関正生先生の「世界一わかりやすい」セミナーに潜入!「最短距離」の英語勉強法とは?

海外旅行で英語を話したい英語の試験で結果を出したい。 でも、どうやって?そんな悩みを持つ方におすすめの先生をご紹介!2017年11月24日に開催された、カリスマ英語講師・関 正生(せき まさお)先生の特別セミナー(主催:株式会社KADOKAWA)にGOTCHA!編集部が潜入してきました。著書である「世界一わかりやすい」シリーズの100万部突破を記念し、「関先生が教える世界一わかりやすい『最短距離』の英語の勉強法2018」と題して行われたセミナー。今回はこの内容をレポートします!

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関正生先生ってどんな人?

活動の場を広げ続ける、伝説の講師

関正生先生は、大学在学中から予備校の英語講師を務め、全国の予備校で250人の教室を毎回満席にした実績をもつ、 まさに伝説の講師 です。

その活躍の場は予備校を越え、「有吉ジャポン」や「スタディトライ」といったテレビ番組にもご出演。ガングロギャルから有名芸能人まで、生徒の幅広さも業界随一です。セミナー当日も、スピード感ある語り口で、雑談を交えつつ、その巧みな話術でセミナーの参加者たちを引き込んでいました。

現在はリクルートのオンライン予備校「スタディサプリ」で講師を務め、学生、社会人を問わず、大人気となっています。

意外な苦労話やシンガポールでの近況

今では著書は52冊、「世界一わかりやすい」シリーズだけでも累計100万部以上と、ベストセラー本も多数。圧倒的な支持を得ていらっしゃる関先生ですが、そんな先生でも、なかなか書籍の企画が採用されず、苦労したこともあったそうです。

セミナーでは企画の持ち込みで苦労した話から、近況にいたるまで、赤裸々な関先生情報が飛び出しました。最近はなんと、東京とシンガポールを行き来する生活とのこと。「シンガポールでは遊んでいます」とのことでしたが、現地の方の英語、Singlish=シングリッシュについてなど、実体験を交えたお話が盛りだくさんでした。

また、日本の英語教育はどうなる?その中でご自身が果たしたい役割は?など、この先もさらに進化し続ける関先生の姿が見えました。

「最短距離」の英語勉強法とは?

今回のテーマはタイトルのとおり、 最短距離 の英語の勉強法。関先生の著書『世界一わかりやすい英語の勉強法』の内容についても触れ、さらに、そこでは語られていない「スピーキング」の学習法の話などを中心に進みました。

まずは目標設定から始めよう

冒頭に関先生が力強く断言したのは、 「学問に王道はある」 ということでした。セミナーは、自分にとって 正しい英語学習の道を理解 することをゴールに据え、 目標を設定する ことを 前提 に話が進みます。「自分は何をしたいのか?」「どのレベルまで英語を勉強したいのか?」「英語のためにどこまで何を、犠牲にできるのか?」まずは、そういったことを 把握する ことが重要。自分がどうなりたいかによって、勉強法は変わってきます。

英語の「全体像」をつかもう

目標設定と関連して、大切なのが 英語の全体像 を知り、自分の目指すレベルを考えること。「基礎体力編」として、「中学レベル」、「高校中級レベル」、「高校上級レベル」に分け、それぞれのレベルで求められる力や、どんな学習を行っていけばよいかなどを教えてくださいました。

さらには、「応用編」と題し、趣味で英語を使うところから、ビジネス英語やTOEIC、TOEFLといった資格試験など、学習の目標を細分化していきました。関先生のおすすめは自分の学習目標を1つか2つに絞り込み、そのために必要な学習を考え、きっちりやることだそうです。

ちなみに 「受験英語」から「ビジネス英語」への移行は、ちょっとレベルアップするという程度ではなく、 「ヘリコプター」で一気に上昇移動するぐらい難しい んだそう。覚悟をもって挑まないとですね。

目的によってリスニング教材を使い分ける

具体的に 学習を進める際に、やはり気になるのが教材の選び方。セミナーではリスニング教材に着目して、大きく2種類があることを説明していました。

それが 朗読モノ生の音声 。「朗読モノ」はいわゆる、教材のために収録された音声で、 きれいな英語 のみが収録されています。対する「生の音声」はニュースや映画など、不正確な英文や言いよどみなども含み、難易度がぐっと上がります。

関先生もおすすめの『ENGLISH JOURNAL』

生の音声 」の中で関先生がおすすめしていたのが『ENGLISH JOURNAL』。英語教材のナレーターが自由におしゃべりをする連載「Quick Chat 」は、明瞭な発音で聞き取りやすい一方で、自然に会話をするときに発生する言い直しやつなぎ言葉などの理解に最適だそうです。いきなりハリウッドスターのインタビューを聞き取るのはちょっと難しい・・・という方も、ここからなら始めやすいかもしれません。

CD付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2018年 1月号
 

「見栄えがいい英会話」って何?

さて、話はスピーキングに特化して進みます。英語を勉強する上で、留学は最高の手段。とはいえ、誰もが行けるわけではありませんよね。「日本でも、できることはあります」と関先生。セミナーでは関先生が実践したり、生徒さんに教えたりしたことのある会話方法をいくつか伝授してくださいました。

相手と会話をし続けるための魔法のフレーズ

関先生が繰り返していたのが わからないときでも、とにかく話す こと。何でもいいからとにかく返す!絶対黙っていてはだめ。そうは言っても、何て言えばいいの?というときにおすすめの便利な魔法のフレーズがこちら。

What does ○○ mean ?

○○の意味は何ですか?

相手の発言があまり聞き取れなかったとしても、何か聞こえた言葉を○○のところに入れてみましょう。すると、相手が何かしらの表現で言い換えてくれたり、話をつないでくれます。それでもわからなければ“Sorry?”、“Pardon?”と聞き返します。なんとなく話している内容がわかってきたら“Do you mean ~ ?”などと話を続けます。「数を打てば当たる」のだそうです。

「けだるい」とかっこいい

関先生のお話の中でなんとも斬新だったのが、 けだるく話すとかっこいい という英会話術。実際にいくつか紹介している姿が本当にかっこよかったです!

特によかったフレーズがこちら。

That's a good question.

難しい質問だね(答えられないよ)

こんな感じで、考えている風な「時間稼ぎフレーズ」をけだるく言うと、なんとなく話が続くのだそうです。このフレーズを「チャラい」感じで話す関先生に、会場からどっと笑いが。でもこうやって時間稼ぎをすると、英会話ができてかっこよく見えるかも。関先生の言葉、説得力があります!

でもやっぱり基本は大事

気だるく話すとかっこいいとは言っても、最終的に「かっこよく」話すためには、「「正しい発音」を知る、文法をしっかりと覚えて適切な切れ目で話す、といったことは不可欠です。やはり、最低限の「基礎体力」をつけるのは大事、ということでした。「文法を重視した勉強は決して効率が悪いことではない。絶対にやったほうがいい」と参加者にエールを送ったところで、セミナーは終わりを迎えました。

もっと「世界一わかりやすい」を体感しよう

というわけで、セミナーの内容をダイジェストでご紹介しましたが、「関先生の授業を受けてみたい!」と思った方もいらっしゃるのでは。そんな場合は動画もチェックしてみてくださいね。

「もっと知りたい!」という方は、関先生の著書『世界一わかりやすい英語の勉強法』を読んでみてはいかがでしょう。きっと、挫折せずに楽しく学習できるヒントが得られること、間違いなしです!
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