GOTCHA!

英語、仕事、勉強。いろんな「わかった!」をお届け。

健康保険、旅行保険など「保険」を英語で言うと?

健康保険、旅行保険など「保険」を英語で言うと?

北九州市立大学で教員として働くアメリカ人のアンちゃんが、病気にまつわる英語紹介するコラム。第六回は病気とはセットと言っても過言ではない「保険」のお話です。保険に関するさまざまな英単語とフレーズを教えていただきます。

保険の適用条件や制限

日本に来て17年、以前の記事でも書きましたが、日本はアメリカと比べて健康保険制度が素晴らしいです。

ほとんどの日本人は、社会保険か国民健康保険に加入しています。保険料はアメリカと比べるとそんなに高くないし、保険証1つで大体の病院で受診できます。だから、日本にいる間は安心です。

けれど、海外にったときは?

万が一海外で病気をしたときに困らないように、準備しておきましょう!

海外で治療を受けたら請求額にびっくり!

私の日本人の友達の話です。

彼女は、アメリカに1年留学する予定で出発しましたが、きの飛機の中でひどい食中毒になり、アメリカに着いてすぐ救急センターに搬送され手術をしました。1週間ほど入院したのちに請求された額はなんと、1000万円!

彼女は、アメリカにく前に、学生用の長期健康保険に入っていました。しかし残念なことに、その保険では、医療費の保証限度額が約250万円だったのです。ということで、残りの750万円の医療費が自己負担になってしまいました。恐ろしい!

アメリカの病院は交渉できるところが多いので、一括ではなく毎月定額払いにしてもらったそうですが、それでも大金を支払うことに変わりありません。

ちなみにアメリカの場合だと、医療費の枠が一番手厚い保険に入るのをおすすめします。 医療費が高いので、自己負担になってしまう可能性が高いからです。

例えば、アメリカでCTスキャンを受けたら、日本に帰国した後、社会保険や国民健康保険で返金の申請ができるらしいのですが、戻ってくる金額は日本でCTスキャンする場合の金額になります。

つまり、アメリカで30万円を払って受けていたとしても、日本でのCTスキャンの費用はは3万円程度なので、3万円のみ戻り、27万円は自費になってしまうということです。

によって医療制度が違うので、く国の保険制度や、自分が加入している保険の内容をしっかり調べた方がいいですよ。

保険に関する頻出英単語

まずは、保険に入るときや使うときによく出る英単語をチェックしてみましょう。

  • 保険:insurance
  • 健康保険:health insurance
  • 保険:travel insurance
  • 立替払い:get reimbursed
  • 先払い:pay upfront
  • 救急センター:Emergency Room (ER)
  • 診断書:medical certificate
  • 医療費:medical fees, medical expenses
  • 死亡保険:death insurance, insurance payable at death
  • 制限:limit, cap
  • 交渉する:negotiate
  • 割引:discount
  • 実費:out-of-pocket expenses

 

保険関連の頻出英語フレーズ

次に実際に使う表現文を見てみましょう。

Do you have travel insurance?
保険はありますか。

You have to pay the entire amount up front before we can do the procedure.
検査をする前に、全額を払わなければなりません。

Could the doctor please fill out this medical certificate for me?
ドクターに診断書を書いてもらいたいです。

Does cancer run in your family?
家族にガンの方はいますか。

I don’t have insurance, so I will pay out of pocket.
保険には入っていないので、実費で払います。

If you pay in cash, you will get a discount.
現金で払えば、割引が付きます。

 

私も海外で食中毒に

今から18年前、夫と弟と3人で、トルコから北アイルランドまで、激安旅をしたときのことです。

お金がないので、約2カ月の間、激安ホテルに泊まり、屋台などのとにかく安い食べ物を食べる生活をしていました。

その結果、北アイルランドで食中毒のような病気になり、入院することになりました。

保険に入っていたけれど、適用されるか不安で、「お金がないから、入院したくない」と伝えたら、看護師さんは、「大丈夫よ!この国の医療制度はバリ安いし、自費での支払いはないわよ!」と答えてくれました。それは私も対象なの?と、とにかく私は医療費の請求を相当恐れていました。

結局、そこに3日入院し、採血、大腸カメラなどいろいろな検査もしました。

退院後すぐアメリカに戻り、しばらくすると病院から請求書がきました。その額、日本円で約16万円。

ヤバイ!自費での支払いナシどころか、バリ高いやん!

でもラッキーなことに、私が入っていた旅保険で、ほとんどの医療費がカバーされ、自己負担額は2万円くらいで済みました。マジ、保険に入って良かったなぁと思いました。元々医療費が安いところでもこうなんだからちゃんと確認しておかないと大変なことになります。

まとめ

海外旅くときの旅保険は、入らなくてもいいと思っている人が多いと思います。私も5人家族だから高くなるので正直迷います(笑)。でも、家族旅のときは、ほぼいつも旅保険に入ります。 

もちろん加入は強制ではないし、全く保険に入っていないアメリカ人だってたくさんいます。病気をしたときに多額の請求がくるけれど、なぜかアメリカは病院と交渉できます。「すぐに全額は払えないけど、毎月1万円払うのではどうですか?」とか言ってみる価値アリです。

アメリカの病院は、「もらえないよりマシだ」と思っているのか、現金で払うと割引になるし、交渉もできるのかもしれません。

面白くない?日本では、こういう「適当」はありえない!

というわけで、アンちゃんからのアメリカにくときのアドバイスは、医療費枠が充実した保険に入ること!そうすると、安心して、楽しくアメリカの時間が過ごせますよ。一番いいのは、病気やけがをしないことですけどね!

Take care of yourself! お大事に!

 

アンちゃんの他の連載はこちら

日本では当たり前に使っているけど英語ではない、面白い和製英語について紹介するコラムです。

gotcha.alc.co.jp

アンちゃんの本

医療用語に興味がありすぎて、外国人が日本で暮らすときに役に立つ本を出しちゃいました!

アン・クレシーニ

文:アン・クレシーニ Facebook
アメリカ生まれ。福岡県宗像市に住み、北九州市立大学で和製英語と外来語について研究している。自身で発見した日本の面白いことを、博多弁と英語で綴る「アンちゃんから見るニッポン」も更新中!

編集:末次志帆