「おしゃれ」から最も遠い企業がジュエリーを発表。英語多読ニュースフラッシュ

「英語多読ニュースフラッシュ」(1月18日号)で、英語の多読に挑戦しましょう。過去1週間の海外ニュースから「GOTCHA! 編集部」が気になったものをセレクトしてご紹介します。

息子たちのために道を作った男の話

インド東部、人里離れた丘陵地帯に住むナヤックさんの息子たちは、毎日、道なき道を歩いて8キロ先の学校に通っています。それを見かねたナヤックさんは「道を作ろう」と一大決心。農 作業 用の「くわ」や「つるはし」を手に 作業 を開始しました。

“My children found it hard to walk on the narrow and stony path while going to their school. I often saw them stumbling against the rocks and decided to carve a road through the mountain so that they can walk more easily,” he told News World Odisha.

「私の子どもたちにとって、狭く石だらけの道を歩いて学校に行くのは大変なことでした。私は子どもたちが岩につまずくのを何度も目にし、もっと安全に歩けるようにと、山を越える道を作る決心をしました」と彼はニュース・ワールド・オリッサに語った。

そして、ついに地元政府が彼の努力を目にとめ、これまでの2年間の仕事への対価を支払うことにしたそうです。そしてさらに、
Nayak had planned to work for another three years to build the remaining four miles (7km) required to complete the road ? a job that has now been taken over by the local government.

ナヤックは、道を完成させるのに必要な残り7キロ分を作るため、あと3年間 作業 を続ける計画だった。しかし、その仕事は地元行政に引き継がれている。

最初の1キロを 整備 するのに2年。残り7キロを3年で 整備 …??計算が合わない気もしますが、道の完成を待たずに息子たちが学校を卒業したら、意味がない…。政府が受け継いだからには、なんとかしてもらえることでしょう。 www.theguardian.com

「おしゃれ」から最も遠い企業がジュエリーを発表

分別のある人間なら、決してファッションのアドバイスなどは求めたりしない企業が、新しいジュエリー・ラインを発表――。そこまで言われる企業は、なんとコンピューター・メーカーの「デル」。確かにファッションとは縁遠い気がします。

でも、このメーカーが宝飾品を出すことには理由がありました。それは、コンピューターの部品から金を「効率よくリサイクルしすぎて余った!」なんと!

Dell has partnered with Twilight actress Nikki Reed on the line , offering up 14- and 18-carat gold rings, earrings and cuff links. It’s mostly a bit of a ploy to bring attention to the company’s recycling efforts, let’s be honest, but at least it’s a pretty fun one.

デルはこのジュエリー・ラインで、『トワイライト~初恋』などに出演した女優ニッキー・リードをパートナーとし、14金、18金の指輪、イヤリング、カフ・リンクスを発売する。デルのリサイクル事業に注目させるための戦略の一つと言えなくもないが、少なくとも楽しい戦略ではある。

「The Circular Collection by BaYou with Love and Dell」という名前で発表されていますが、なかなかおしゃれです。 techcrunch.com

「The Circular Collection」のウェブサイトもどうぞ。

https://bayouwithlove.com/collections/jewelry

まつ毛も凍る(それも派手に凍る)マイナス70度の世界

ロシア極東に位置するサハ共和国(別名ヤクーチア)は、極寒の地。冬にマイナス40度を超えるても市民は普通に生活するようですが、さすがにマイナス67度を記録すると…。

In Yakutia ? a region of 1 million people about 3,300 miles (5,300 kilometers) east of Moscow ? students routinely go to school even in minus 40 degrees. But school was canceled Tuesday throughout the region and police ordered parents to keep their children inside.

ヤクーチア(モスクワの東5300キロに位置する人口100万人の地域)では、マイナス40度であっても学生たちは日常的に通学する。しかし(マイナス67度を記録した)火曜日は地域一帯の学校は休校となり、警察は親に、子どもたちを外出させないよう注意を促した。

出るなと言われると出たくなるのが、子どもというものでしょうか。記事中の2枚目の写真がすごいです。 nbc4i.com

シカやイヌの鳴き声を出す列車がもうすぐ走る?!

これは日本の話。列車に衝突する動物の数を減らすための作戦なのだそうです。

The concept of the new system is inspired by the fact that deer are known to snort a short, shrill sound to alert other deer when they are in danger.

The sound of a deer snort was combined with the barking of an enemy dog, in the hope that the combined sounds would keep other wild animals at a distance from the tracks.

この新システムのコンセプトは、シカは身に危険が迫ると、短く甲高い鳴き声を出して仲間に警告を発する、という事実に着想を得ている。

このシカの鳴き声の音声を、シカの天敵イヌの吠え声と併せて使う。この2つの音が、鉄道の軌道から野生動物を遠ざけることを期待しているのだ。

初期のテストでは、鉄道沿線での動物の目撃頻度が45パーセント減ったそうですから、効果は上々のようですね。鳴き声を出して走らせるついでに、列車にシカやイヌの塗装を施してしまえば、沿線住人にも喜ばれる(?)かもしれません。 www.telegraph.co.uk

20分で見る、約20万年の世界文明の動き

人類の歴史が始まった瞬間から、21世紀の今日の世界地図が生まれるまでを、20分の動画で紹介してくれる動画です。

世界地図が延々と映し出されますが、生まれては消え、また生まれては消える世界文明を見ていると、「国盗りゲーム」で遊んでいるような気分にもなります。

All that happens in under 20 minutes, a pretty swift clip, though not until the very end does the world take the political shape we know today, including even the late latecomer to civilization that is the United States of America.

その全てが20分以内に起こる。かなりスピーディな動画だ。しかし、最後発で文明に加わったアメリカ合衆国を含め、世界が私たちの知る今日の政治的配置になるのは、ほんの最後だけだ。

今の世界地図は将来、あと何分延長されるのでしょう。長ければ長いほどいいですね。 www.openculture.com

 

文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)

GOTCHA(ガチャ、g?t??)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。

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