TOEICハイスコアなのに英語が話せない!即効トレーニング法

イラスト:高田 真弓

TOEICスコアは悪くないのに、いざオンライン英会話で話そうとすると英語が出てこない!今すぐできる解決策とは?電子書籍『新しいオンライン英会話の使い方』からお届けする第2回は、「そこそこわかるけど全然話せない!人のための練習法」をご紹介します。

第1回では、オンライン英会話を 「これから始める方へのアドバイス」 をご紹介しました。

Q:そこそこ英語は得意なはずなのに、まったく話せない!どうすればいい?

A:「NOBU式トレーニング」がおすすめです。
難しい表現を使おうとすると失敗します

TOEIC 800点ぐらいの方ですと、難しい表現を知っているのでそれを使おうとしますが、なかなか口から出てこず、落ち込んでしまうというケースがかなりあります。しかし実は、英会話が得意な人、ペラペラと言われる人も、そんなに難しい表現を使わずに短い文だけで話している場合も多いのです。無理に難しいことを言おうとする必要はありません。

例えば、関係代名詞などは使わずに、短い文で、思ったことをどんどん話す。これでOKです。自分が思いついたことを100パーセント言おうと思わずに、浮かんできた英語をパッと発してみるのがコツです。

パッと言うためのトレーニング

TOEIC 700点、800点とスコアが上がっていくにつれ、「間違いを恐れてしまう」という 傾向 も見られます。そういう方は、逆に、「間違えたほうがプラスになる」と考えてください。

英語学習の先輩方や先生方の多くは、「間違えないまま、きれいな英語を話せるようになるわけがない」とおっしゃいます。

話すときには、時制や受動態など、いろいろと間違えてしまうことはあります。そういった間違いに落ち込んだり、気に病んでしまったりする人もいるのですが、気にしないようにしましょう。まずは思いついたことをパッと言うことが大切です。

具体的な 教材としては、山田暢彦(NOBU)先生の「NOBU式トレーニング」の本がおすすめです。これは、簡単な日本語の文を見て、それを英語にパッと直すことを繰り返すという内容。

僕は「ウレシトーク」というコーチング塾のようなこともしているのですが、ほとんどの生徒さんにこの本をおすすめしています。「簡単な内容なのに、口から出てこない!」という方にはとても 有効 なのです。

TOEICで700点、800点を取れる人は、NOBU式で「話すための基礎」さえ作れれば、ずっと楽に会話できるようになると思います。

編集部注:NOBU先生の講義動画の「(3) 日本人共通の弱点」「(6) トレーニングの 手順 (アウトプット)」なども参考になります。

英語のスピーキングが驚くほど上達する NOBU式トレーニング【MP3 CD付】

まとめ

TOEICスコアは高めでも、なかなか英語が口から出てこない場合は、まずは言える表現を使ってとにかくどんどん話してみましょう。間違いを恐れないことも大切です。その上で、「NOBU式トレーニング」などを参考に、アウトプットできる英語を増やしていくのがおすすめです。

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文:嬉野 克也
1973年生まれ・大阪府出身。関西大学文学部英文学科卒業。36歳から学生時代以来の英語学習を再スタートした、元々は英語をやる必要がなかった会社員。オンライン英会話の徹底活用とTOEICテスト900点突破を経て、外資系企業担当として日常的に英語を使うようになった経験を、ブログや書籍、雑誌などで発信している。オンライン英会話、英語学習法についての著書多数。

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