旅先でローカルフードを体験できるTraveling Spoon。創業者がスタートアップのきっかけについて語る動画。

旅行の楽しみといえば?やっぱり、グルメ!でも、あまりに観光客向けの食事は味気ないもの。地元の人が普段食べている料理を楽しみたいですよね。……そう考えた二人のアメリカ人女性が始めたサービスが、 Traveling Spoon です。創業者のひとり、ステフ・ローレンスさんのインタビューを聞いてみましょう。

Traveling Spoonって?

Traveling Spoonは、旅先での「家庭料理体験」を提供するサービス。単に家庭料理を味わうだけでなく、一緒にスーパーに買い物に行ったり、料理を教えてもらったりと、地元の人と触れ合えるのが魅力です。

ホスト役となる地元の人は、Traveling Spoonによって厳重に審査されているので、初めての地域や家庭でも、安心して訪ねることができます。

スタートアップ(起業)したきっかけは?

ステフさんと共同創業者のアッシさんは、二人とも大の旅行好き。しかし、地元の人が口にしている料理を、作ったり味わったり体験する機会がないのが不満でした。

そして、アッシさんのメキシコでの体験から、二人は、「旅行者が本当に求めている体験」は何なのかに気づきます。

※動画の長さは約30秒です。

Aashi had a similar travel experience when she was in Mexico and she really wanted to have an authentic meal. She passed a local woman seeing her cook in her home and just realized that was what she wanted, not walking to the restaurant that she was walking to. When we met in business school, the Haas School of Business in Berkeley, California, we really bonded immediately over this shared passion for food and travel and decided to purse Traveling Spoon together.

【訳】アッシも似たような旅の経験があります。メキシコで伝統的な本物の食事をしたかったときです。地元の女性の横を通りすぎるとき、その女性が家で料理をしているのを見て気づきました。それこそが彼女がしたかったことだと。彼女が向かっていたレストランに行くのではなく。私たちがカリフォルニアのバークレーにあるHaas School of Businessというビジネス・スクールで出会ったとき、こういった食べ物と旅行に対する情熱のおかげですぐに仲良くなれました。そして、Traveling Spoonを一緒にやっていく決意をしました。

こうして二人は意気投合!新しいビジネスを立ち上げたのです。

大切なのは、やっぱりクチコミ

ステフさんは今、ビジネスオペレーションの責任者として、資金調達から給与の管理、そのほかあらゆることをやっています。マーケティングもそのひとつ。

なかでもクチコミは大切にしなくてはならない要素のひとつだとか。

※動画の長さは約35秒です。

We find that with experiences like this and with travel in general ,some of the most important things are word of mouth. You trust your friends and family most for these high quality experiences everything from where should I stay to what are the kinds of things that I should do to even what city should I go to when I’m visiting Korea. We understand that that’s what our travelers do and as travelers ourselves, that’s what we depend on. We try and think creatively about how do we reach travelers in those places that we’re going.

【訳】一般的にこういった体験や旅行の際に、最も重要なことはクチコミだと気づきました。良質な経験のために人は友人や家族を一番よく信じます。どこに滞在するかとか、何をすべきかとか。韓国にいるときはどこの都市に行くべきか、とか。これが旅行者のすることです。そして、私たち自身も旅行者としてこういったクチコミに頼りますしね。そういった場所でどのように旅行者にリーチするか、クリエイティブに考えるようにしています。

今は、さまざまな地域のおすすめ料理を紹介するグルメガイドを制作し、シェアしているそう。人々がオンラインでこのグルメガイドをシェアすれば、Traveling Spoonのことも広まるという狙いです。

みんな、「本当の旅行」を体験したい!

ステフさんによれば、学生から定年退職したシニアまで、あらゆる年代の旅行者はある「不満」を感じているとか。

ステフさん、熱が入ってきたのか、かなり早口ですが聞いてみてください。

※動画の長さは約30秒です。

So, um, in fact, you know, one of the things that we found when we did our customer research really early on was that, uh, one of the number one complaints that travelers gave us was when things are too touristy. And so, and that was really across boards. There wasn’t, you know, a specific age group. All travelers really felt like, um, you know, when something was overly touristy, they were missing out on some kind of local travel experience.

【訳】事実、前に顧客調査をした際にわかったことが一つあります。
旅行者が提供してくれたクレームで最も多かったのは、全体的にいろんなことが観光向けすぎるということです。特定の年代からではありませんでした。全ての旅行者たちが本当に感じたんです。何かが旅行者向けすぎた場合に、その地域ならではの旅行体験をしていないと。「欠けている何か」を、旅行者に提供したい。それは家庭での食体験だと、ステフさんは語ります。

まとめ

単に「珍しいモノや風景を見たい」というだけなら、インターネットで済む時代になりました。また、街には世界各地の料理を提供するお店があり、スーパーに行けば本場の味を楽しめる食材や調味料のセットを買うこともできます。

でも、地元の料理を地元の人と一緒に作ったり味わったりするというのは、なかなかできないこと。これぞ、本当の異文化体験といえるかもしれません。

興味を持った方は、Traveling Spoonを、ぜひ試してみてくださいね。

お知らせ①

今回のインタビュー動画は、英語学習アプリ『BeNative!』から提供していただきました。

『BeNative!』が提供するのは、今回紹介したようなネイティブ・スピーカーが話
す生の英語。それも世界的に有名な企業で活躍する人、話題のスタートアップを立ち上げた人の声を聞くことができるので、仕事の面でも学べることがたくさんあります。

利用料は無料 (一部有料)。お手持ちのスマートフォンやタブレットで気軽に視聴できるので、試してみる価値あり!

ダウンロードはアプリストア「benative」で検索してくださいね。

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構成・文:GOTCHA!編集部

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