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大河ドラマ「西郷どん」特集!主演の鈴木亮平さんに言って欲しい英語フレーズ

鈴木亮平

©株式会社ホリプロ

大河ドラマ「西郷(せご)どん」いよいよスタート!

2018年1月7日より放送が開始される「西郷どん」は、NHK第57作目となる大河ドラマ。原作『西郷どん! 』は人気小説家の林真理子さん、脚本は連続テレビ小説『花子とアン』や『Doctor-X外科医・大門未知子』でおなじみの中園ミホさんが担当。明治維新の立役者・西郷隆盛の激動の生涯を、女性ならではの視点で描いてくれそうです。

鈴木亮平の英語力とは?

大河ドラマに今回初登場・初主演となる鈴木亮平さんは、高校時代にアメリカへの留学経験があります。役者を志すなか、海外での活躍も視野に入れ、東京外国語大学の外国語学部欧米第一課程英語専攻に入学しました。

実現しやすい目標設定し、1つ1つクリアしていくというスタイルで、役作りのためのダイエットや、世界遺産検定1級合格や英検1級の取得などといった高いハードルを確実に飛び越えています。

彼の話す英語を聞いてみると、相づちの打ち方やイントネーション、そして上級者が使うこなれたフレーズなどから、ネイティブ並みの高い語学力がうかがえます。ネイティブを前にしても決して物おじしない堂々とした返答ぶりは、もともと兼ね備えていた高い英語力に満足することなく、日々たゆまぬ努力を重ねてきたからこその自信のなのでしょう。

それでは、鈴木さんが実際に英語を話している動画をピックアップして見ていきましょう。

映画『TOKYO TRIBE』記者会見

2014年8月、有楽町の日本外国特派員協会でわれた、映画『TOKYO TRIBE』の記者会見にて。通訳なしで得意の英語を堂々と披露し、外国人記者からも称賛の声があがりました。

Usually I like to communicate with directors as much as possible in other films, but you know, Sono-san is really focused in the shooting. He's so passionate and he doesn't even answer my questions. He's that kind of a director.

(私は他の作品では、監督とのコミュニケーションを出来るだけ密に取り合いたタイプなのですが、園監督は撮影に没頭する方なんです。あまりに熱心で、私の質問に答える余裕もないんです。彼はそういうタイプの監督さんです。)

you know を入れるタイミングや強調をevenの使い方など英語を話すことにかなり慣れていることがうかがえます。この発言で外国人記者たちの笑いを取るあたりもさすがです。

三菱電機「東京2020オリンピック・パラリンピック」新CM発

2016年7月、三菱電機「東京2020オリンピック・パラリンピック」の新CM発会にて。英語でのナレーションに初挑戦した鈴木さんは、30秒弱という限られた時間内に伝えたいメッセージを凝縮して臨んだそうです。

(5分00秒あたりから)

I believe a good life is about more than having nice things. It’s about having opportunities. Moving forward, being able to pursue your goals. Some people always aim higher little by little, they push themselves further. I want to go with them. Going up.

(ほんとうの豊かさってモノだけじゃなく、可能性にあふれていることだと僕は思う。
ひとりひとりが自分の意志で、めざす場所に進んでいける。少しずつ、ひとつずつ、上をめざして進もうとするすべての人と、上をめざして進もうとするすべての人と、共に歩んでいきたい。ひとつ上の自分へ。)

日本語字幕版より

比較的早いテンポではありますが、非常に聞き取りやすく流ちょうな英語になっています。opportunities, pursue, little by little, further など、日本人が苦手とする音がたくさん続きますが、どの単語もきちんと発音されていて素晴らしいです。

鈴木亮平さんに言って欲しい「西郷どん」の名言を英語紹介

敬天愛人(けいてんあいじん)
Respect the Divine and Love People

天を敬い、人を愛する。人に惜しみない愛情を与えつつも、自らの「天命」に従い大胆な動力を発揮した西郷隆盛。老若男女・階級を問わず皆に愛された彼のモットーがこの言葉でした。

急速は事を破り、寧耐は事を成す
Slow and steady wins the race.

焦って物事に取り組むと失敗し、心静かに落ちついて対処すれば物事は成功する、という意味です。みだりに外国の制度を模倣、導入しようとするのではなく、まずは時間をかけてわが国の道徳心を高めるべきである、と説いた西郷隆盛の言葉です。

徳盛んなるは官を盛んにし、 功盛んなるは賞を盛んにする
Provide people of character with status, reward achievers with compensation.

徳のある人には地位を与え、功績をあげた人には報奨を与えるべき、とする考えを示したこの言葉は、人を評価する際の理想的な方法を説いています。

雪に耐えて梅花麗し
Endure winter, bloom beautifully.

冬の厳しさに耐えれば、やがて美しい花を咲かせることができる、つまり試練を乗り越えた先に成長が待っている、忍耐なくしての大成はない、という意味です。これは西郷隆盛が、これからアメリカへ留学する甥の市来政直(いちきまさなお)に宛てた激励の手紙の一節です。

もうここらでよか
This is as far as I go.

西南戦争の最終決戦の地、城山で脚と下腹に弾丸を受けて動けなくなった西郷隆盛が、別府晋介に介錯(かいしゃく)を頼む際に言った言葉です。

This is as far as I go. これが私がける限界だ、つまり「もうここまでだ」「ここで終わりだ」などという意味になります。西郷隆盛の最後の言葉として有名です。

まとめ

獨協大学主催の「全国高校生 ドイツ語スピーチコンテスト」で優勝するなど、語学センス抜群な鈴木さん。そんな彼が今回挑戦するのは、鹿児島弁。数カ国語を自由に操る語学の達人は、この新しいハードルをどのように越えていくのでしょうか。鈴木亮平さん演じる「西郷どん」、楽しみですね!

www.nhk.or.jp

KANA

文:KANA
カリフォルニア州在住の翻訳家・フリーライター。元大手英会話学校講師の経験を生かし、英語学習や海外生活に関するコラムの執筆および英会話教材の制作なども手掛けている。シリコンバレーを東奔西走中の3児の母。