英語で「肘を膝の上に置いて」って何と言う?外国人を陶芸教室にご案内

日本を訪れた外国人を英語でおもてなし。GOTCHA!編集者が案内人となって、プランを練り実行します。 今回は 表参道編の前半引き続き 、ベトナムからの旅行者、フンさんを陶芸教室「彩泥窯さいでいがま」にご案内します。

<ゲスト>
フンさん。ベトナム・ホーチミンからの旅行者。頻繁にオーストラリアとベトナムを行き来している。日本滞在は10年ぶり、2回目。

英語で人気のお店を案内しながら、流行も紹介

表参道のケヤキ並木を散歩。キャラクターグッズがあふれるキディランドを見て“ This shop looks like fun! ”とフンさん。ハリウッドセレブにも人気の店です。このような外国人にも人気のお土産物店は、戦後、この付近に米兵の兵舎が建設されたのが きっかけ で、彼らとその家族向けとして開店したそうです。冬には通りがライトアップされることも話しながら、表参道ヒルズにも寄ってみました。その時のフレーズを紹介します。

There are lots of delicious sweet shops in Omotesando, including some that sell popcorn and crepes. People used to wait in line for an hour and a half to get into this store . But no longer ? the boom seems to be over .

表参道にはポップコーンやクレープといった、おいしいスイーツの店がたくさんあります。この店も以前は1時間半待ちの行列でした。はやり廃りが激しいです。

It is the same in Vietnam!

ベトナムも同じよ。

好きな食器を自分の手で作る!陶芸体験スタート

写真は窯元の中野拓さん

表参道をウィンドーショッピングした後、時間になったのでお目当ての陶芸教室に到着。予約した彩泥窯では、 陶芸体験が英語でもできます 。窯元の中野拓さんが器について説明したことを英語で通訳しながら、フンさんに説明しました。

Some say the word for pot, “utsuwa” comes from the word for depression , “utsu.” It implies a feeling of emptiness. An utsuwa is only complete when it is filled with whatever it was meant to contain . When you are making a vessel, you have to keep in mind what it is that you want to put in it, be it flowers,food or drink.一説には器はうつに由来する言葉で、中身が空っぽという意味。器の中に主役になる物が入って初めて完成します。器を作る時は、花、料理、飲み物など、入れたい物をイメージしてください。
窯元の話を聞いたあと、服が汚れるので作務衣さむえに着替え、フンさんと何を作るか相談。
What do you want to make ?何を作りたい?
I want to make a flower vase.花器を作りたい。
 

ろくろを回して陶芸家気分!

写真右は講師の山口淳史さん

作務衣に着替えたら、気分は陶芸家。まずは講師の山口淳史さんが丁寧に実演してくださいます。一通りの説明を聞いて、フンさんはベトナムには人がろくろとなり器を作る製法(「人間ろくろ」と呼ぶ人もいる)があり、 伝統工芸のバッチャン焼きが有名 だと話してくれました。

 いよいよ実践。電動ろくろを回転させ、親指の第1関節を曲げて粘土の中央に差し込み穴を空けます。という 指示 に従い、水を垂らし粘土に触れます。少し触っただけですぐ穴が広がるので慎重に形を作っていきます。

Put some water on your hands, and rest your elbows on your knees.

手を水につけて、肘を膝の上に置いて。

I am nervous!

緊張する!

そーっと 作業 しながら思い通りの大きさに広げたら、今度は深さを出していきます。集中力が要るので、この時の英語の説明は先生にお任せしました。“ I made it! ”と言う隣に座るフンさんを見ると、すでに美しく小さな花器ができていました。先生も「初めてと思えないくらい上手ですね」と絶賛。続けてご飯茶わんも作り、貴重な体験になりました。

 

日本文化を紹介しつつ、ゲストの国の文化も知る

今回のガイドを通して、フンさんにはの正月料理やお年玉袋が赤いことなど、ベトナムの文化についてもいろいろ教えてもらいました。

日本文化に深い関心があり茶道も体験したいというフンさんに“ This is an ‘ichi-go ichi-e’ experience .(これぞ一期一会ね)”と感想をもらい、日本に関する知識の深さにも驚かされました。「経験に勝るものはない」という言葉もありますが、 今後も このような機会があれば、日本を紹介しながらゲストの話も楽しみたいと思います。

 

ライター作:写真左はお茶碗、右は抹茶茶碗

私の作った作品はコチラ↑

作品は、2~4個成形した中から、気に入ったもの1つ、釉薬を選んで、焼成していただきます。2週間後、出来上がった作品を取りに伺います。(配送も可)。通常1つですが、私は追加料金を支払い、2つ、焼成していただきました。受け取りが困難な海外在住のフンさんは、すでに出来上がっている、お猪口2つをお土産にいただきました。

後日、フンさんに感想を聞いてみました!

写真左:フンさん、写真右:講師の山口淳史さん

I thought the pottery would be very hard, but our instructor ’s precise instructions made it easy.

I felt very calm, my thoughts were flowing with the art, and my body was relaxed while my hands were shaping the mud on the wheel ? such a wonderful feeling!

The workshop here is quite large. All kinds of final products line the shelves ? decorative pottery in different colors ? and I couldn’t stop looking at them.

陶芸は難しいと思っていましたが、講師の的確な 指示 により、思ったより簡単にできました。
教室はアートな雰囲気に包まれ、非常に落ち着いた空間です。リラックスした状態で、自分の手で、土からろくろを使って成形していく 作業 は、素晴らしい経験となりました。
この陶芸体験は私にとって有意義な時間でした。また、教室内の棚にさまざまな陶芸作品が並び、その色に、美しさに見とれてしまいました。

Even though I had only been there once before, Omotesando seemed very familiar to me, probably because it reminded me of Australia, with the trees lining both sides of the street and the brand-name shops all around .

One interesting thing I noticed was lots of people being interviewed on the street. A friend told me that Omotesando is considered to be a “fashion street,” and it is the ideal location for fashion parades and festivals.

表参道に来たのは過去に1度きりでしたが、とても懐かしい気分になりました。おそらく、オーストラリアを彷彿とさせたのでしょう。

通りの両側に並ぶ、ケヤキ並木とブランドショップ。人々の興味をひくありとあらゆるものが、この通りにはたくさんあります。
友人に表参道は「ファッションストリート」で、パレードやお祭りに最適な場所だということを教わりました。

今回お伺いした陶芸教室はこちら!

東京の陶芸教室なら彩泥窯 陶芸体験・手作りプレゼント教室を開講中

今回ご紹介した陶芸教室は日本語と英語でレクチャーしてもらえるので、外国人の方と一緒に楽しめます。 陶芸体験は予約制。ぜひ、やってみたい!という方は 事前に お問合せしてチャレンジしてみてください。きっとお気に入りの作品が作れますよ!

 

取材・文:NAO
アイリッシュバーに通い詰めるうちに英語がペラペラに!GOTCHA!ライター

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