NYのイエローキャブが黄色ではなくなる日。英語多読ニュースフラッシュ

「英語多読ニュースフラッシュ」(5月2日号)をお届けします。過去1週間の海外ニュースから、GOTCHA! 編集部が気になった話題をご紹介!

NYのイエローキャブが黄色ではなくなる日

ニューヨークのタクシーといえば yellow cab。黄色がタクシーを象徴する色となっています。でも、その黄色が黄色ではなくなる日が来たようです。ではどんな色になったのかというと…

www.vogue.com
Tomorrow, New Yorkers won’t have to bring their danishes to 5th Avenue to get a taste of Tiffany’s. Starting at 9 am on May 1st, the jewelry brand is painting the city robin’s-egg blue to mark the release of Chief Artistic Officer Reed Krakoff’s first collection, Paper Flowers.

明日(5月1日)、ニューヨーカーたちはティファニーを味わうために5番街までデニッシュを持っていく必要がなくなる。5月1日の午前9時より、この宝飾品ブランドは、チーフ・アーティスティック・オフィサー、リード・クラコフ氏による初コレクション「ペーパー・フラワーズ」のリリースを記念して、街をコマドリの卵色に塗るのだ。

さすがファッション誌『ヴォーグ』の記事。書き出しから名作映画『ティファニーで朝食を』をそれとなく想起させるなど、しゃれています。

そして、コマドリの卵の色は、あのティファニー・ブルーと同じなんですね。知りませんでした。

さて、どんなものが robin’s-egg blue になるのかというと…

Tiffany is bringing its decidedly springy trademark color to a number of city staples: select cabs will shed their yellow paint, subway stairs will get an aqua upgrade, and a number of MetroCards are getting a splash of Tiffany’s cachet.

ティファニーは、その誰が見ても分かる軽やかなトレードマーク・カラーで、街の代名詞的存在を彩る。タクシーの一部は黄色のペイントを捨て、地下鉄の階段は水色にアップグレードされる。そしてメトロカード(地下鉄やバスに乗れるプリペイドカードのようなもの)は、ティファニー色に染められる。

 ニューヨークがティファニーブルーに染まるのは5月4日までと短期間のようですが、「水色のイエローキャブ」(おかしな表現ですね)を、ぜひ見てみたいですね。

カニの大移動をストリートビューで楽しむ

子どものころ、夜に父の運転で田舎道を走っていると、道一面がアオガエルで覆い尽くされている場所に遭遇し、父親が途方に暮れたことがありました。その時は引き返すわけにもいかないので、そのまま前進。アオガエルを…。

なんてことを思い出したのは、クリスマス島に関する記事が目に入ったから。クリスマス島はインドネシアの南、オーストラリアの北西に位置する島(オーストラリア連邦領)で、アカガニが産卵のために大移動することで知られています。その様子をテレビなどでご覧になったことがある方も多いのでは。

それがなぜ、あらためてニュースになったかというと…。

www.cnet.com
In December 2017, Google sent Dr Alasdair Grigg from Parks Australia to Christmas Island ... to film its annual crab migration. ... Grigg was selected by Parks Australia to be Google's dedicated “Street View trekker” to capture the whole thing.

2017年12月、Googleはパークス・オーストラリア(オーストラリアの国立公園などを管理する機関)のアラスデア・グリッグ氏を、年に一度のカニの大移動を録画するためにクリスマス島に派遣した。グリッグ氏は、このイベントのすべてを記録する「ストリートビュー・トレッカー」に専従するため、パークス・オーストラリアによって選ばれたのだ。

ストリートビュー・トレッカーと言えば、360度を写すカメラを頭に乗せ、車が入れないエリアに撮影に入る人のことです。エベレストの頂上や宇宙ステーションからの眺めを見せてくれるなど、トレッカーたちのおかげで、ストリートビューだけで存分に大冒険気分が味わえるようになりました。

クリスマス島の映像もすでに公開されているようなので、ぜひご覧ください。

クリスマス島イーセル・ビーチの様子 (Googleマップが開きます) 

最も優秀なデジタルアシスタントはどれ?

Alexa、Google Assistant、Siri、Cortana…。これらは今、IT業界のトップ企業がし烈な開発競争を続けるデジタルアシスタントの名前です。これらのAIに対応したスマートスピーカーやスマホは世界中で発売されています。

なかでも最も売れているのは、Alexa を搭載する Amazon Echo でしょう。そして日本人がモバイル機器を通じてよく接しているのは、アンドロイド末を中心に使われるGoogle Assistant、そしてiPhoneなどiOSで起動するSiriでしょう。

では、その中で最も頭のいいアシスタントは?

Digital marketing company Stone Temple released the results of its 2018 smart speaker quiz earlier this week. It did a similar test last year in which it asked digital assistants roughly 5,000 questions to see which assistants answer the most correctly.

デジタルマーケティング会社のストーン・テンプルが、スマートスピーカーに質問した結果を発表した。同社は昨年も同様の調査をしており、その際は、デジタルアシスタントに約5000の質問を投げ掛け、どのアシスタントの答えが最も正確かを調べた。

そして今年の結果はというと…。 www.cnet.com
The study found that Google Assistant attempts the most responses, and gets the most attempted responses correct .

調査によると、Google Assitatnt が最も多くの質問に回答し、その正答率は最も高かった。

記事によると、そのほかのアシスタントも急速に進化しており、その差は縮まってきているとのこと。

いまだにデジタルアシスタントを 有効 活用できていない筆者ですが、いつか Alexa や Google Assistant と茶飲み話で盛り上がってみたいと思っています。

文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)

高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。編集者歴18年。

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