GOTCHA!

英語、仕事、勉強。いろんな「わかった!」をお届け。

TOEICパート3の初・中・上級攻略テクニックをプロがすべて解説します

PR 株式会社アルク

TOEIC(R) L&R Part 3攻略のカギは「会話をストーリーとして理解する」~初・中・上級テクニックをすべて解説します

TOIEC(R) L&Rの各パートのレベル別攻略法を、TOEIC満点講師の方々によるリレー形式でお届けしています。今回はパート3の攻略法を、企業や高校、大学でTOEIC対策の指導を行う早川幸治さんに解説していただきます。特に注目したいのは、上級テクニックの「会話をストーリーとして理解する」こと。いったいどういう意味なのでしょうか。

Part 3の概要

問題形式 会話問題
問題 39問(3問×13セット)
選択肢 4
解答時間 約8~12秒(問題間のポーズの長さ)
解答の仕方 2人または3人の会話を聞き、その内容に関する3つの問題に答える。各問の選択肢は4つで、その中から最も適切なものを選ぶ。
特徴 問題文と選択肢(一部には図も)印刷されているが、会話は印刷されていない。会話が流れた後に問題文のみが読み上げられる(選択肢と図は自分で目を通さなくてはならない)。

初級テクニック

設問を先読みして、「聞き取るべき情報」をチェック

Part 3は「サザエさん」だ!

突然ですが、Part 3は「サザエさん」です。毎週さまざまなテーマがありますが、その内容には傾向があります。

「カツオくんはサザエさんや波平さんに怒られる」

「イクラちゃんが出てくるときは、必ずタラちゃんも出てくる」

「イササカ先生が出てくるときは、波平さんが出てくる、もしくはノリスケさんが原稿を取り立てに来る」

などなど

Part 3は、ビジネスや日常でのコミュニケーション。そこにもさまざまな会話が出てきますが、そこには傾向があります

たとえば、「商品が欲しい」というお客さんが出てきたとき、多くの場合で「在庫切れ」となります。サザエさんを見れば見るほど傾向がわかるように、Part 3に触れれば触れるほど傾向がわかってきます。

設問を先読みして、「聞き取るべき情報」をチェック

Part 3では、会話を聞く前に3つの設問を確認しておくことで、「どのような情報を聞き取ればよいか」を知ることができます。

日本語で話を聞く場面においても、「どんな情報を知りたいか」が事前に頭の中にあると、その情報にフォーカスして聞くことができて効率的ですよね。

設問を読むときに重要なことが2つあります。

1つ目が「誰が話すのか」ということ。基本的には主語の人物が答えとなる発言をします。

そして、2つめが「何をするのか/何を言うのか」ということ。たとえば、次の設問を読んで、「誰が何をするか/何を言うか」を判断してみましょう。

  1. What does the woman plan to do?
  2. What advice does the woman give the man?
  3. What does the woman say about the train?

1番は「女性が計画していること」について話すことがわかります。2番は「女性がアドバイスすること」の内容が問われています。そして、3番は「女性が電車について言うこと」が問われています。

なお、答えを言う人物が必ずわかるわけではありません。たとえば、次の設問の場合は、答えを言うのが男性か女性かわかりません。

  4. What are the speakers mainly discussing?
  5. What is the problem?
  6. Where is the copy paper usually kept?

誰が答えを言うかはわかりませんが、それぞれについてかはわかります。

1番は「話題」が問われています。
2番は、何か問題が起こっていることがわかります。
3番は「コピー用紙の保管場所」がわかれば解けます。

このように誰が答えを言うかわからなかったとしても、「どんな情報を聞き取るべきか」がわかるため、しっかりと聞く準備をすることができます。

上の設問の訳

1. 女性は何をする計画ですか。
2. 女性は男性にどんなアドバイスをしますか。
3. 女性は電車について何と言っていますか。

4. 話し手たちは主に何について話し合っていますか。
5. 何が問題ですか。
6. コピー用紙は普段どこに保管されていますか。
 

中級テクニック

設問と会話の流れの関係を知ろう

設問と会話の流れの関係を知ろう

設問の先読みができるようになると、聞き取る情報を事前に確認できるため、聞き取りが少し楽になります。

さらに聞き取りを楽にするために、設問と会話の流れの関係を知っておくと便利です。

Part 3に登場するほとんどの会話において、1問目は「概要目的に関するもの、そして2、3問目は「詳細情報」に関するものです。

題で確認してみましょう。

まずは設問の先読みです。

  32. Who is the man?  「男性は誰か」が問われています。
   (A) A hotel clerk  冒頭の内容から推測しましょう。
   (B) An office manager
   (C) An event planner
   (D) A restaurant receptionist

  33. What is the problem? 何か問題が起こります。
   (A) Some equipment is being repaired.
   (B) The rooms are fully booked.
   (C) The woman’s group is large.
   (D) The table won’t be ready until Thursday.

  34. What does the man suggest the woman do  男性が答えを言う!
    if she arrives early?  早く到着したときの「提案」を特定しましょう。
   (A) Put several tables together
   (B) Wait in the lounge
   (C) Read a magazine
   (D) Call the manager

会話を聞いてみましょう。

会話音声

設問音声

音声スクリプト

(Questions 32 through 34 refer to the following conversation.)
Woman: Hello. ①I’m calling to make a reservation – dinner for a party of 12 tomorrow night. I know it’s a large group, but do you have a table available?
Man: ②We don’t often have groups that large. I don’t think we could prepare a table before 7:45.
Woman: Well, if that’s all we can get, I suppose it’s all right.
Man: ③If you’d like to come earlier, we can seat you in the lounge until the table is prepared for you.

① 女性は最初の発言で「パーティのための大人数のディナーの予約」と述べ、さらに「テーブルは空いていますか」と尋ねています。ここから(D)が正解と判断します。概要がわかれば解けますね。

② 女性の「テーブルはありますか」という質問に対して、男性は「そこまでの大人数はあまり受けていない」と答えている。正解は(C)。

男性の発言に注意して聞きます最後に「早く着いたら」という前置きをしたうえで、「ラウンジに席を用意する」とあるため(B)が正解です。

スクリプトの日本語

問題32-34は次の会話に関するものです。)
女性:もしもし。予約を入れたくてお電話しています―― 明日の夜、12人の団体で食事です。大人数だとは思うのですが、空いているテーブルはありますか。
男性: それほど大人数のグループは頻繁にはお受けしておりません。7時45分までテーブルはご用意できないと思います。
女性:そうですか、それしか用意できないのであれば、それで結構です。
男性: もしそれより早い時間にお越しになりたいのでしたら、テーブルのご用意ができるまで、ラウンジのお席にご案内いたします。

グラフィック問題のコツをつかむ

や地図、イラストなどと情報を関連させるグラフィック問題は、通常後半の3セットに各1問(全3問)登場しています。

解き方のコツは、話を聞きながらグラフィックを見ること。まさに日常の場面で、話を聞きながら資料を見るのと同じですね。

題を確認しましょう。

Time Platform
8:30 9
9:00 10
10:00 8
11:30 11

  64. Look at the graphic. Which platform will the man leave from?
   (A) Platform 8
   (B) Platform 9
   (C) Platform 10
   (D) Platform 11

「男性はどのプラットフォームから出発するか」が問われていますが、基本的に会話内でプラットフォームの数字に触れられることはありません。

仮に触れられたとしても、それが答えになることはありません。なぜなら、数字を伝えてそれがそのまま答えだとしたら、図必要ありませんよね。

従って、この問題時間をヒントにプラットフォームを特定します。

では、会話を聞いてみましょう。

会話音声

設問音声

音声スクリプト

Questions 62 through 64 refer to the following conversation and timetable.
Man: Excuse me. I'd like a ticket to Edinburgh, please.
Woman: Well, we have four services departing this morning. The next one leaves in 15 minutes from Platform 10.
Man: How long does the trip take? I'd like to arrive around midday.
Woman: Two hours. I suggest you take the one after the next. Seats are still available in all classes.
Man: Great. Could I have a one-way ticket in Executive Class, please?
Woman: Certainly. You'll be seated in 14A in carriage No. 2. It's a window seat. Complimentary refreshments will be available throughout the journey.

62. Who most likely is the woman?
 (A) A passenger
 (B) A travel agent
 (C) A station employee
 (D) A kiosk vendor

63. What does the woman say about the train?
 (A) Some snacks are available.
 (B) It has been delayed for two hours.
 (C) It is the best way to go to Edinburgh.
 (D) The seats are limited.

女性が「次の電車は10番線から15分後に出ます」と述べていますが、これが答えではありません。

男性が「正午ごろに到着したい」と希望を伝えたのに対して、「次の次の電車をお勧めします」と伝えています。

男性はこの電車(次の次の電車)に乗ると考えられるため、次の電車である10番線から出る電車の次の電車を見ると、10時の電車があります。この電車は8番線から出るため、正解は(A)。

スクリプトの日本語

男性:すみません。エディンバラまでのチケットを1枚ください。
女性:そうですね、今朝出発する車が4便あります。次の電車は15分後に10番線から出ます。
男性:どれくらい時間がかかりますか。正午ごろに到着したいのです。
女性:2時間です。次の次の車に乗るのをお勧めします。すべての等級でまだ空席がございます。
男性:いいですね。エグゼクティブクラスで片道乗車券をお願いします。
女性:承知しました。2号車の14A番にお席をご用意いたします。窓側の座席です。走中、無料の軽食が召し上がれます。

発展テクニック

先読みをせずに練習する

先読みをせずに練習する

最近、Part 3が伸び悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

もしかしたら、足を引っ張っているのは、「テクニックに頼ったTOEIC対策をしているから」かもしれません。ハイスコアを目指すには、会話をストーリーとして理解することが求められます。

ここまで説明したように、設問の先読みをすることで「何を聞けばよいか」を事前に確認することができます。

しかし、それによって、会話の流れよりも、聞き取るべき情報を聞き取ることに集中してしまい、ストーリーとしての理解ができなくなり、知らない単語が出てきたときに解答テンポが崩れてしまうことがあります。

これを防ぐためのオススメが、「設問を先読みせずに練習する」です。冒頭で概要目的をつかみ、徐々に具体的になるストーリーを聞き取ることを重視します。

ここでしっかり聞き取れていれば、確実に全て答えることができます。

この練習を通してストーリーで理解することを身につけ、改めて設問の先読みをするようにしてみましょう。

こうすることで・・・

  1. 事前に聞き取るべき情報を確認できる
  2. ストーリーとして理解しながら、確実に正解できる

このような「最強の状態」を作ることができるのです。

早川幸治

早川幸治(はやかわ こうじ)

ニックネームはJay。株式会社ラーニングコネクションズ代取締役。企業研修講師として、英語公用語化企業はじめ、これまで全国の120社以上研修担当してきたほか、大学や高校でも教えている。TOEIC990点(満点)、英検1級取得。豊富な受験経験から傾向をおさえた効率的な対策法が好評。著書多数。アルクの通信講座「TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 完全攻略600点コース」監修。

TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 完全攻略600点コース

TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 完全攻略600点コース

早川幸治 監修。「聞く、書く、読む、音読する」を徹底トレーニング。全問題の3分の2を効率よく正解することで、600点を突破する実力を身につけます。

詳細はこちら