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日本の文化を英語で紹介!ボランティアガイド【後半】

明治神宮で英語ボランティアガイドに挑戦

前回引き続き、『英語でボランティアガイド』の著者で通訳ガイド(通訳案内士)の葛西朋子先生と、今回のイベントの当選者のみなさんに、実際に明治神宮を訪れ日本の文化を英語紹介する英語ボランティアに挑戦していただきました!今回は後半です。七五三や英語で食事の仕方を紹介する際のポイントについて紹介します。

 前回の「明治神宮で英語ボランティアガイドに挑戦【前半】」はこちら。

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結婚式やお宮参り、七五三のご家族に遭遇!

明治神宮内では結婚式の一やお宮参りの家族、時期によっては七五三を祝う家族に出会うことがあります。ラッキーなことに、私たち一は、結婚式、お宮参り、そして七五三と、すべての方々にお会いすることができました!一眼レフを持ってきたケイさんはじめ、外国人ゲストの3人も夢中で写真に収めていました。

ここで、葛西先生による七五三の説明を動画で見てみましょう。

前回、当選者のみなさんがチャレンジした、「英語ボランティアガイド体験」。明治神宮の案内スポットを1つ選び、事前にガイドする内容をあらかじめ考え実際にガイドしていただきました。みなさん、担当箇所のガイドを終えて、ほっと一息です。明治神宮での参拝を終え、食事場所へ徒歩で移動します。

葛西さんによると「ガイドルートを考えるときは、なるべく『一筆書き』になるようにする」「ゲストにあまり長い距離を歩かせないように心がける」とのこと。

今回の食事場所は、明治神宮を出て徒歩5分のところにありました。ゲストに長い距離を歩かせないという条件にぴったりです。

食事について英語説明する

食事について英語で説明

1. どんなお店でランチする?

食事を楽しみにしているゲストは多いので、どこでランチにするかはガイドの腕の見せ所。「禁煙のレストランがいい」「(食物アレルギーも含め)食事制限がある」など、ゲストからさまざまな要望条件が寄せられる場合がありますので、あらかじめゲストに確認しておきましょう。

今回のイベントでも、参加者全員にそばアレルギーの有無確認した上で、参道沿いにあるそばの名店「鎌倉 松原庵 欅」を選びました。実は、席だけで土曜日にランチ予約ができる和食店は、原宿エリアにはほとんどありません。そのためか、プロの通訳ガイドは、ランチタイムは浅草など移動することもあるそうですよ。

2. 食事の内容説明し、注文するものを決める

「鎌倉 松原庵 欅」は外国人客にも人気が高いレストランですので、英語メニューが完備されています。外国人ゲスト役の3人も、メニューを見ながら、どれにしようかと楽しそうに選んでいました。検討結果、一番人気は、前菜と天せいろがセットになった「前菜セットB」でした。

3. 食べ方を説明する

まずは前菜が来ました。さっそく割り箸を割って食べましょう、というところで、葛西先生からアドバイス。

今回は普通の割り箸でしたが、レストランによっては「利休箸」という、両端が細く真ん中に紙が巻いてあるお箸が出る場合があります。利休箸の場合は、この中心に巻かれている紙は破らず、端にずらしながら取るとよいのだそうです。

また、箸を置いた手前は「私たちの領域」、箸から奥は「頂く食べ物に感謝する領域」であるなど、日本人がふだん何気なくっている動には、昔からの日本文化や日本人の考え方が反映されているそうです。

「ガイドする内容はぶつ切りにして覚えない、全部つなげて覚えるのが大切」との葛西先生の言葉に、みなさんうなずいていました。

食べ方を説明

ガイドに役立つ語彙力をアップさせるには、身の回りのものを片っ端から英語にしていくのがおすすめとのこと。例えば、箸を取り上げて“chopsticks”、お茶碗を持ちながら“tea cup”、急須を持ちながら“teapot”、急須の持ち手は“handle”……。これを毎日行うと、1日に10個、20個と使える単語が増えていきます。

実際にガイドとして活動しないと学べないことは山ほどあります。活動して復習する。それを繰り返して、ガイドとしての資質は磨かれます。それを理解してもらうためにも、より多くの人に英語ボランティアガイドを体験してほしいんです」。葛西先生は、そう熱く語ってくれました。

食事を終えると、一は竹下通りへ。狭い竹下通りは、人・人・人で埋め尽くされています。ここで外国人ゲスト役のみなさんとはお別れです。

竹下通り

ボランティアガイドに挑戦した皆さんは、葛西先生と一緒にHARAJUKU TOURIST INFORMATION CENTERへと足を運びました。

ここは旅会社のH.I.S.が運営していて、1日ツアーの手配からWi-Fiルーターのレンタル、両替など、外国人観光客に便利なサービスを提供しています。

参加者の皆さんが将来、英語ボランティアガイドとして原宿を案内する機会を得たときに、こういった場所を知っておくと便利かもしれませんね。

これにて「明治神宮で英語ボランティアガイドに挑戦!」イベントは終了。みなさまお疲れさまでした!

イベントに参加して・・・

みなさんの感想

明治神宮で英語ボランティアガイドに挑戦!」に参加したみなさんに、感想を聞いてみました。

当選者のみなさん

マユミさん「緊張はしましたが、自分の知っていることを伝えること、参加者のみなさんと交流できたことがとても楽しかったです」

 

ミズホさん「手水舎の説明は、どの神社やお寺でも出来る内容なので、機会があったらまた英語説明してみたいです。日本の文化をもっと学びたいと思いました」

 

カツヒロさん「日本の文化を学ぶことの大切さを知りました。普段はTOEICの勉強を中心に英語学習をしていますが、これからは『英語で何をするか』を考えてみたいと思います」

 

クミさん「絵馬のことを案内することになり調べたところ、自分の知らなかったことがどんどん出てきました。それを英語にして伝えるというのは本当に難しい。自分の身になる体験でした」

 

エリさん「この経験を生かして、2020年の東京オリンピックの際には、ボランティアとして活動してみたいです」

外国人ゲスト役のみなさん(いずれもマレーシア出身)

キーンイーさん「文化や歴史の背景が分かって面白かったです」

 

ケイさん「ガイドさんのすばらしい説明のおかげで、明治神宮や日本文化を楽しみました」

 

リューさん「明治神宮には来たことがありましたが、今日はいろんなことを知ることができてよかったです」

最後に、葛西先生からのメッセージをどうぞ!

葛西朋子さんの著書はこちら
CD付 英語でボランティアガイド

CD付 英語でボランティアガイド

 

こちらの記事で『英語でボランティアガイド』について詳しく紹介しています。

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取材協力:葛西朋子
協力:ABK学館日本語学校
文:美野貴美(アルク 出版編集部)英語と韓国語の学習書、たまに読み物を担当しています。2014年のサッカーW杯のドイツ対アルジェリア戦で、マヌエル・ノイアーに一目ぼれ。以来、ブンデスリーガの試合を中心に、サッカー観戦を楽しんでいます
編集:伊藤忍(GOTCHA!編集部)