいますね。この本ならまとめてやり直せます!

③試験では点が取れるが、英語を話そうとすると口が開かない人

英検2級に受かった。TOEICで700点取った。でもいざ英語で話そうとすると、「うっ……」と言葉に詰まってしまう人に。とにかく英語を口に出して言ってみることで、口を動かしやすくなる感じがします。

まとめ

聞いて口に出す

本書のいいところは、とにかく実践重視なところ。難しいことは何も考えず、まず英語を口に出して言う練習をすることができます。税別1,000円という手頃な価格も嬉しいですね。

本屋さんで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください!

英訳問題の答え

また、お目にかかりましたね。

It's nice to see you again.

 

あなたは若いから、この歌は知らないでしょ?

You're too young to know this song?

Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!

Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!

 

浦子

構成・文:浦子
GOTCHA!のエディター兼ライター。私自身は楽しく勉強できましたが、家族からは「夜中に洗濯物をたたみながら英語をつぶやくのは、かなり不気味だからやめてほしい」と不評でした。