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覚えやすい!30の前置詞が個性豊かなキャラクターに変身

猫についての本

英語が苦手な人はもちろん、得意な人にとっても意外と手ごわいのが前置詞です。似たようなものが多くて紛らわしい上に、意味も用法もいっぱい……。でも、英語学習者にとって強い味方が現れました!その名も、書籍『核心のイメージがわかる!前置詞キャラ図鑑』。よく使う30の前置詞を取り上げ、ひとつひとつキャラクター化。各キャラクターが主人公のマンガまであるんです。早速、読んでみましょう。

核心のイメージがわかる!前置詞キャラ図鑑

核心のイメージがわかる!前置詞キャラ図鑑

 

こんな文法書、見たことない!

本書の最大の特徴は、文法書とは思えない楽しさ。全ページがカラーで、イラストやマンガがいっぱい。「お勉強!」という堅苦しさが一切ありません。前置詞ひとつにつき4~6ページでコンパクトに説明しているので、ちょっとしたスキマ時間にも読み進めることができます。

しかも、キャラクター化された前置詞たちは、なかなか個性が強烈。サラッと読んでも強く印象に残ること間違いなしです。

前置詞がキャラクターになった

使い方をさっそくチェック!

【1】見出し語と「核心のイメージ」を把握

after をに見てみましょう。見出し語の下に、「核心のイメージ」がコンパクトにまとめられています。after は「~のあとに」と覚えている人が多いと思いますが、「核心のイメージ」は「追従」なんですね。

ここでキャラクターも登場。after は「カメレオンのカー子」です。いつも何かに「追従」していくキャラのようです。

afterはカメレオンのカー子

【2】マンガを読んで、キャラクターをもっと知ろう

さて、カー子は、どんな子なんでしょう?マンガを読めば、カー子のことがもっと詳しくわかります。「何にでもくっついて歩き、モホウする」のだそうです。

afterは模倣するというイメージ

【3】解説を読んでしっかり理解

after の「核心のイメージ」は「追従」。そして、何にでもくっついていき、それを「模倣」するんですね。

続いて、解説を読んでみましょう。カー子こと after への理解さらに深めます。

afterは追従し模倣する

afterは「追従」「模倣」、さらに「後を追いかける」というイメージも持っているんですね。

だから、This is a picture after the style of Vincent van Gogh. という英文を日本語に訳すと……。

この絵はゴッホのあとを追いかけている

この絵はゴッホの絵を模倣している

これはヴィンセント・ヴァン・ゴッホ風の絵だ

……というふうになるわけです。

TOEIC L&Rテストや大学入試など英語の試験を控えている人は、この解説もじっくり読んでおきたいもの。試験本番で「あっ、そうだった!」ということがあるかもしれません。

【4】文を使って、しっかりおさらい

前置詞が持つイメージを把握したら、文を読んでおさらいしましょう。身の回りのことに置き換えて、自分で文を作ってみても楽しそう。そこまでやれば、前置詞の持つイメージをよりしっかり覚えられそうです。

afterを使った英文を作ろう

前置詞の違いがよくわかる

この本に登場する前置詞キャラクターたちは、個性が強烈。だから、似た意味や用法を持つ前置詞でもスパッと区別がつくようになります。

「猫に関する本」ってどんな本?

さて、突然ですがここでクイズをやってみましょう。

次の英文のカッコにあてはまるのは、【a】【b】のどちらでしょう?

I bought a book ( )cats.

私は猫に関する本を買った。

【a】about

【b】on

答えは~~~~、どちらも正解!about もonも、この英文にあてはまります。

しかし、どちらの前置詞を使うかによって、英文のニュアンスは全く異なります。本書の55ページ、前置詞 on の解説のページを読んでみましょう。

about も「~について」の意味ですが、どちらかというと、一般的な内容の場合に用います。これに対しon は、「専門的な内容」の場合に使います。

つまり以下のようになるわけです。

a book about cats

について軽く扱ったエッセイのような本

a book on cats

猫に関する専門書

about は「周辺」

同じ「猫についての本」でもこれだけの違いを生むのは、aboutとon が持つ「核心のイメージ」が全く違うから。

about の「核心のイメージ」は「周辺」。見てください、このチャラそうなキャラクターを。いかにも軽そうですね。

aboutは周辺

これを見れば、a book about cats が「猫についての軽めの本」=「猫についてのエッセイ本」という意味になるのもうなづけます。

on は「接触」

一方on の「核心のイメージ」は「接触」。何かの上だけでなく、壁でも天井でも、とにかくピタッとくっつくようです。

onは接触

a book on cats は、「猫についてピタッと密着した本」。つまり「猫に関する専門書」になるわけです。

これらのキャラクターのイメージで覚えれば、on とabout の使い分けはバッチリ!しかも、かなり忘れにくいと思いませんか?

まとめ

総合的な文法書などでは、ついつい後ろのほうに追いやられがちな前置詞ですが、実は伝えたいイメージをより明確にする便利なツール。

例えば、本屋さんで猫についてのエッセイを探しているとき、I am looking for a book about the cats. と言えば、猫の専門書を出されることはありません。自分の要求正確に相手に伝えることができるわけです。

TOEIC L&RテストのPart1、写真を見て答えるリスニング問題は、前置詞を正しく聞き取れれば解答するのがぐんと楽になりますし、Part5の穴埋め問題も、前置詞を的確にイメージできれば正解しやすくなります。

本書を読んで、30のキャラクターたちの個性を知りつくして仲良くなれば、あなたが英会話をするときや、英語のテストを受けるときに、きっと味方になってくれるはずです!

核心のイメージがわかる!前置詞キャラ図鑑

核心のイメージがわかる!前置詞キャラ図鑑

 
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浦子

構成・文:浦子
GOTCHA!のエディター兼ライター。「おすすめの本」というコーナーを担当しているので、英語学習法の知識だけはたっぷり増えました。あとは実践するのみ!