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英ハリー王子夫妻に密着!ロイヤルウエディングの英語に触れてみよう

『ENGLISH JOURNAL』5月号

「英語を学び、英語で学ぶ」アルクの学習情報誌『ENGLISH JOURNAL』。最新号の内容やイチオシポイントについて、ENGLISH JOURNAL編集部員の江頭が毎月全力でお伝えします!

2018年5月号のENGLISH JOURNAL(EJ)のテーマはロイヤル・ウエディング!5月19日に挙式予定の英ハリー王子とメーガン・マークルのインタビューを中心に、世界の「ロイヤルカップル」事情をお届けします。

冊子・CD付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2018年5月号
 

国の「転換期」にもなる、ロイヤルカップルの結婚

国の「転換期」にもなる、ロイヤルカップルの結婚

「自分の人生が変わった瞬間、きっかけ」として「結婚」を挙げる方は多くいますが、ロイヤルカップルの場合も例外ではありません。さらには、彼らの場合、結婚することが国全体に大きな影響を与える例も多々。

本誌でも紹介した、ノルウェー王室のホーコン王太子とメッテ=マリット妃の結婚をめぐっては、王室の支持率が大暴落からの超回復、という動きを見せました。というのも、メッテ=マリットの少女時代にはドラッグ使用や未婚での出産など、ショッキングな出来事が多く、それらがマスコミの報道により明らかになると、国民は2人の結婚に大反発。しかし、その後の婚約会見でメッテ=マリットが自分の過去を涙ながらに謝罪すると、国民はこれを温かく受け入れた、というのです。

結婚後、メッテ=マリット妃はUNAIDS(国連合同エイズ計画)などにも積極的に参加し、エイズと闘い、HIV感染者への差別をなくすために尽力しています。本誌では、そんな彼女の英語でのスピーチの一部も聞くことができます。

本誌では、このホーコン王太子とメッテ=マリット妃や、英国ハリー王子とメーガン・マークル、そのほか6組のロイヤルウエディングのエピソードを紹介しています。いずれのカップルにも歴史あり、すてきなエピソードの数々は必見です。

英王室の「新たな風」となるカップル

数いるロイヤルカップルの中でも、英ハリー王子の婚約は昨年、とても大きな話題になりました。その理由のひとつとして、王子のお相手であるメーガン・マークルが、これまでの英国王室にはない経歴をも持った人物であることも挙げられます。

本誌にご寄稿くださったにしぐち瑞穂さんによると、「王室の存在しないアメリカに生まれ、アフリカ系の母を持ち、離婚歴のある俳優という、これまでの伝統を覆すプリンセスの誕生はまさに、開かれた英国王室の今後を象徴している」とのこと。

インタビューには、その血筋について問われ、言葉を詰まらせつつも、誠実に考えを口にするメーガン・マークルの肉声が収録されています。

Interviewer:And some of that scrutiny was centred around your ethnicity, Meghan. When you realised that, what did you think?

そしてその手の詮索の中にはあなたの民族性をめぐるものもありましたね、メーガン。それに気付いたとき、どう思われましたか?

 

Markle: Of course, it’s disheartening. You know, it’s a shame that that is the climate in this world, to focus that much on that, or that that would be discriminatory in that sense.

But I think, you know, at the end of the day, I’m really just proud of who I am and where I come from, and we have never put any focus on that.

当然ですが、落ち込みます。そんなことにあれほど関心を向けるのが今の世の中の風潮だとしたら残念ですし、その意味では差別的とも言えます。

ですが、まあ、結局のところ、私は自分自身や自分の出自に誇りを持っていますから、私たちはそんなことを気にしたことはありません。

日本皇室の未来を考える

海外の方と話すとき、日本の文化やしきたりがテーマになることも多いですよね。その中で、よく興味をもたれる話題のひとつが「天皇制」。

インタビュー2に登場した、ケネス・ルオフ教授。現在はオレゴン州にあるポートランド州立大学で教鞭をとり、現代の天皇制研究の第一人者として知られています。

2019年に予定されている天皇陛下の「退位」、英語ではなんと表現するか、ご存じですか? インタビュー冒頭で、インタビュアーは以下のように口火を切ります。

The news that the emperor, Akihito, wished to abdicate stunned the nation when it was firstreported last year.

明仁天皇に、生前退位されたいというお気持ちがあることが、昨年[2016年]初めて報道されたとき、国民は衝撃を受けました。

「退位する」は英語でabdicate。また名詞形はabdication(退位)となります。これを受け、ルオフ教授は以下のような考えを示しています。

If we think of this not so much as an abdication but as a retirement, then it becomes a lot less surprising.(中略)
This is not a situation where he is shirking his duty. Uh, he has served the nation state at great length, and now he thinks it’s time to turn it over to his son.

もし今回のことを、退位ではなく、むしろ退職と考えれば、それほど驚くことでもなくなります。[中略]

これは、ご自分の責務から逃れようという状況ではないわけです。国家のため、長きにわたって尽くされ、もうご子息に、皇位を引き継ぐときが来た、とお考えになっているということです。

日本に生きる私たちにとっては存在が当たり前のものとなっている天皇制。海外の視点から見ると、新たな発見や驚きがあるかもしれません。

日米の違いがわかる、人気連載も

日本では5月というと、新年度が始まり、生活が落ち着きを見せ始める頃ですが、アメリカでは違います。学校が9月に新学年になることから、5月は学校が休みに入り「新しい年度への準備」が始まるシーズンです。

こんな入試なら受けてみたい? アメリカの高校入試事情

こんな入試なら受けてみたい? アメリカの高校入試事情「暮らしてわかる 素顔のアメリカ オレゴン12カ月」では、エッセイスト大石洋子さんが、娘さんの入試の様子を伝えてくれます。最終的に「柔軟でカジュアル」と評されるアメリカの受験は、日本とはだいぶ様子が違うようです。学園祭のようなノリの学校説明会に、日本にはない「シャドウ・デー」という体験入学。「準備のための勉強は必要ありません。」という予告を受けるテストってどういうこと?と興味が広がります。ぜひご一読ください。

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文学好き必見なのは、特別企画『大人のためのハックルベリー・フィン入門』です。2017年12月に発刊された、マーク・トウェインのAdventures of Huckleberry Finn の新訳版、『ハックルベリー・フィンの冒けん』(研究社)の世界を、翻訳をご担当された柴田元幸先生の解説で紹介します。

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江頭茉里

構成・文:江頭 茉里
ENGLISH JOURNAL編集部員。夢は自分が編集した本ばっかりの本棚を作ること。 熱しやすく、冷めにくい。好きなもの・趣味が多すぎるのが悩み。