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聞き流すだけではダメ!リスニング学習の正しいやり方

mentalkun

2017年3月に発売する書籍『英語力はメンタルで決まる』(アルク刊)からエッセンスをひと足先に紹介。第3回は「リスニング学習の正しいやり方」を紹介します。

英語力はメンタルで決まる

英語力はメンタルで決まる

 

聞き流すだけでは聞けるようにはなりません

「聞き流すだけで、ある日突然英語が聞けるように!」、そんな夢のような話を聞いたことがある人も多いと思います。甘い夢を砕くようで申し訳ないのですが、はっきり言ってこのような奇跡は起こりません。少なくとも自分には起きないと考えた方が賢明です。

皆さんがよく英語圏の音楽を聞く人だとします。ビートルズでもアデルでも何でも構いません。ファンであれば、それこそ何百回と彼らの曲を聞いているはずです。その聞き流してきた(ファンであれば多少は集中して聞いてきた)曲の歌詞をすべて英語正確に歌えますか? もしかしたら、歌詞の一部は歌えるかもしれません。しかし、すべて歌い切るのはなかなか至難のワザと言えるでしょう。

また英語圏の音楽を聞く場合、歌詞カードなどを見て「こう歌っていたのか」と初めて理解することもあるのではないでしょうか。歌詞の意味を理解したことで、次に聞いたときにより歌詞が心にしみた、そんな経験をしたことがある人もいるかもしれません。

リスニング力をつけるには、耳にしたことの意味が分からなければ効果がありません逆に言えば、意味の分かることを聞かなければ、何度聞いても無意味なのです。

音声に慣れることと、音声を理解していることは全く異なります。シャワーを浴びるように英語の歌を聞き流すことで、英語の発音やリズムに慣れることはできます。しかし、歌詞を一字一句正確に再現しようとしたら、まずは机に向かって、歌を数秒ごとに何度も一時停止し、歌詞カードと辞書に首っ引きで中身を理解していくという作業があって初めて、ようやく歌詞を再現するスタートラインに立てるのです。

英語学習におけるリスニング力も、この話と同じことです。英語を聞き流していれば、小学校低学年の子どもがまねするように「オー、オー、■■●○……プリーズ」みたいなことは言えるようになるでしょう。しかし、分からないことを何百回聞き流しても、聞いた内容理解するのは永遠に不可能です。

「スクリプト」「日本語訳」「内容一致問題」の三つが必須

mentalsanここで、リスニング力を高める教材選びと学習のコツをお伝えしたいと思います。

リスニング力アップのためには、音声をただ聞き流すのではなく、一字一句頭の中でリフレインするように聞いていくことが重要なポイントとなります。リスニング使う教材は「スクリプト」「日本語訳」「内容一致問題」の三つが盛り込まれている教材を選ぶことをおすすめします

リスニング学習をしている際に、自分が聞き取れない箇所に出会ったら、すぐにスクリプトで確認するようにします。「その場所は聞き取れなかったけど、内容はだいたい分かったからOK」ではいけません。聞き取れなかった語を一つひとつつぶしてしていくことが、リスニング力アップには欠かせません。

日本語訳は、英語はきちんと聞き取れた、またはスクリプトでも英語確認した、しかし意味が分からない部分を調べる時に役立ちます。これがなければ、毎回辞書を引かなければならなくなります。

なぜ内容一致問題必要か。リスニング学習の集中度がまったく違ってくるからです。内容一致問題があると思うと、聞き流し防止にも効果があります。

リスニング学習は、どうしてもただの聞き流しにつながってしまう危険性が高いので、自分の力にあったテキストと学習法を選びましょう。

まとめ リスニング学習の正しいやり方

  • 「聞き流し」だけでは聞けるようにはならない。
  • 教材は「スクリプト」「日本語訳」「内容一致問題」が揃ったものを選ぼう。
  • 聞き取れなかった箇所は、すぐスクリプトを確認しよう。

kinokuniya

撮影協力紀伊國屋書店新宿本店

紹介した本はこちら
英語力はメンタルで決まる

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西田大

西田大(にしだ・まさる)
1973年生まれ。関西大学文学部英文学科卒業。現在、静岡県立静岡城北高校教諭。 TOEIC990点、英検1級、通訳案内士のいわゆる「英語資格三冠」を持つ。大学入 試やTOEIC、英検などの試験対策から社会人の英語学習のコツまで、幅広い知見と 経験から導き出された英語学習法に定評がある。趣味は体を鍛えることと、サッ カー観戦。共著『TOEICテストに必要な文法・単語・熟語が同時に身につく本』 (かんき出版)

編集:GOTCHA! 編集部