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インタビューで英語を学ぼう! 「さいたまクリテリウム」記者会見レポート

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©Yuzuru SUNADA

皆さんは、「ツール・ド・フランス」の名前の付いたイベントが日本でもわれているのをご存じですか? 本記事では、先日、この「J:COM presents 2016ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」で1位に輝いたペーター・サガン選手と、本家ツール・ド・フランスで優勝したクリス・フルーム選手の英語会見の様子を、『ENGLISH JOURNAL』編集部大庭がご紹介します!

大庭葉子ご存じの方も多いであろう「ツール・ド・フランス」、毎年7月にフランスを舞台にわれる世界最高峰の自転車プロロードレースです。世界中から現地にファンがつめかけるのはもちろん、テレビやインターネットを通じて、のべ35億人以上が視聴すると言われています。

ツール・ド・フランス2016 ツールとは : サイクルロードレース | J SPORTS

「さいたまクリテリウム」とは?

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©Yuzuru SUNADA

「ツール・ド・フランス」の名を冠したイベントが日本でわれています。それが、今年で4回目を迎えた「2016ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」 です。さいたま新都心駅周辺で年に1度開催されるサイクリングイベントで、メインレースは市街地に設定された短距離のコースを、決められただけ周回する「クリテリウム」方式でわれます(本レースは、1周3.1キロメートルを20周)。日本のトップ選手が参加するほか、その年のツール・ド・フランスで活躍した一流選手も来日し優勝を争います。

今年は10月29日(土)に開催され、今年のツール・ド・フランスの4賞ジャージ獲得者※が日本に集結し、多くのサイクリストやファンの目の前で、熱戦が繰り広げられました。

※マイヨ・ジョーヌ(個人総合優勝):クリス・フルーム
マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペーター・サガン
マイヨ・ブラン・アポワルージュ(山岳賞):ラファル・マイカ
マイヨ・ブラン(新人賞):アダム・イェーツ

さいたまクリテリウム レース結果

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©Yuzuru SUNADA

1位 ペーター・サガン(ティンコフ)
2位 初山 翔(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)
3位 クリス・フルーム(チーム スカイ)

大庭葉子レースは、序盤から飛び出す選手が数人いて、それぞれ見せ場を作るも、メイン集団は終盤まで様子見。ラスト2周で、クリス・フルーム、ペーター・サガン、全日本王者の初山翔、アダム・イェーツの4人が飛び出し、最後はゴール前のスプリント勝負へ。スプリントに強いサガンが勝負を制し、見事初優勝を飾りました。

レースの詳細こちら

憧れの選手のインタビューで英語を学ぼう!

それではここから実際のインタビュー内容を見てみましょう。

ペーター・サガン選手 記者会見

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©Yuzuru SUNADA

――去年と比べて今年はかなり調子がいいように見えますが、何か違いはありますか?

I think in the race you also need luck. And next year I go slow and everybody is going to speak about a bad year or something like that, but also before I did a lot of second places, and on the second and first is normally a small difference. Yeah, the race schedule is the same. I didn’t won, I don’t know how much, but maybe I won something more important, like Tour de France stages and world championships again. And it seems like it’s an unbelievable season. I had just maybe much more luck this year.

日本語

レースでは、運も必要だと思います。(仮に)来年、僕が失速したら、みんな、その年は駄目な1年だ、なんてことを言い始めるんじゃないかな。ただ、僕は以前、何度も2位になりましたが、2位と1位の差はたいてい、小さいのです。レースのスケジュールは同じですし、(今年)何勝したかは覚えていませんが、より重要なレース、例えば、ツール・ド・フランスの数ステージだとか、世界選手権でまた勝つことができた、ということでしょう。信じられないほど素晴らしいシーズンに感じます。今年は単に去年よりずっと幸運だった、ということかもしれません。

 

――2年連続世界チャンピオンとなった、カタールのドーハでわれたロード世界選手権と、今日のさいたまでのレースについて、感想を教えてください。

Well, my opinion, I had a lot of fans from Slovakia there, like, yeah, a lot of my friends from my hometown, who comes in Doha, who cheered me and it was also special for me because it was a lot of people for me in Doha ... And here in Saitama I saw a lot of Slovakian flags also. OK, it’s not from my hometown people but a lot of fans from Japan they come with Slovakian flags, which is also, like, I’m proud and I’m very happy to see the flags around the road and everything, and I just want to thank you also Japan.

日本語

そうですね、ドーハでは、(母国の)スロバキアからたくさんのファン、そして故郷の街から友人もたくさんやって来て、声援を送ってくれました。僕には特別なことでもありましたね。自分のために、ドーハにたくさんの人が来てくれたわけですから……。そして、ここ、さいたまでも、スロバキアの国旗をたくさん見ました。ええ、故郷のみんなが、ではなくて日本のファンの皆さんがスロバキアの国旗を手に、来てくれたのです。コースのあちこちで母国の国旗を見られて、誇らしく、とてもうれしい気持ちです。日本の皆さんに感謝したいですね。

大庭葉子スロバキア出身のサガン選手。質問には基本的にイタリア語で答えていましたが、英語質問には、そのまま英語回答していました。

クリス・フルーム選手 レース後のインタビュー

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©Yuzuru SUNADA

――今日のレースを振り返って、ひと言お願いします。

I think it was a very fast race. I think the level of the local Japanese riders is becoming stronger and stronger every year. It’s good to see so many young riders coming into the professional system from Japan. But I tried to do everything in the last few laps to get away from Sagan to go in front, because I knew if it comes for a sprint he’s gonna win for sure. So, but I couldn’t leave him and, of course, he won the sprint.

日本語

レースは、非常に速いペースでしたね。日本の選手は毎年、どんどん強くなっていると思います。たくさんの日本の若い選手がプロの世界に入ってきていて、それを見られるのは、素晴らしいことです。最後の数周でサガンをかわしてトップに立とうと、できることはすべてやったのですが……というのも、スプリント勝負になれば、サガンが勝つことはわかっていましたから。でも、引き離せなくて、彼がスプリントで勝ったわけです。

 

――コースのコンディションはいかがでしたか?

We were lucky it didn’t start raining. So even though it’s winter, I think it’s probably got really good conditions for the race. Yeah, on some parts of the circuit the wind was from behind, and then you turn and the wind was from the front, so it did make it more difficult today.

日本語

雨が降り始めなくて、ラッキーでしたね。季節は冬ですが、レースするのに、とてもいいコンディションだったと思います。ただ、サーキットの幾つかの部分では、風が後ろから吹いていて、コースを曲がると、風が前から来ます。その点では今日は難しい面もありました。

 

大庭葉子初めて生で観戦した「さいたまクリテリウム」。選手がまさに目の前をすごいスピードで走り抜けていくのを目の当たりにし、大興奮でした。レースの迫力と共に印象に残ったのは、レース後で疲れているだろうにもかかわらず、丁寧に囲み取材に対応していたクリス・フルーム選手の姿。日本の選手やファンのことにも触れながら、穏やかにレースを振り返っていました。

ちなみに『ENGLISH JOURNAL』12月号では、昨年冬にWeb Summitわれたフルーム選手のインタビューを、音声付きでお届けします!モチベーションの保ち方やツール・ド・フランスへの準備の仕方、そして自転車ロードレース界のドーピング問題まで、じっくり語っていますよ。気になった方は、ぜひ書店で手に取ってご覧ください。

フルーム選手のインタビュー音声はコチラ!

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文・構成:ENGLISH JOURNAL編集部 大庭葉子
編集:GOTCHA!編集部 末次志帆