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羽生結弦の英語インタビューも!学習しやすくなった "EJ" 編集長に突撃取材

スピーキング アルクの本 アルクラボ ENGLISH JOURNAL

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「アルクラボ」はキクタンとかヒアリングマラソンとかを作っている英語の会社「アルク」の事業について、いろいろ調べる研究所。調査員の「辛口ネコ」がサービスの特徴に鋭く迫り、独自のインタビューで分析。今回は『ENGLISH JOURNAL』編集長、朝熊さんに直撃!

 

<登場人物>
f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainアルクラボの調査員。外では辛口だが、家ではかなりの甘えん坊。
f:id:yitengren:20170214163729p:plain『ENGLISH JOURNAL』編集長 朝熊(あさくま)浩さん

『ENGLISH JOURNAL』ってどんな雑誌?

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain朝熊さん、こんにちはー。『ENGLISH JOURNAL』46周年突入、おめでとうございま~す。『ENGLISH JOURNAL』って月刊誌ですよね? 雑誌が46年も続いてるなんて、このご時世珍しいと思うんだけど、一言でいうとどんな内容の雑誌なの?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain辛口ネコさん、こんにちは。『ENGLISH JOURNAL』はネイティブスピーカーが話している、さまざまな「生の英語」を使っているのが特長の英語学習誌です。インタビューや硬めのスピーチ、ニュース、ドキュメンタリーなども扱ってますが、エッセイや、知人同士のおしゃべりなど普段の会話もあり、バラエティに富んだ英語を掲載しています。

他の学習誌は会話やニュースを素材としたものが多いのですが、『ENGLISH JOURNAL』は「本物の英語で学ぶ」ということをコンセプトにしていますので、作り物はほとんどありません。海外の街頭で収録した音声やノンネイティブが話す英語などもあり、言いよどみや文法的な間違いもあるのですが、それも含めて、本物の生の英語を使って、本物の英語を身に着けていただきたいと思っています。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain本物の生の英語ね~。生っていうと「マグロ」とか「ビール」を思い出しちゃうけど、「リアル」って考えればいいのかな。ところで紙がいつもハリウッドセレブだけど、海外セレブのゴシップ誌と間違えて買っちゃう人、きっといると思うよ。そこ狙ってる?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain『ENGLISH JOURNAL』は映画雑誌ではないので、もし、そのスターについて知りたければ、映画雑誌を購入すると思いますよ。映画スターだけでなく、過去にはスティーブ・ジョブズやビートルズなど紙になりました。紙のスターや著名人の方に目を留めていただいて、手に取ってもらえれば良いと思っています。

ほとんどの場合、紙になったスターの英語インタビューが掲載されていますので、それらのコンテンツが英語学習のきっかけになってもらえればよいと思っています。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainふーん。確かに好きなスターが話している内容なら英語を勉強する気になっちゃうかも。

4月号から大幅リニューアル!学習しやすい誌面構成

f:id:yitengren:20170214163729p:plain実は、4月号から読者の皆さんが、より英語学習をしやすくなるよう、誌面構成を大幅リニューアルすることにしたんですよ。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainへえ、どういう風にリニューアルしたの?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain4月号からは、真剣に学習したい人向けに、メインのバラエティが豊かな学習コンテンツに、成果がわかるエクササイズをもうけました。またすぐに学習に取り掛かれるように、巻頭で『ENGLISH JOURNAL』を使った学習法を説明しています。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain具体的に言うとどんな学習法?

英語のスピーキング力が鍛えられる!

f:id:yitengren:20170214163729p:plain読者の皆さんが使える時間や目的に合わせて、リスニング力、スピーキング力を鍛える練習を取り入れています。時間のない方は、音声クイズで聞き取れたかどうか確認するだけ。時間に余裕がある方は「ディクテーション」で細部まで聞き取り、スピーキング力を鍛えたい方は、「シャドーイング」をすることで英語力がどれくらい上がったかが、自分でわかります。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain雑誌でスピーキング力アップ?そんな簡単にできるのかなあ?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain聞こえてきた英語をそのまま真似て口に出す「シャドーイング」は耳と口を両方鍛える、定評のある練習法です。4月号では「ディクテーション」と「シャドーイング」の詳しいやり方も特集しますので、読んでいただくとより理解が深まると思います。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain「シャドーイング」はやってみたいけど、なんだか難しそうでやる気なくすなあ。

f:id:yitengren:20170214163729p:plain選ぶ素材によって、難易度は変わってきますよ。例えば、ベネディクト・カンバーバッチさんのインタビューは早口で表現も難しいですし、話が次にどのように展開するかがつかみにくく、シャドーイングが難しいです。まずは、エッセイなどから始めてみてはいかがでしょうか。易しい英語で、聞き取りやすいし、難易度も比較的低いと思います。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain僕は日常会話ができるようになりたいんだけど、おすすめのコーナーってある?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain読者アンケートなどでも、日常会話の力を身に付けたいという方が多いんですよ。そういう方におすすめなのが、「Quick Chat」。いろんなトピックをカフェでお話ししているようなコーナーなのですが、便利な会話表現の宝庫なんです。これを覚えて欲しいというフレーズがぎっしり詰まっています。また、やさしめの素材ですと、先ほど触れた、ケイ・へザリさんのエッセイ「Tea Time Talk」もオススメです。昔、NHK「ラジオ英会話」で連載された、英文エッセイをまとめた、『American Pie』というベストセラー本の著者の方ですが、とても明快な英語で聞き取りやすいし、練習もしやすいと思います。

American Pie―Slice of Life Essays on America and Japan

American Pie―Slice of Life Essays on America and Japan

 

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainインタビューの英語って質問がきて答えるという形式で、普通に話す話し言葉とちょっと違うもんな。日常会話も学べるっていうのはいいね。他に、例えばビジネスマンにおすすめのコーナーってある?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain4月号からビジネス系でオススメのコーナーが始まります。経営コンサルタントのロッシェル・カップ(Rochelle Kopp)さんが、外国人のビジネスパーソン向けに日本の企業で働く際に起こりうる問題をどう解決するかといった内容のセミナーをや誌上で公開してくれます。例えば、日本人の上司にこういうことを言われたときはどう対処したらよいかなど。日本と他の国との異文化コミュニケーションを得意とされている方なので、このコーナーでは外国人ビジネスマンから日本人がどう見られているのか?といった外国人の本音をのぞき見できますよ。

f:id:alc_nakosan:20160721104804p:plainなかなか外国人の本音って面と向かって聞けないし、言えないだろうから、面白いね。他には?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain他には、ビジネスの合間のスモールトークなどで使えるニュースのコーナーもあります。世界のいろいろな話題を取り上げているので、面白いと思います。話題のニュースについてどういう表現説明すればよいかとか、わかりますよ。

制作で一番大変な点はなに?

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain毎月時事ネタを盛り込んだ英語の教材雑誌を制作するって大変そうだね。

f:id:yitengren:20170214163729p:plain素材を手に入れるのが一番大変なんですよ。それに素材で本の売れきも変わりますしね。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain売れきが左右されちゃうのか。そりゃ全力で探さないとね。テレビ局とか映画会社とかデータを持っている会社に連絡を取ってもらっているの?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain映画系などは海外のエージェントなどに、記者会見などに出向いていただいて、録音したものを権利を取ってもらったりして使っていますね。海外では人気の方でも日本で知名度があるとは限らないので、選ぶのが難しいんです。いい素材がない時には、部員が海外のサイトで探して、版権者に直接連絡をして、使わせてもらったりもしています。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain日本人が知らない人とか、微妙な人を紹介しても誰も見向きもしないもんね。一般的に興味を持ってもらうというのも、ただの有名人っていうわけではなく、時の人っていう条件がつくね。

f:id:yitengren:20170214163729p:plain実は2月号のインタビューの1人、ウォーレン・クロマティなどは、昨年来日した時に外国人記者クラブで会見があったのですが、その時の様子を編集部員が取材にき、権利を取って使用しています。会見などが開かれるときには自分たちで取材にくこともあります。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainクロマティ!いやぁ懐かしいな。中畑との名コンビが面白かったんだよね。

CD付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2017年 02月号

CD付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2017年 02月号

 

f:id:yitengren:20170214170830p:plain懐かしいって、辛口ネコさんっていったい何歳なんですか?それはさておき、他に音声を入手する方法として、さまざまなライターさんからの売り込みというのもあります。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainでも海外の大物だと、音声載せるとなると、事務所とか広報から一部使用不可とか制限とかいろいろありそうだな。

f:id:yitengren:20170214170653p:plainそうなんですよ!これいいなあと思うけど使えないというのはいっぱいあります。逆に宣伝で使ってくださいというのもたまにありますけどね。そういった、いろんなところから探してきた素材の組み合わせで誌面を作っています。毎月大変です。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain編集長、苦労してるね。でも好きな俳優や著名人の音声で勉強できるのってモチベーション上がるし、何回聞いても飽きないから、苦労したかいあると思うよ。

f:id:yitengren:20170214163729p:plainそう言ってもらえると、ありがたいです。それに、ここでしか聞けない独占インタビューもありますしね。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain他に誌面構成なんかで工夫している点はある?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain語注は意味が難しい単語がいっぱいあります。簡単な単語を組み合わせた熟語なんだけど、実は学校では習わないような意味のものとか。を挙げると、“go”には「言う」という意味がありますよね。“look to ~”には「~に期待する」という意味があったり。

学習者のかゆいところに手が届く工夫

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainただの英語の芸能誌かと思ったら、ひそかに英語学習者のかゆいところに手が届く的な、いろんな工夫がしてあるんだなあ。他にも4月にリニューアルで工夫している点とかある?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain4月号から特別付録を用意しました。学習コーナーの英文とエクササイズが小冊子で持ち運べるようになりました。『ENGLISH JOURNAL』はALCOという無料スマホアプリで音声を聞けるのですが、本誌を持ち歩くのってちょっと重くて大変じゃないですか。女性のハンドブックなどに入る「Pocket EJ」というのですが、コンパクトな冊子を作りました。電車の中でもちょっと見て勉強できるようになりました。

ALCO (ALC Learners' COmpanion) |アルク

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f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainあんちょこ的な、単語帳みたいな感じ?

f:id:yitengren:20170214163729p:plain実は、「英語英語のまま理解をしたい」という方が多くて、音声の英文だけをまるまる載せています。日本語訳や語注などは家に帰って本誌でじっくり読んだり調べたりしていただきたいと思います。『ENGLISH JOURNAL』の素材を全部完ぺき聞き取るのは、TOEIC満点の人でも難しいですね。素材自体は生の英語なので、容赦がないですが、ワンランク上を目指す皆さんに、チャレンジしていただきたいです。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plainインタビューでは、インドとか中国の人とか、意外といろんな国の人の英語もあって、難しいよね。

f:id:yitengren:20170214163729p:plain4月号からは「世界の英語」というコーナーも始まります。さまざまな特徴英語を聞いていただきたいと思います。4月号には男子フィギュアスケートの羽生結弦選手も登場しますよ。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain羽生選手が話す英語って聞いてみたいかも。

f:id:yitengren:20170214163729p:plainぜひ買ってくださいね。その他にも、昨年『ENGLISH JOURNAL』45周年を記念して、読者の中でもヘビーユーザーにどのように活用しているかを紹介していただいたコーナー「達人ユーザーのEJ徹底活用法」を作りました。こちらも参考にいただければと思います。

f:id:alc_nakosan:20160721104803p:plain『ENGLISH JOURNAL』って学習素材としてはかなり質の高いものだってことがわかったよ。使い倒したら、かなり英語が上達しそうだね!ありがとうございました~。

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