Go overseas! 子どもの留学ってセレブだけでしょ?留学のプロに本音を直撃!

「アルクラボ」はキクタンとかヒアリングマラソンとかを作っている英語の会社「アルク」の事業について、いろいろ調べる研究所。調査員の「辛口ネコ」がサービスの特徴に鋭く迫り、独自のインタビューで 分析 。今回は「 アルク留学センター 」を調査!

<登場人物>
アルクラボの調査員。外では辛口だが、家ではかなりの甘えん坊。

アルク留学センターってどんなエージェント?

 こんにちはー。アルクが子どもを海外に送り出してるって聞いたけど、それって悪いことしてるわけじゃないよね?

ちょっ、ちょっと! 辛口ネコさんったら人聞きが悪い言い方しないでくださいよ。アルク留学センターは主に小中高生向けの留学をお手伝いしている留学エージェントです。

 なんだ留学エージェントなんだね。アルクらしい特色ってあるの?

語学を扱っている出版社が運営している留学エージェントは、日本では他にないかと思います。大きな特徴としては、取扱い校を限定していないことでしょうか。海外には多くの小中高校や語学学校がありますが、アルク留学センターでは限られた学校と提携するのではなく、出版社としての豊富な情報を生かしながら、ご家庭ごとの留学に向けた「目的」「 予算 」「帰国後(卒業後)のゴール」などをしっかりヒアリングして学校選択を行っていきます。

 豊富な情報か。それってネットでいくらでも情報を検索できるんじゃない?

インターネットに情報があふれていますが、何をどう選んでよいか迷ってしまうことも多いかと思います。カウンセリングや学校担当者来日時の面談などを通じて個別にアドバイスを受けたり情報収集をすることも可能です。アルクだけでなく、他社も含めて留学エージェントをどんどんご活用いただければと思います。

小中高生向けの留学かー。留学って春休みが異常に長い大学生が、「自分探しがしたい」とか言って、現実逃避することかと思ってた。小学生、中学生の物心つかないうちからの留学なんて、親に言われて無理やり行かされて留学するケースが多いんじゃないの?

いえいえ、そういうイメージがあるかもしれませんが、自分から積極的に留学に行きたくて行くお子さんがほとんどですよ。もちろん当センターにカウンセリングに来た時にはあまり乗り気でない場合もありますが、現地で留学生活を送るのはそのお子さんなので、自らが「留学」という選択肢に積極的に関与していくことの大切さをお話しています。これまでの経験では、親に無理やり留学に行かされている場合、途中で上手くいかず帰国してしまうことが多いように思いますね。

心配 じゃない?">海外って治安が 心配 じゃない?

  本人の意思が一番大事ってことだね。でも、海外っていろいろと物騒じゃない?そんなに小さな子どもを留学に行かせて、治安とか大丈夫なの?

治安の悪さや物騒な事件などは、人が多く集まるいわゆる都市で見られがちですですが、留学のロケーションは最寄りの国際空港から車で1~2時間と、郊外や田舎になることも珍しくありません。また例えばイギリス、アメリカ、スイス、カナダの寮制のプログラムでは、学校の敷地内に教室や寮があってその中でほとんどの日常生活が完結するため、通学や校外への頻繁な外出の必要もなく、 安心 して学べる環境です。もちろん100%安全とは言い切れませんが、危険な目に遭われた方というのはほとんどいらっしゃらないですね。

ド田舎に留学なの? じゃあ「ビバリーヒルズ高校白書」みたいな、恋愛のいざこざは起こらないのか、つまんないの。

「ビバリーヒルズ高校白書」って・・・辛口ネコさん一体何歳ですか。。男女共学の場合には日本の中学や高校同様、それなりにお付き合いをしたりといったこともあるとは思いますが、例えば寮制学校の場合は異性の寮に入るのが禁止されていたり、ホームステイの場合は門限があったりなど、きちんとそれぞれの留学にルールが存在します。まあ、あのドラマよりも一般的には堅実で地味な生活であることは間違いないと思います(笑)。

留学のメリット、デメリットって何?

子どもだけでも安全ってことは分かったけど、日本に住んでいても英語はいくらでも学べるよね?わざわざ小さい頃から留学するメリットは何?

長期と短期でメリットは変わってくるのですが、長期の場合、小さいうちから留学すると英語を習得するスピードはやはり速いですし、早く留学をして高い英語力を身に着ければ、例えばファウンデーション(大学進学準備)コースなど留学生向けのプログラムを経ることなく海外大学に直接進学できるなどのチャンスも広がります。また日本とは全く異なる環境で、価値観の異なる人達と長期間生活を共にすることにより、「自立心」「問題解決力」「交渉力」を身に着けることもできます。

なるほど、グローバルに活躍できる子どもになるかもってことだね。短期の場合でもメリットはあるの?

短期の場合、2、3週間の留学だと英語力が劇的に伸びるまではいかないのですが、帰国後英語学習に対するモチベーションが変わってくる場合が多いです。短期であっても英語を使ってコミュニケーションを取る楽しさが分かって、留学から戻ってきて英語を一生懸命勉強するようになった、何より英語の勉強が楽しくなったという話はよく聞きます。

ふむふむ、で、話しにくいと思うけど、デメリットもあるんじゃないの? 日本の流行についていけないとか、日本食が食べれないとかさ。

えっと、特に長期留学で低年齢から留学している場合ですが、日本語は話せるけど書けないということも起こり得るので、夏休みなど長期のお休みを使って個別の対応が必要になるかもしれません。後は、これも長期留学の場合ですが、年 単位 の留学になると費用は全般的に高額で、日本にいる場合の教育費と比べると何倍もかかる場合があります。そのため、カウンセリングの段階で、 希望 する留学期間と 予算 を明確にお伝え頂く事が大切です。

ふと思ったんだけど、教育熱心な親なら、語学力もあるだろうし、留学エージェントを使わなくても自力で留学の 手続き ができるんじゃないの?

そうですね、ご自身でできる方もいらっしゃるとは思いますが、先程もお伝えした通り、個人でネットなどにある膨大な量の情報を追いかけるのは大変です。留学エージェントは学校のリアルな評判や参加者のフィードバックを持っているので、情報を絞り込むことはできても留学先を一つに絞るためには、エージェントの力を借りたほうがよい選択ができるかと思います。

なるほど、口コミって重要だもんね。参加者のリアルな感想は役立ちそうだな。

また、帰国後についてのアドバイスが受けられるのも留学エージェントを利用するメリットだと思いますよ。長期留学の場合、初期の留学カウンセリングの段階で目の前にある留学だけでなく、帰国後(卒業後)のゴールについてどのような選択肢があるのかの説明しています。中には国をまたいで転校するといったケースも珍しくありません。その場合、国によって教育システムも異りますが、留学エージェントはその辺りの事情や転校 手続き に精通しているので 安心 かと思いますよ。

国をまたぐって、アメリカからカナダに転校とか?グローバルだなぁ。

また、長期留学に興味を持っている方で「将来の夢はお医者さん!」という方もいらっしゃいますが、意外と日本の医学部は帰国子女枠を採用している大学が少なく、高校卒業まで海外にいた場合、帰国後一般受験の対策をした上で日本の大学の医学部を受験しなければならなかったりします。この辺りの事情を意外にご存じない方も多いのですが、留学エージェントを利用することにより、お医者様を目指す方はどの時期にどの位の期間留学するのがベストかというアドバイスを得ることもできると思います。

お医者さんを目指す子どもが多いって!? やっぱり子どもの留学はセレブだけが行ける特別なものなんでしょ! 庶民は相手にしてくれないんでしょ?

留学の費用はどのくらいかかるの?

いやいや、そんなことはないですって。留学費用は行先や期間、時期によって大きく異なりますが、航空券、授業料、滞在費などを含め、スイスだと2週間80万円から、イギリスでも60万円くらいから。カナダはリーズナブルで40万円くらいからあります。親子留学だと参加者人数が増える分さらに高くはなりますが、サイパンやマレーシアなどであれば、20万円くらい(航空券・滞在費を除く)からあります。親子留学の場合には、保護者も現地で英語の勉強をするかなどにより、料金は変わってきますけどね。留学の相談にいらっしゃる方は決して富裕者層の方だけではないですよ。

むむ、サイパン留学ぐらいなら普通の海外旅行の代金にちょっと頑張ってプラスするぐらいかな。でも、ハードルは高いなぁ。

政府も留学支援に力を入れていて、2015年からは文部科学省が「 トビタテ!留学JAPAN 」高校生コースをスタートしていています。今年は500人近い採用枠に対し、2000人ほどの高校生から応募があったようです。当センターも、この支援制度を利用して留学したいという高校生から多くの相談を受けました。これだけ応募も多いと今度 予算 が増える 可能性 もあるかと思いますし、留学のチャンスは富裕者層だけでなく多くの人に広がっていると思います。

最近の若者は海外志向がないって前にニュースで見たけど、そんなに応募があるってことは、機会があれば留学に行きたいって思ってるんだね。で、結局、いつ留学に行くのがベストなの?

留学に最適の年齢は?

これはズバリ「行きたい時が行き時!」です。本人が行きたいと思っていれば、必ず留学はうまくいくんです。逆に、本人が行く気がないというのであれば、まだ留学の時期ではないと言えると思います。

やる気があるのとないのとでは大違いってことね。逆に、この時期は失敗が多いという時期があったら教えて。 

 あえて言うならですが、毎年受験結果が発表になる2~3月や、新年度が始まった4~5月はそれぞれ受験に失敗した方、新しい環境に馴染めない方が海外の学校への長期留学という選択肢について相談にいらっしゃいます。それでも本人が留学に対して前向きなのであれば全く問題ないのですが、そうでない場合には失敗する 可能性 も高まるように思います。

受験に失敗したら、留学・・・その気持ち、分かるなぁ。ところで、留学前に英語って勉強しておく必要ってある?

短期であれば、年齢に かかわらず 初級からでも受入れコースがあるので、英語力が低くても問題ありません。長期の場合には、留学先や学年によって求められる英語力が異なります。例えば中学を卒業後、高校1年生からの留学を目指す場合、アメリカやカナダ、イギリスの寮制私立校に入るにはある程度高い英語力が求められます。

えー?そうなの?じゃあ、英語力がないけど、長期留学したい人はどこがおすすめ?

同じ高校1年生からの留学でもカナダやニュージーランドの公立校であれば、求められる英語力は比較的緩やかです。いずれにせよ、留学前に少しでも英語力があったほうが長期留学の選択肢は広がるというのは間違いありません。ただ、英語力がなければ長期留学は無理ということでもないので、まずはカウンセリングにてご相談を頂ければと思います。

大人もうれしいユニークな留学

大人の留学ってやってないんだっけ? 子どもが楽しそうなら親も一緒に留学したくなっちゃうんじゃない?

先程少しお話をしましたが、親子留学も扱っており、例えばイギリスのサマースクールの中で、親子で同じ敷地内の寮に滞在しながら、親と子それぞれ英語のレッスンを受けるというコースもあります。また保護者に英語力がある場合、お子さんがニュージーランドの公立校を体験している間、学校関係のボランティアを経験できるコースもあります。親子留学は、お子さんの成長をすぐ側で保護者が見守れるということで、やはり人気が高いですよ。

またユニークなところだと、中学や高校など英語の先生向けの指導力をブラッシュアップするための留学も扱っていて、こちらも近年人気が出てきています。

ふーん、手広くやってるんだね。ありがとうございまーす。

アルク留学センター

アルク留学センターは、多数の留学関連書籍を発行してきた出版社・アルクを母体とする留学部門として、個人では情報を集めることが難しい小中高留学に特化し、取扱い学校を限定せず、豊富で確かな情報を皆様に提供しております。

留学カウンセリングを専門として25年以上の実績の中で培われた海外校との幅広いネットワークをいかし、お子様一人一人の個性や資質、目的をしっかりと理解した上で、学校選びから入学 手続き 、留学後のフォローまで、留学の「すべて」をサポートします。

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